GK Atsuyaのブロブ

スマホで日本人ゴールキーパーが成長するために

GK本

ヨーロッパを真似ることがすべてではない!日本人GKの日本化とは?~新GK論を読んでみた~

投稿日:2019年8月9日 更新日:

体格に劣る日本人選手が世界と戦うには、組織力や連動性、スタミナ、アジリティで勝負していくしかない。

新GK論 10人の証言から読み解く日本型守護神の未来  まえがきより

これがいわゆる、オシム監督が提言した「考えて走るサッカー」である。

つまり、日本サッカーの日本化である

では、日本人GKの日本化とは……

こんにちは、Atsuyaです。本日は 2019年5月30日に発売された『 新GK論 10人の証言から読み解く日本型守護神の未来 』by 田邊雅之氏の本を読んだので感想をブログで書いていきたいと思います。

以下の3つの観点でブログを書いていきたいと思います。

  • この本のテーマは?
  • 本の構成は?
  • 感想、おすすめの章は?

この本のテーマは?

この本のテーマは、冒頭でも少し書きましたが「日本人GKの日本化」です。

日本のサッカー界は、段々と世界レベルへ近づいています。

最近では、久保建英選手がヨーロッパのビッククラブであるレアルマドリードへ移籍しましたよね。

確実に日本サッカーのレベルは上がってきています。

そんななか、

GKのレベルは上がっているのだろうか

日本のGKは世界で戦えるのか

筆者はそんなことを疑問に思いながら、10人の日本人のGK(選手、指導者)にインタビューしていきます。

僕がこの本を読み進めていく中で思ったことを一つ書いていきたいと思います。

それは「GKがチームを選ぶ時代が来る」ということです。

この本の中でも権田選手が、ノイアー選手とブッフォン選手を例に挙げて解説しています。

ブッフォン選手、ノイアー選手、この二人は世界で最も優れたGKと言われています。しかしながら、どちらが一番でどっちが二番と優劣をつけることはできないです。

ブッフォン選手はイタリア代表でユベントスだから実力を発揮できているし、ノイアー選手はドイツ代表でバイエルンミュンヘンだから実力を発揮できている。

もし、ブッフォン選手がバイエルンでノイアー選手がユベントスにいたら世界的なGKにはなっていないと思います。

これは僕の考えですが、日本ではまずどのようなサッカーをするかを確立して、どのような役割をGKに与えられるかがカギになると思います。

そうすれば、ヨーロッパのようにGKの育成システムも確立しやすいと思います。

このように権田選手以外にも、日本のプロフェッショナルなGK達が「日本人GKの日本化」について語ってくれています。

興味ある方は是非読んでみてください👇

本の構成は?

表紙にも書いてある通りで、10人のプロフェッショナルなGK(選手、指導者)に、日本人GKが世界で戦っていく方法などについて聞いています。

非常にシンプルで読みやすくなっています。

また一人のGKをテーマごとに2回に分けて書いている部分もあります。

例えば、山田栄一郎氏の章は、時系列ごとに2つの章に分かれていて、間に西川周作選手のインタビューが挟んであるなど、読者を飽きさせない構成になっていると思いました。

そして、「GKをやってよかったか?」という質問をほとんどのGK選手にしていることに気が付きました。

これは、作者がどれだけGKというポジションが面白いのかということを、読者に理解してほしいのかを伝えているのではないかと思いました。

感想、おすすめの章は?

この本を読んで、それぞれのGKが何を大切にしてきてのかがわかりました。

例えば、楢崎正剛選手は圧倒的に「ポジショニング」「足の運び方」を重要視していました。

また、西川周作選手は、GKがゲームメーカーになるべきだ、とも提言しています。

そんな中で僕のおすすめは、林彰洋選手の章です。

僕自身、林選手はシュートストップがとてもうまい選手だと思っていました。しかし本人はシュートストップが長所ではないと書いてありました。

ギャップを感じましたね。

そして林選手が大事にしていることは「シュートを打たせない」ことをです。

もしシュートが打たれる場面があったとしても、FWと常に駆け引きをしていると書いてありました。

この駆け引きの部分が本当に面白く皆様にも是非読んでほしいです!

また川口能活選手中村航輔選手が「日本人GKの日本化」についてどのように考えているか知りたいなと思いました。

日本人GKはこれをすべき!という絶対的な方法論が書いてあるわけではありません。

むしろ、僕自身が何を基準にGKを育成しようということが明確になると思います。

この本を読んだ人が、自分自身のGKに対する軸を持ってくれることが一番大切なのではないかと思いました。

もしその軸がないのであればこの本を参考にしてみてください。

新GK論 10人の証言から読み解く日本型守護神の未来

-GK本

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

「孤独」を感じるのではない。楽しむことだ!~ゴールキーパー論を読んでみた~

「あなたはなぜGKを始めたのですか?」 「生まれ変わってもまたGKをやりたいですか?」 日本ではじゃんけんが弱かったり、足が遅かったりするとGKをやらされることが多いです。GKは11番目のポジションと …

無駄を省くことがプロへの近道 権田修一「サッカーGKの教科書」

7.32, 2.44 この数字をご存じだろうか。 これはゴールの大きさである。 正確には、ゴールの高さ7.32m、幅2.44mである。 この幅をいかにして守るか。それがゴールキーパーの仕事である。 ス …

ど素人でもわかりやすく書いてあるGK本!『ゴールキーパー「超」専門講座』を読んでみた

ここまで素人に理解できるようなGK本はあっただろうか・・・ こんにちは、Atsuyaです。今日は 2019年6月3日に発売された『ゴールキーパー「超」専門講座』by 松永成立+澤村公康の本を読んだので …

GKはある意味で哲学者なのかもしれない

サッカーにおいて失点しないということはほぼ不可能である。 それはサッカーというスポーツは「点を奪い合うスポーツ」だからである。 そんなサッカーにおいて、ゴールキーパーは常に「無失点」という理想を掲げる …

「GKで勝つ」チームを作るために!イタリアGKから学ぶゴール前での仕事術!『世界最強のゴールキーパー論』を読んでみた

ファッションの国!イタリア! GKの国!イタリア! 死ぬまでに1度でもいいから行ってみたい! そしてイタリアでGKを学びたい! こんにちは、Atsuyaです。 今回は2012年6月25日に発売された …