上手くなりたいGKのために！練習ができない時こそインプットを！～GKに読んでほしい書籍７選～

GKの仕事はシュートを止めることではありません。

GK自身が積極的にアクションを起こして相手からボールを奪いに行くことが一番大切です。

理由はサッカーの失点において４９％が１ｖｓ１だからです。

＊２０１０年　南アフリカワールドカップのデータより

この１ｖｓ１の場面でＧＫが消極的なプレーをしていると失点する確率が増えます。

この本は、ＧＫが相手からボールを奪うための「準備」と「方法」を僕に教えてくれました。

「あの試合、ＧＫがミスってなかったら勝てたのに・・・」

そんなことを言っていたら、いつまで経ってもそのチームは強くなりません。

イタリアでは「失点しなかったら試合で負けはしない」という考え方が根付いているそうです。

この本では、どれだけ「効率よくゴールを守れるか」について詳しく書いていました。

現代サッカーでは、ポゼッションやビルドアップ、裏のボールの処理など

ＧＫに任される役割が増えてきました。

しかし、本来のGKの仕事は『ゴールを守る』ことです。

ゴールを守るために、どんな準備ができるか。

あなたはGKのオーバーハンドキャッチの仕方を説明できますか？

「キャッチングっていうのはな、こうやって捕るんだよ！」って言ってませんか？

「こうやってってどうやって捕るんですか」

この本では、GKの技術を一つひとつ言語化してくれています。

そしてGKが技術を習得する順番についても書かれています。

ＧＫは熾烈なスタメン争いを制した者しかピッチに立つことはできない。

それは一人しか試合に出ることができないということだ。

チームには「スタメンゴールキーパー」と「控えゴールキーパー」が存在する。

彼らのメンタルをどのようにコントロールするのか。

指導者の悩みを解決してくれる１冊になるかもしれない。

ＧＫの歴史を知ることで私たちは何ができるのか？

国や年代によってゴールキーパーの扱われ方は異なります。

ある国ではサッカーが下手な奴がＧＫ・・・

ある国ではじゃんけんに負けたやつがＧＫ・・・

ある国ではチームで一番身体能力が高くて、勇気があるやつがＧＫ・・・

ＧＫの歴史を知ることで、現代における「チームの一員としてのＧＫの役割」をもう一度考えることができます。

深い位置までサイドを突破され、マイナス方向にパスを出された時、

ＧＫはどのように足を運ぶべきか？

「ステップの”ムダ”を削ぎ落す」

僕がこの本の中で印象に残った言葉です。

さらにGKの本質的な部分も書いてあります。

例えばコーチングです。

ただ声を大きく出しているGKがコーチングが上手いGKと言えますか？

違いますよね。

「GKの声は神の声」とも言われています。

しかし普段の行動や振る舞いが悪ければいくら大きな声を出しても味方は聞いてくれません。

オシム監督が提言した「考えて走るサッカー」

つまり、日本サッカーの日本化である

では、日本人GKの日本化とは……

日本サッカーのレベルは上がってきています。

そんななか、

「GKのレベルは上がっているのだろうか」

「日本のGKは世界で戦えるのか」

筆者はそんなことを疑問に思いながら、１０人の日本人のGK（選手、指導者）にインタビューしていきます。