こんにちは、Atsuyaです。
本日は、【効果あり】キーパーのコーチングを劇的に変える方法というテーマでブログを書いていきたいと思います。
先日Twitterの質問箱で以下のような質問を受けました。
この質問に対して僕はこのように回答いたしました👇
ご質問ありがとうございます。
技術が良くなったと他のコーチが評価してくれるのはGKコーチとしてもとても嬉しいですよね。
このまま継続していってください!
コーチングも技術なのでコーチングで何ができていないのか?を分析する必要があります。
・声のボリューム
・タイミング
・内容(使う言葉のチョイス)
などできていない部分を分析して伝えることが大切です。また可能であればビデオで撮影して自分の声を聞かせてあげることもいいでしょう。
そしてもしGKコーチがお手本を見せてあげることができるのであれば見せてあげましょう。そうすればGK選手も真似するはずです。
キーパーに対してキャッチングやセービングなどの技術を教えると同様に、GKコーチはコーチングについても教えなければなりません。
コーチングは生まれ持った才能なんじゃないか??とを感じるキーパーコーチもいると思います。
しかしそうではありません。
コーチングも技術なので、指導すればできるようになります。
本日のブログでは、上記の質問を深掘りしながら、キーパーのコーチングの上達方法について書いていきたいと思います。
本日の概要はこちらです👇
・GKコーチがどうやってキーパーに手本を見せるか?
・キーパーのコーチングのおける『質』とは?
・GKコーチの普段の話し方を気をつけよう
では深掘りしていきたいと思います。
GKコーチがどうやって手本を見せるか?
人に何かを習得させたいときは言葉だけで伝えるのではなく、お手本を見せることが大切です。
そのお手本を見て、選手たちは真似をすることがあります。
これは、「真似ぶ」という学習方法です。
実際の「学ぶ」の語源は「真似ぶ」とも言われています。
GKコーチが手本を見せる方法は以下の2つです。
・実際に手本を見せる
・ゴールキーパーの後から使う言葉を教える
これについても深掘りしていきます👇
✅実際に手本を見せる
まずはGKコーチが実際にお手本見せてあげましょう。
例えば、フィールドプレイヤーと合同で「3対3+ゴールキーパー」のようなトレーニングをするとします。
その時にキーパーは、味方を動かしながらシュートコースを限定しシュート止めなければいけません。
そしてどのようなコーチングをするのか?ということを理解しなければなりません。
理解しそれを表現できるようにしなければなりません。その時にGKコーチが実際にゲームに入りお手本を見せることが良いでしょう。
そうすることで、選手は視覚的に理解することができるのでキーパーのコーチングの仕方を理解することができます。
✅キーパーの後から使う言葉を言ってあげる
これは僕が主に、ジュニアユース年代でよく使っている指導方法です。
またゴールキーパーが2人以上いる場合にできます。
トレーニングマッチの時におこないます。
1人がトレーニングマッチを行っている間にゴール裏から、GKコーチともう1人の試合に出てないキーパーで試合を観ます。
ゴールの後からなので試合に出てるからキーパーからしたら鬱陶しいかもしれません。笑
しかし、キーパーが成長するためには仕方がないことです。
キーパーとGKコーチでゴール裏から試合を見ながら、
・この瞬間には「逆サイド空いてるよ!」というようなコーチングをしたほうがいいよね?だからひとつ前のタイミングで逆サイドの状況を認知しないといけないよね?
・この瞬間に「ラインあげろ!!!」って大きな声で伝えたほうがいいよね?そしたらDFラインとMFのラインが間延びしないで済むから
というようにゴール裏からGKコーチと一緒に話すことでキーパーはどのようなコーチングをすべきか?ということが理解できます。
言葉を整理しよう
そしてキーパーの使う言葉を整理してあげることが大切です。
そもそもどのような言葉のチョイスするのか?ということを事前に決めることが大切です。
簡単なのは以下のようなものです👇
・キーパー
・クリア
・ラインあげろ!
など短い言葉でいいので10個位まとめると良いでしょう。
GKのコーチングに大切な10個のフレーズとは?/GKに伝えるべき「声」の重要性と「言葉」の理解
その時にGKコーチだけで考えるのではなくゴールキーパーを含めてディスカッションをしてみてはどうでしょうか?
キーパーのコーチングのおける『質』とは?
続いてコーチングにおける『質』について書いていきたいと思います。
キーパーのコーチングは才能ではなく技術です。
それは違うの記事でも解説しています。
本日のブログでもキーパーのコーチングの質について詳細に書いていきます。
ゴールキーパーのコーチングの質は以下の3つです👇
・声のボリューム
・簡潔さ
・タイミング
では隔離していきます。
✅声のボリューム
声のボリュームとは単純な声の大きさです。
サッカーのピッチの大きさは縦が105メートル、横が68メートルです。
そして観客も入るので声を届けるには大きな声を出さなければなりません。
なのでまずは単純に大きな声を出せるようにトレーニングしなければいけません。
しかし、ずっと大きい声を出す必要はありません。
常に大きい声を出し続けても味方からしたら「うるさいゴールキーパーだな」と思われるかもしれません。
常に大きい声を出すのではなく緩急が大切です。
✅簡潔さ
続いては簡潔さです。これは僕自身もまだまだできないのです。
試合でのよくある例として、
DFの選手にクリアしてほしいときにキーパーは「クリア」とコーチングしなければなりません。
しかし自分が慌てていたりすると、「クリア、クリア、クリア」のように3回同じことを言うキーパーがいます。
僕自身も時々言ってしまいますが…
ですが「クリア」は1回だけはっきり明確に言えば大丈夫です。
そして「クリア」といった後は自分のプレーに集中する、もしくは他のマークについてコーチングをした方が良いでしょう。
✅タイミング
最後はタイミングです。
これはキーパーがプレーできるよと合図するコール(キーパー!)をどのタイミングで使うかです。
では味方がキーパーのコーチングを聞きやすいタイミングとはいつでしょうか?
それはボールにプレーしていない時です。
プレーしているときにコーチングをされても、プレーしてる選手は聞くことが難しいです。
例えば既にディフェンスの選手がクリアしようとしているのに、そこでゴールキーパーが「キーパー!」と言ってしまうとプレーの妨げになってしまいます。
プレーしようとしてる最中にコーチングしても遅いです。
これはキーパーにも言えることです。
他の選手やコーチに「キーパーでろ!」と言われてもキーパーは出ることができないと思います。
何故かというと、もうすでに止まるというプレーを決断しているからです。
さらに他の選手にキーパー出ろって言われたからって出ても多分そのプレーは上手くいきません。
なので味方がプレーする前に伝えましょう。
GKコーチの普段の話し方を気をつけよう
最後になりますが、GKコーチのことをキーパーは良く観察しています。
なのでGKコーチが普段の話し方を気を付けていないキーパーにも伝染してしまいます。
僕自身も話が長くなってしまったり、説明するために細かいところまで言いすぎるので気をつけたいと思っています。
そのためチームのキーパーも僕に何かを伝えるときに、かなり説明が長くなっていることがあるので、僕自身ももう少し簡潔に伝えるようにしていきたいと思います。
これは完全なる主観ですがGKコーチにそのチームのキーパーは似ます。
逆にいうとGKコーチが普段から良いお手本見せることでより良いキーパーになるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本日は、【効果あり】キーパーのコーチングを劇的に変える方法というテーマでブログを書いていきました。
キーパーのコーチングを変えるには、GKコーチがお手本を見せることが大事です。
そしてお手本見した後どのように声を出すのか?という質の部分も向上できるようにしていきましょう。
また実際のコーチングの指導だけではなく、キーパーは普段からGKコーチの話し方を参考にしているので、GKコーチは常に見られていると言う感覚を持ちながら選手と接してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
こちらの記事は、筆者の個人的な意見であり、真偽を明確にするものではありません。