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「技術を習得させたい!」GKトレーニングってどう計画する?

投稿日:

春から新天地で指導を始める!楽しみ!!!

だけど、、、

今までは小学生GKしか指導したことない、、、

これからは中学生を指導するのか、不安だな。

より専門的な技術指導しないと…

こんにちは、Atsuyaです。

本日は「技術を習得させたい!」GKトレーニングってどう計画する?と言うテーマでブログを書いていきたいと思います。

先日Twitterの質問箱で以下のような質問を受けました👇

春から高校生を指導します。
1年間のGKトレーニングの計画?というか、トレーニングの方法ってどうやって考えてますか?

これに対して僕は以下のように答えました👇

まずはどのように技術習得をさせるか?と言うことに焦点を当てて年間のトレーニング計画を組んでいくと思います。
例えば、
4月:キャッチングやポジショニング、怪我予防やGK基本動作の習得
5月:クロスボール
6月:シュートストップ(ダイビング)
7月: 1対1
8月:ビルドアップ&ディストリビューション
9月:グローバル、復習、休み、バッファの月

10月からもう一度同じサイクルでやる

僕はこのように行っています。
参考になれば幸いです。
大切な事は目の前の選手にとって、より最適な方法をとることだと思います。また5月のクロスボール時にダイビングを全くやらないと言うことではありません。
コーチングをするときに、狙いを明確化させるようにしています。

結論から申し上げると、ゴールキーパーの技術指導のトレーニング計画では、大きく5つの技術、戦術に分け各月ごとにその技術に対して指導しています。

しかし、その技術に対してフォーカスするだけで他の月にある技術に関して全くやらないと言うわけではありません。

例えばクロスボールを行う5月であっても、シュートストップに必要なローリングダウンなどはおこないます。

本日のブログでは上記の質問に対してより深く掘り下げていきたいと思います。

このブログを読めば、ゴールキーパーの技術を向上させるための年間のトレーニング計画を理解することができます。

そしてこの知識をもとに、YouTubeやSNSで公開されているトレーニングを見ることで、自分たちのGKトレーニングにどう適応していくか?ということが実行できます。

本日の概要はこちらです👇

  • 4月:キャッチングやポジショニング、怪我予防やGK基本動作の習得
  • 5月:クロスボール
  • 6月:シュートストップ(ダイビング)
  • 7月: 1対1(まずはABCから)
  • 8月:ビルドアップ&ディストリビューション
  • 9月:グローバル、復習、休み、バッファの月

では深掘りしていきます👇

 

4月:キャッチングやポジショニング、怪我予防やGK基本動作の習得

まずはじめの月、4月は、ゴールキーパーに必要なキャッチングポジショニング、そして怪我予防の技術を身に付けなければなりません。

キャッチングは、オーバーハンドキャッチ、アンダーアームキャッチ、アンダーハンドキャッチを学びましょう。

キャッチングを細かく学べる記事👇

GKにしか理解できないオーバーハンドキャッチの極意

 

そしてゴールキーパーの守備の戦術であるポジショニングを学ぶ必要があります。

ゴールキーパーのポジショニングにも様々な種類がありますが、ここではシュートを止めるためのポジショニングを学びましょう。

シュートに対してポジションを取るときには、「ゴールと両ポストを結んだ等角線上に立つ」ことが大切です。

そして、頭上を越されないようなポジションに立ちましょう。

以下のブログでは、シュートに対するポジショニングだけではなくゴールキーパーが学ばなければいけないポジショニングについて書いているので興味がある方はご覧ください。

GKに必要な3つのポジショニング~ゴールキーパーが初めに学ぶべき戦術~

怪我予防ではゴールキーパーをやる上で最低限必要な基礎体力を身に付けなければなりません。

ゴールキーパーは正しいポジションをとっていても、場合によってはダイビングすることやハイボールをキャッチしてそ着地する動作があります。そこでは怪我をしないためにどうやって受け身を取るか?体を支えるか?、重心をコントロールするか?などの体を扱うテクニックを身につけなければいけません。

そのために代表的な例として、受け身を選手たちにやってもらいます。

受け身といっても柔道の授業で行うような基本的な動作です。

僕は学校の教員免許を持っていて柔道も少し勉強していたのでゴールキーパーのテクニック向上のためにも受け身を取り入れています。

怪我を予防するための方法👇

ゴールキーパーの3つの接触~怪我を防ぎ「強いGK」になるために~

5月:クロスボール

続いての月はクロスボールを行います。

しかし、最初のサイクルではクロスボールの状況ではなく、高いボールをキャッチすることから技術を習得していきましょう。

そのためには、

・落下地点の予測

・落下地点までどのように足を運ぶか?

・ジャンプ動作

・キャッチングもしくはパンチング

・着地

があります。

まずは高いボールに対してどのようにアクションを起こすか?ということに焦点を当ててトレーニングしていきましょう。

それができたら、クロスボールのシチュエーションに入ってきます。

・ポジショニング(シュートとスペースを守るためのポジショニング)

・エリア内の状況把握

・フィジカルコンタクトを行いながらハイボールをキャッチする、もしくはパンチングする

・キャッチした後のスローイングとパス&サポート

クロスボールはゴールキーパーの技術の中でもとても難しいです。

なぜならば必要な要素が多いからです。

なのでクロスボールの場面では、より細かく指導していく必要があります。

クロスボールを制覇する8つの要素 @獨協大学 GKトレーニングより

6月:シュートストップ(ダイビング)

クロスボールの次はシュートストップ(ダイビング)です。

やっとダイビングか!と思う方もいると思いますが、クロスボールや怪我予防のトレーニングでダイビングに必要な体の使い方を習得しているはずです。

例えば怪我予防では、受け身などを行ったので比較的簡単にローリングダウンができるようになると思います。

また、ハイボールキャッチなどでジャンプ動作を習得しているのでダイビングではそれを斜め前もしくは横方向にエネルギーを伝えるだけなので習得も簡単だと思います。

下記のブログではダイビングの取得方法とそのトレーニングについて記事を書いていますのでまずはそちらをご覧ください👇

【ゴールキーパー】ダイビングに特化!二人で出来る練習15選!

7月: 1対1(まずはABCから)

シュートストップ(ダイビング)は比較的遠距離からのシュートを想定したものとなっています。

そして至近距離もしくは近距離のシュートストップの場合は1対1の対応に該当します。

1対1の場面では大きく2つのシチュエーションがあります。

・ドリブルからの1対1

・スルーパスからの1対1

があります。

それに伴い、必要なアクションがあります。それを僕は1対1のABCと呼んでいます。

A:アタック(フロントダイビング)

B:ブロッキング

C:コラプシング(ステイして反応)

1対1の場面では相手のボールを奪う、もしくはシュートに対して体をボールに近づけてブロックする、相手と距離を一定に保ちながら、シュートに対して反応する方法があります。

下記のブログで詳しく解説しているので興味がある方はご覧ください👇

【GK技術】1vs1の「ABC」の技術を理解しよう!

8月:ビルドアップ&ディストリビューション

ゴールキーパーには大きく分けて3つのやるべきことがあります。

1:ゴールディフェンス

2:スペースディフェンス

3:オフェンスアクションゴ

7月末までに、1:ゴールディフェンス2:スペースディフェンスはある程度実行できるようになったはずです。

なので8月はビルドアップ(パス&サポートやコントロール、ドリブル)ディストリビューション(キックやスローイング)を行いましょう。

先日以下のようなツイートしました👇

GKが「攻撃の起点になる」って具体的にどんなプレーか?

・ビルドアップ ⇒相手のプレスの人数より+1を作り、ミドルゾーンにボールを運ぶ そのために必要な技術は、パス&サポート、コントロール、運ぶドリブル

・ディストリビューション パントキックやサイドボレー、ドロップキック、スローイング

下記のブログではゴールキーパーに必要なオフェンスアクションの事について書いてあるのでぜひご覧ください👇

【ゴールキーパーの攻撃時の役割】「足元があるゴールキーパー」ってなに?

9月:グローバル、復習、休み、バッファの月

6ヶ月目は、グローバルなトレーニングまたは復習の月にしましょう。

なぜならば、サッカーには予想外のことが起こるからです。

※グローバルなトレーニングとは、試合で起こりそうな現象を連続して行うことです。例えば、クロスボールをキャッチして、ディストリビューションを行い、その後パス&サポートをし、最後にシュートストップを行うといった連続したトレーニングです。

例えば、最近の例で言うとコロナウイルス感染症の影響でグラウンドが使えなくなり、トレーニング計画が崩れたりします。

また中学生や高校生年代では成長痛などの怪我で一時的に離脱する選手もいるからです。

なので1ヵ月間は何にでも対応できるように空けておく必要があります。

またフルで活動した選手には、5カ月間ゴールキーパーの知識を頭に入れているので、頭に入れた知識を自動化できるようなシンプルなトレーニングを行うことも良いでしょう。

また、苦手な技術があればそれを行っても良いでしょう。

スケジュールを立てる上で大切な事はあえて予定を空けておくことです。

そうすることでたとえ計画がうまくいかなかったとしても修正できるようになります。

そして新たなサイクル(10月)で基本的な技術を習得していきましょう。

ポジショニングでは、下りながら最適なポジションにつく、キャッチングではボレーキックのボールだけではなく、ハーフボレーキックからボールを蹴ってもらってキャッチするトレーニングをするなど、4月よりレベルアップした形でトレーニングすることが大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

本日は、「技術を習得させたい!」GKトレーニングってどう計画する?というテーマでブログを書いていきました。

ゴールキーパーの年間トレーニング計画を考える事はとても難しいです。初めから細かく考えすぎると、いざ実行に移したときに難しくなります。
なので、育成年代の場合は、3年間もしくは2年半の間でどこまで成長させたいかを明確にしそれに向けて、まずは月単位で計画を立てていきましょう。

もしわからないことがあれば、TwitterのDMや質問箱から連絡してください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

こちらの記事は、筆者の個人的な意見であり、真偽を明確にするものではありません。

参考図書

ドイツ式GK技術革新 GK大国に学ぶ「技術」と「理論」

ドイツに学ぶ最強GKの育て方 (B.B.MOOK1423)

サッカー ゴールキーパー トレーニングメニュー集 【DVD解説付き】 (サッカークリニック+αDVDシリーズ)

ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座

-GKトレーニング, GK技術

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