ゴールキーパーはサッカーにおいて、唯一「手を使える」ポジションである。
そして試合では、フィールドプレーヤーとは異なるユニフォームを着て試合に挑む。
ゴールキーパーは『最後の砦』であり、「絶対にゴールを許さない!」という強い気持ちと責任感を持たなければいけない。
こんにちは、Atsuyaです。
本日は【チームの勝利のために】ゴールキーパーの役割を理解しよう!
というテーマでブログを書いていきたいと思います。
先日、以下のようなツイートをしました👇
ゴールキーパーの役割について
大雑把にまとめると・・・・ゴールを守る
・シュート機会を阻止する
・ボール保持のアクション(パス&サポートなど)
・プレーに関わり続ける(コーチング&立ち位置)— Atsuya (@Atsuya_gk) July 22, 2021
ゴールキーパーの役割について
大雑把にまとめると・・・・ゴールを守る
・シュート機会を阻止する
・ボール保持のアクション(パス&サポートなど)
・プレーに関わり続ける(コーチング&立ち位置)
ブログの冒頭でも書きましたが、サッカーで唯一手を使うことのできるポジションです。
そのため、他のフィールドプレーヤーとは異なるチームとしての役割が与えられます。
また、現代サッカーではゴールキーパーが戦術の軸になることもあります。
代表的な例で言えば、現在マンチェスター・シティに所属している、エデルソン・モライス選手です。
彼のおかげで、マンチェスターシティの戦術が機能しているといっても過言では有りません。
そこで、本日はゴールキーパーの役割について大雑把に紹介していきたいと思います。
本日の概要はこちらです👇
①GKの役割 ゴールを守る
②GKの役割 シュート機会を阻止する
③GKの役割 ボール保持時のアクション
④GKの役割 プレーに関わり続ける
では、深掘りしていきます。
①GKの役割 ゴールを守る
一つ目は「ゴールを守る」ことです。
ゴールを守るプレーにも、大きく分けて2種類あります。
・シュート対応
・1対1
です。
もくろん、サッカーに正解はないので全てのプレーを分けることはできません。
例えば、クロスボールからのヘディングシュートは1対1の対応に近いですが、シュート対応でもあります。
したがって、ここではあまり複雑に考えないでいきましょう。
シュート対応
シュート対応では、主に2つのことを意識しなければなりません。
・距離
・場所
です。
✔️距離によって構えが変わる
ゴールキーパーの構え方には大きく分けて2種類あり、
距離によって2種類を使い分けなければいけません。
・体の高さ
・足の幅(スタンス)
そして体の高さには
・高重心の構え
・中重心の構え
・低重心の構え
があります。
足の幅には
・ノーマルスタンス
・ワイドスタンス
があります。
ボールとの距離に応じて、
【3つの構え】 ✖️ 【2つのスタンス】を組み合わせなければいけません。
つまり6種類の構えを習得する必要があります。
体の向きは「ボールに正体すること」です。
以下のブログでゴールキーパーの構え方について解説しているので、興味がある方はご覧ください👇
✔️場所によって「ポジション」と「体の向き」が変わる
シュートされる「場所」によってポジション(立ち位置)と体の向きが変わります。
シュートに対してのポジショニングの原則は、
ボールと両ゴールポストを結んだ、中心に立つことです。
また先ほど書い通り、基本的にはボールに対して正体しなければいけません。
しかし、例外としてサイドにボールがありシュートの可能性が低い場合は、プレー予測を行います。
例えば、エリア内にヘディングシュートができる選手がいるのでクロスボールに出ることができるように少し前に出ておくなどです。
つまり、場所やシチュエーションによってポジションや体の向きが変わります。
本当に細かい技術なのでここでは割愛させて戴きます。
以下の本が参考になるので興味ある方はぜひご覧ください。
1対1の対応
1対1はゴールキーパーにとって不利な場面とも思われてしみますが、そんなことはありません。
ゴールキーパーが1対1のセオリーを身につけ実行することができれば、スーパーセーブをすることができるでしょう。
そしてチームを勝利へ導くことができ、ゴールキーパーとしての役割を果たすことができます。
✔️スルーパスからの1対1は「シュート機会を阻止」することも意識する
1対1には、大きく分けて2種類あります。
・パスからの1対1
・ドリブルからの1対1
なので、ゴールキーパーがトレーニングする際もどういう状況の1対1なのかを理解しながら行いましょう。
パスからの1対1の場合、意識することは相手が触る前にボールを奪うことです。
相手がボールを触れさせなければ、相手はシュートすることもできません。
つまり、相手が得点する機会をなくせるということです。
なので、1対1の状況になる前にゴールキーパーは「シュート機会をなくすこと」を意識しましょう。
ゴールキーパーの役割は、失点をしないでチームを勝利へ導くことです。
✔️1対1の「ABC」だけは理解しよう!
相手がボールを保持している1対1では、ゴールキーパーがどんなテクニックを使うのかを理解しなければいけません。
大きく分けて3つの技術があります。
A:アタック ボールを奪うアクション
B:ブロッキング シュートに対してブロックの姿勢を作ること
C:コラプシング シュートを撃たれる前に止まり、反応する
以下のブログで詳しく解説しているので、興味のある方はぜひご覧下さい👇
②GKの役割 シュート機会を阻止する
先程の、シュート対応のところでも書きましたが、ゴールキーパーはシュートを阻止するだけでなく、
シュートチャンスを作らせないようにすることも大切です。
シュートのチャンスがなければ失点する可能性は限りなく低いです。
✔️DFの裏のスペース
ゴールキーパーはシュートからゴールを守るだけではなく、DFラインの裏のスペースも守らなければいけません。
近年では、ラインを高く保ち相手陣地でボールを奪うプレーが主流になっています。
相手の陣地でボールを奪うことができれば、すぐに攻撃に移ることができらからです。
しかし、どの戦術にもメリット・デメリットがあります。
相手の陣地で組織的にボールを奪いにいくということは、自分の陣地に広大なスペースができてしまいます。
そのため、相手チームはプレッシャーをかけてきたらシンプルにDFラインの裏のスペースにボールを送る可能性があります。
その時にゴールキーパーは勇気を持って裏のスペースのケアをしなければなりません。
ゴールキーパーは「ゴールを守る」という役割だけでなく、「スペースを守り」チームの戦術を実行する一人としてプレーしなければなりません。
✔️クロスボール
また「シュート機会を阻止する」代表的なプレーはクロスボールの処理です。
クロスボールの処理はゴールキーパーの中で難しい技術のうちの一つです。
クロスボールの処理でやらなければいけないことは、以下の通りです
・プレー予測(エリア内の認知)
・コーチング
・ボール&エリア内の状況を整理した上でのポジショニング
・落下地点の予測
・動き出し
・ボールによってはジャンプ動作を行いながらのプレー判断
・プレー実行
・セカンドアクションがある場合、その対応
・ボールを捕球したら味方にパス
すごくざっくり書きましたが、、、
たくさんありますね。
ただ向かってくるボールに対して反応するだけでなく様々なことに配慮してプレーしなければいけません。
なのでゴールキーパーのクロスボールの処理は難しいのです。
③GKの役割 ボール保持時のアクション
現代サッカーでは、ほとんどのチームがボールポゼッションを行います。
そのため、ゴールキーパーはパス&コントロールや運ぶドリブル(コンドゥクシオン)などのテクニックが求められます。
また戦術的な理解度も高める必要があります。
ゴールキーパーがビルドアップするエリアでは、ボールを失うリスクを最小限にするためにゴールキーパーが「数的優位」を作るという考え方が大切です。
✔️数的優位を作る
以下のツイートをご覧ください👇
【GK:相手のハイプレスを超えるビルドアップ】
・相手を動かすコンドクシオン
・常にボールを蹴ることができるように、足の甲を使ってボールを運ぶ
・2vs1を作る足元のテクニックはGKには不可欠だが
技術というよりかは戦術的な理解度が高くなければならない。
pic.twitter.com/YDA0iROH65— Atsuya (@Atsuya_gk) March 20, 2021
【GK:相手のハイプレスを超えるビルドアップ】
・相手を動かすコンドクシオン
・常にボールを蹴ることができるように、足の甲を使ってボールを運ぶ
・2vs1を作る
足元のテクニックはGKには不可欠だが 技術というよりかは戦術的な理解度が高くなければならない。
ゴールキーパーがビルドアップに加わることでほぼ確実に数的優位ができます。
サッカーにおける3つの優位性
・数的優位
・ポジション的優位
・質的有利
また相手チームの選手がゴールキーパーにプレッシャーをかけてきたら、味方にフリーな選手ができます。
それでも相手がゴールキーパーにもマンツーマンでプレッシャーをかけてきたら、相手のDFラインの裏にスペースができます。
ゴールキーパーは味方の選手で誰がフリーなのか、そして有利なスペースがどのタイミングで生まれるかを認知しましょう。
そうすれば、ポゼッション型チームのGKとしての役割を果たして、チームに貢献できるでしょう。
④GKの役割 プレーに関わり続ける
ゴールキーパーは試合中、ほとんどボールに触れません。
試合によっては1回もボールに触れない可能性もあります。
そんな中でもゴールキーパーは常にプレーに関わり続けなければなりません。
ボールを触れることがなくても、ゴールキーパーは役割を果たすために2つやるべきことがあります。
1.コーチング
2.ポジションをとり続ける
✔️コーチングで勝利へ導け
相手からのシュートが来なければ失点する可能性はありません。
ゴールキーパーは失点しないために、コーチングしなければいけません。
コーチングをし、ゴールキーパーが味方を動かすことができればシュートを未然に防ぐことができます。
またコーチングには3種類の声があります。
・チームを鼓舞する声
・ゴールキーパーがプレーする合図を送る声
・具体的な戦術の指示
状況によって使い分けることができるように練習しましょう。
コーチングは「才能」ではなく「技術」です。
ポイントを押さえ、練習を積み重ねれば誰でもできます。
以下のブログで解説しているので、興味がある方は是非ご覧ください👇
✔️常にポジションを取り続けること
最後は、常にポジションをとり続けることです。
ゴールキーパーのポジショニングは
・ボールが何処にあるか?
・チームの戦術
によって決定します。
なので、シュートやクロスボールの対応だけでなく相手陣地にボールがあってもゴールキーパーはポジションをとり続けなければいけません。
いつ何が来てもいいように準備しなければいけません。
ゴールキーパー全員に当てはまる「絶対」というポジショニングはありません。
ですが、試合中は常に最適なポジションに立つことを心がけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本日は、【チームの勝利のために】ゴールキーパーの役割を理解しよう
というテーマでブログを書いていきました。
ゴールキーパーの役割はチームのスタイル、戦術によって異なります。しかし、
・ゴールを守る
・シュート機会を阻止する
・ビルドアップに関わる
・プレーに関わり続ける
ことはどのゴールキーパーも必要です。
GKとしての役割を果たし、チームの勝利に貢献しましょう。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
こちらの記事は、筆者の個人的な意見であり、真偽を明確にするものではありません。
参考文献
GK(ゴールキーパー)の優劣はボールに触れない「89分間」で決まる
ジュニアからシニアまでサッカーが楽しくなる攻撃的GK論―Soccer clinic+α (B・B MOOK 912 Soccer clinic+α)