なぜクロスボールのW-upだけで11個もあったのか。
それは…
クロスボールには様々な要素があるからだ!
こんにちは、Atsuyaです。
今回は7月に獨協大学で行った、クロスボールのW-upだけをまとめたいと思います。
理由としては、W-upとトレーニングをまとめると膨大な量になってしまうので、今回はW-upだけまとめさせていただきます。
次のブログでクロスボールのトレーニングをまとめていくので、少々お待ちください。
しかし、W-upだけでも11個あります。(笑)
その理由は冒頭でも述べましたが、クロスボールには様々な要素があるからです。
- 正しく落下地点を予測する
- 落下地点までステップで歩数を合わせる
- ジャンプ動作を行う
- フィジカルコンタクトをする
- キャッチングもしくはパンチングの判断をする
- キャッチングもしくはパンチングの技術を発揮する
これらの要素を考えながら、ブログを読んでいただけたら幸いです。
W-up編
落下地点を予測するW-up
ボールの落下地点を正しく予測することはGKにとって非常に大切な能力です。
またハイボールの処理は、素早く落下地点を正しく見極めることができるかが重要です。
逆に言うと、いくら身長があっても、パンチングが上手くても落下地点を正しく予測できないと宝の持ち腐れです。
遊びの中でキーパーグローブをつけずにW-upを行いました。
またテニスボールとコーンを使うことで、楽しくトレーニングができます。
落下地点を予測するW-up その2
次はサッカーボールを使って落下地点を予測するW-upです。
キーパーあるあるかもしれないが、自分に向かってくるハイボールより真上に上がったボールの方がキャッチしにくいです。
試合中に高く上がったボールが来る頻度は少ないが、キャッチミスをしてしまうと失点につながります。
選手達に、「野球のフライト一緒で、高く上がったボールは手のひらをしっかり返してボールをキャッチしよう!」と伝えました。
http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-3/
試合中、ボールが真上に高く上がってしまう状況がありますよね。
GK以外の選手からしたら、「GKいけるっしょ!」って思うかもしれませんが、実は非常に難しいです。
👇以下のブログでも解説しているのでご覧ください。👇
上の3つのW-upで意識していた、「正しく落下地点に入ること」と「手のひらを返すこと」を意識してW-upを行いました。
ボール配給もすべて選手に任せました。
ステップを混ぜたW-up
3人でボールを2つ使ってハイボールのW-upを行いました。
トレーニング前は身体をしっかり温めましょう。
リズミカルに3人で同時に出来るので時間の短縮にもなります。
http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-5/
正面チャッキと複合させて、ハイボールの処理をW-upとして行いました。
自分に向かってくるボール、なおかつ身体を安定させてクロスボールの処理を行いたい場合はサイドステップを使うことが有効です。
細かいサイドステップでボールにアプローチし、最後の一歩でジャンプするためにクロスステップを使う感じですね。
http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-5/
クロスボールではダイビングとは異なり、クロスステップの使用頻度が高いです。
さらにボールの軌道が変わったら、方向転換しなければならない場面もあります。
それに対応できるようにW-upを行いました。
パンチング W-up
パンチングのW-upとして、テニスボールでパンチングリフティングを行いました。
サッカーボールより軽いので力は必要としませんが、ボールの中心にミートさせることが重要です。
様々な種類のボールを使うことのメリットもあります。
テニスボールやサッカーボール、メディシンボールなど色々な種類のボールを使うことで脳は退屈しなくなります。脳に強い刺激を与えることで、技術の習得スピードも速くなります。
http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-6/
テニスボールでパンチングリフティングを行った後に、サッカーボールを使ってパンチングのW-upを行いました。
非利き手を使うことが苦手な様子でしたが、「失敗して当然だから非利き手もどんどん使っていこう!」と伝えました。
パンチングは技術も大事ですが、「判断」も非常に重要です。
上手い選手はギリギリで判断を変えることが出来ます。
まずはボールをキャッチすることを意識する。これはダイビングでも共通です。
密集したエリアに飛び込む場合だったり、身体のバランスが崩れた際にパンチングに切り替えます。
http://gk-adviser-ah.com/gk-training-in-college-part-6/
そしてパンチングの技術的なポイントは以下の3つです。
- 腕を振りすぎない
- 腕は引くだけ
- ボールにミートする瞬間に軽くひねる
先ほど紹介した、パンチングの技術を意識することと同時に「相手より先に触ること」を意識します。
パンチングで腕を振りすぎている選手が多かったので、もう一度おさらいしていきたいと思います。
まとめ
クロスボールはGKにとって難しい技術のうちの一つです。
以下のようなことが理由に挙げられます。
- 正しく落下地点を予測する
- 落下地点までステップで歩数を合わせる
- ジャンプ動作を行う
- フィジカルコンタクトをする
- キャッチングもしくはパンチングの判断をする
- キャッチングもしくはパンチングの技術を発揮する
したがって、W-upからこれらのことを意識すると良いでしょう。
W-upでは「身体を温める」、「練習のモチベーションを上げる」、「スキルアップ」を最低でも取り入れたいと思います。
次回のブログでは獨協大学で行ったクロスボールトレーニングをまとめていきたいと思います。
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