こちらの記事は2019年8月11日に書かれたものです。筆者のコラプシングに関する解釈が間違っていたため訂正させていただきました。
「至近距離のシュートを止めるのが得意!」と言えるGKはどれだけいるでしょうか?
斜め45度ぐらいからの1vs1、クロスボールからのヘディングシュート、自信も持って止めることができるGKは少ないと思います。
こんにちは、Atsuyaです。
本日はリアクションスピードとインナーダイビングを中心に自主練習を行ったので、それについてブログを書いていきたいと思います。
今日は選手としてブログを書きます。(笑)
今回もいつも通り、ゴールを使わずにトレーニングを行いました。
本日は、先に インナーダイビング というのがどのような技術か簡単に説明したいと思います。
GK経験者でない人も読んでくれていると思うので、簡単に説明します。
先日以下のようなツイートをしました。👇
このワイドスタンスから
飛びたい方向の脚を少し内側に閉じて
ダイビングする技術。凄い。
どんな練習をしたらできるようになるのか…
インナーダイビング とは簡単に説明すると、至近距離のシュートに対応するために、飛びたい方向の脚を少し内側に閉じてダイビングする技術です。
進行方向の足を内側に閉じている間に、逆の脚(進行方向と逆の脚)でダイビングを行います。そして、内側に閉じた脚が地面についた瞬間的に、その脚でもしっかり地面を蹴ります。
通常のダイビングは以下の動画のような感じです。👇
通常のダイビングの場合、進行方向の脚を斜め前へ一歩踏み出します。
そのため遠くに飛ぶことができます。しかし、一歩踏み込む動作があるのでどうしても反応速度が遅くなります。
なので至近距離のシュートには向いていません。
至近距離のシュートには、 インナーダイビング が有効です。
ちなみにインナーダイビングと間違いやすい、コラプシングの技術を簡単に解説します。僕も間違えて解釈していました。
- 進行方向の脚だけ抜いて倒れる
- 進行方向と逆の脚で踏み切る
今後、コラプシングについてのブログも書いていくので、少々お待ちください。
ここからは具体的なトレーニング内容について書いていきます。
W-up
- 前転ボールキャッチ
- 後転ボールキャッチ
- ラダーを使って体のバランスを意識したW-up
- おもりとラダーを使って体のバランスを意識したW-up
- ラダーとおもりを使ったステップワーク
トレーニング
- 二つのボールを使ってリアクションスピードを高めるトレーニング
- 手を後ろに構えてリアクションスピードを高めるトレーニング
- インナーダイビング 基礎
- インナーダイビング 基礎 ボール二個
- ポジション移動(前後)から インナーダイビング
- テニスボールを使ったリアクショントレーニング
W-up
前転ボールキャッチ
体の調整力を養うために、前転してボールキャッチを行いました。
高校生の時にやってて、久しぶりにやってみました。
まだできたので良かったです。
小学生ぐらいの年代を教える時は、全身を使ったコーディネーションをたくさん取り入れていきたいと思います。
理由はサッカーをやめても他の競技で活かせるからです。
以下のブログでも解説しています👇
後転ボールキャッチ
前転ときたら次は後転ですよね。(笑)
後転の形は綺麗ではないですが、一応できました。
GKにとってコーディネーションは必要なのでW-upとしてやっていきたいと思います。
ラダーを使って体のバランスを意識したW-up
ラダーを使って体のバランスを養うW-upを行いました。
お尻の筋肉を使って、ピタっと止まることを意識しました。
さらにGKはハイボールをキャッチした後、片足で着地することが多いです。
その時にバランスが悪いと足を捻る可能性もあります。けが予防のためにW-upとして行いました。
おもりとラダーを使って体のバランスを意識したW-up
さらに、おもりを持って行いました。
上記のW-upよりふらふらになります。
そしておもりを使ってテニスボールを返さなければならないので、難易度は上がります。
おもりは自宅にあった物を使いました。
ラダーとおもりを使ったステップワーク
前回は以下のようなトレーニングを行いました。👇
今回はおもりを使ってテニスボールを相手に返しました。
本来、このトレーニング行う予定ではなかったですが、その場で思いついたのでやってみました。
トレーニング
二つのボールを使ってリアクションスピードを高めるトレーニング
ボールの上に手をかざします。そしてボールが地面に落ちる前に、ボールをキャッチします。
上にある手を下に持っていくのは、意外と難しいです。
小学生のボールコーディネーションでやったら盛り上がるかもしれませんね。
手を後ろに構えてリアクションスピードを高めるトレーニング
ボールに反応する人は手を腰にくっつけます。
ボールを投げる人は、相手のおでこあたりにボールを投げます。
通常とは異なる構え方をします。そのためキャッチングの難易度が上がります。
さらに、反応できないと顔面にボールが直撃してしまうので気をつけてください。
インナーダイビング 基礎
インナーダイビングの形を身につけるために、最初は方向を決めて行いました。
ワイドスタンスを意識するために、ラダーを使いました。
そして、ボールが蹴られた瞬間に、進行方向の脚を閉じて、逆の脚で地面を蹴り、内側に閉じた脚で、さらに地面を蹴ることを意識しました。
インナーダイビング 基礎 ボール二個
次は方向を決めないで インナーダイビング の基礎を行いました。
左右どちらにボールが来るかわからないので、よりリアクションスピードが求められます。
さらに浮き球も混ぜて行いました。
ポジション移動(前後)から インナーダイビング
試合を想定して、相手との間合いを詰めること意識しながらこのトレーニングを行いました。
当たり前のことですが、シュートを打たれる前にはしっかり止まることも意識しました。
テニスボールを使ったリアクショントレーニング
今日、最後のトレーニングではテニスボールを使ってリアクションスピードを高めるトレーニングを行いました。もちろんコラプシングも意識しました。
試合中にヘディングシュートを打たれた時を想定して行いました。
手でボールをセーブするのか、足でセーブするのか、コラプシングを使うのか、 インナーダイビングをつかうのか、頭でわかっていても、身体が反応しなかったら意味がありません。
基礎的なことが理解出来たら、圧倒的な反復練習を行いましょう。
まとめ
皆さん、少しでも インナーダイビング について理解していただけたでしょうか。
最後にもう一度、 インナーダイビングについて復習しましょう。 インナーダイビング とは、至近距離のシュートに対応するために、飛びたい方向の脚を少し内側に閉じてダイビングする技術です。
進行方向の足を内側に閉じている間に、逆の脚(進行方向と逆の脚)でダイビングを行います。そして、内側に閉じた脚が地面についた瞬間的に、その脚でもしっかり地面を蹴ります。
ラダーを使うことで、効率よくインナーダイビングの技術を身につけられるかもしれませんね。
今日のブログを参考にしてくれたら幸いです。
ブログを読んでいただきありがとうございました。