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クロスボールを制覇する8つの要素 @獨協大学 GKトレーニングより

投稿日:2019年8月8日 更新日:

こんにちは、Atsuyaです。

本日は7月に獨協大学で行った、GKトレーニング(クロスボール)についてまとめていきます。

前回のブログでは、クロスボールのトレーニングの前に行ったW-upだけをブログにまとめました。

ブログを読んでいない方はこちらからどうぞ👇

クロスボールW-up(11個)だけまとめてみた@獨協大学 7月編

そして前回のおさらいだけしましょう。

クロスボールの処理が難しいと感じてしまう理由はいったい何だったでしょうか?

それは、様々な技術的な要素があるからです。

正しく落下地点を予測する

落下地点までステップで歩数を合わせる

ジャンプ動作を行う

フィジカルコンタクトをする

キャッチングもしくはパンチングの判断をする

キャッチングもしくはパンチングの技術を発揮する

クロスボールW-up(11個)だけまとめてみた@獨協大学 7月編

今回は新しい技術的な要素を追加していきます。

「クロスボールに対する身体の向き(ポジショニング)」と「エリア内の状況把握、コーチング

まとめると以下のようになります。

  • クロスボールに対する身体の向き(ポジショニング)
  • エリア内の状況把握、コーチング
  • 正しく落下地点を予測する
  • 落下地点までステップで歩数を合わせる
  • ジャンプ動作を行う
  • フィジカルコンタクトをする場合がある
  • キャッチングもしくはパンチングの判断をする
  • キャッチングもしくはパンチングの技術を発揮する

ではトレーニングの解説に移っていきましょう。

トレーニング編

脚の運び方を意識したクロスボールの処理

これは足の運び方を意識したトレーニングです。

特にファーサイドへの動き出しを意識しました。

基本的にファーサイドへ移動することは行きたい方向の脚から動かします。

この動画(手前の紺色の練習着を着ている選手)の場合、ファーサイドへ移動するときは左足から動かします。

試合中よくあるのがニアサイドからファーサイドへの移動です。ファーサイドに近い脚から動かしましょう。

GKは細かいところまで意識することが大切です。

それがGKというポジションです。

http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-4/

エリア内の状況把握を意識したクロスボールの処理

こちらはエリア内の状況把握を意識したトレーニングです。

クロスボールが蹴られる前に、GKはエリア内の状況を確認しなければなりません。

ですが、常にオン・ザ・ボールの状況ではなかなかエリア内の状況を把握することはできません。またボールの移動中に中の状況を確認することもできますが、失点するリスクが増える可能性があります。

以下の動画をご覧ください👇

首を振って状況を確認すると、ダイレクトで蹴られたボールに対して対応できない場合があります。

このトレーニングのポイントは身体の向き目の動きだけで中の状況を確認することです。

首を振ることは最低限に抑えようと伝えました。

中にいる人が黄色か赤のコーンを上げるのでボールの移動中に確認し色を答えます。

http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-5/

身体の向きを意識したクロスボールの処理

このトレーニングでは身体の向きを意識して行いました。

さらにニアサイド、ファーサイドどちらにも動けるポジショニングを取ることも意識しました。

正面キャッチをした後、サイドラダーを行います。

サイドラダーを終えた後、身体の向きはサイドのボールに正対しなくなります。

その状態からニアサイド、ファーサイド両方のボールに対応します。

http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-5/

本来であれば、赤いコーンのところは人形を使ってより実践に近い形でトレーニングを行いたかったです。

ボールを投げるタイミングも少し早かったので、改善していきたいと思います。


相手がいる状況でのクロスボールの処理

このトレーニングでは相手がいる状況を想定してクロスボールのトレーニングを行いました。

クロスボールの処理は、時にフィジカルコンタクトを用いる場合もあります。

クロスボールのトレーニングでは、相手がいる状況で行わないと試合では通用しません。

さらに、より実践に近いボールを蹴るためにマーカーの上にボールを置いてインサイドに巻くようなボールを蹴りました。

http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-3/

常に試合を想定してトレーニングを行いましょう。


巻いてくるクロスボールの処理

このトレーニングでは常に「ポジショニング(身体の向き)」を意識しました。

そして巻いてくるボールに対してもライン上に立たないことを伝えました。ライン上に立ってしまうと、どうしても守備範囲が狭くなってしまいます。

ボールがゴールに向かって来ても、自分がどれくらいの歩幅でニアサイドまで行くことができるのか、ファーサイドまで行けるのかを分かっていれば失点することはほぼありません。

ですので、巻いてくるボールでもライン上に立つことはほとんどありません。

コーナーキックでインサイドで巻いてくるボールでもGKから逃げていくボールでも基本的に同じポジションに立ちます。

結局落下地点を見極めればいいだけですし、その点に対して最短距離で行けばいいので基本的には同じポジションに立ちます。

このトレーニングではインサイドで巻いてくるボール蹴るキッカーでもゴールライン上には立たないと伝えました。

身長が小さいGKにしたら「怖い」と思います。ですが落下地点を正確に予測し、正しく脚を運ぶことができれば小さくても勝てます。小さいGKこそ正しく正確な技術を身につけることが大切です。

http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-6/

密集エリアを想定したクロストレーニング

密集したエリアでは、パンチングで逃げることも必要です。

しかしながら、GKとしてはキャッチできる場面はキャッチするべきです。

パンチングでは技術も大事ですが「判断」も非常に重要です。

高いボールを処理するだけだったらわざわざ難易度を上げてまでジャンプしてキャッチしなくてもいいです。

しかしサッカーには相手がいます。GKにも相手がいますし、味方もいます。そんな中で「キーパー」とコールしたならば絶対にボールに触らなければなりません。

したがって、クロスボールは相手より先に触ることを意識します。相手より先に触ることがあった上でパンチングの技術が活かされます。

このトレーニングは、クロスボールを処理した後にポジション修正を行い、シュートに対応することです。

http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-6/

二つのゴールを置いて、クロスボールの処理

ブログの冒頭で紹介した、クロスボールの様々な要素を理解した上でこのトレーニングを行うと良いでしょう。

身体の向きや脚の運び方だけではなく、セカンドボールへの対応も意識させました。GKがパンチングしたボールにも対応しなければなりません。

http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-5/

このトレーニングはチームにGKがたくさんいて、時間を短縮してやりたいときやより実践的なトレーニングを行いたいときに参考にしてください。

まとめ

では、本日のおさらいを最後にしましょう。

クロスボールでは様々な技術的な要素があります。

  • クロスボールに対する身体の向き(ポジショニング)
  • エリア内の状況把握、コーチング
  • 正しく落下地点を予測する
  • 落下地点までステップで歩数を合わせる
  • ジャンプ動作を行う
  • フィジカルコンタクトをする場合がある
  • キャッチングもしくはパンチングの判断をする
  • キャッチングもしくはパンチングの技術を発揮する

クロスボールの練習を行うとき、練習を作るときは上記のことを参考にしてみてください。

以前のブログでも書きましたが、クロスボールを苦手としているGKがたくさんいます。

その理由として挙げられるのは、圧倒的な練習不足です。

ダイビングやシュートストップなどは毎日練習していますよね?

でもクロスボールは最低、週一回しかやらないというGKがたくさんいます。

試合の場合、ダイビングよりクロスボールの処理の方が圧倒的に多いです。

以下のブログで解説しています👇

FP出身のあなたがGKを指導することになったら…キックとハイボールを優先しろ!~質問に答えてみた~

まずは週に2回はクロスボールのトレーニングを行ってみてはいかがですか。

関連ブログ

-GK, 大学トレーニング

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