ファッションの国!イタリア!
GKの国!イタリア!
死ぬまでに1度でもいいから行ってみたい!
そしてイタリアでGKを学びたい!
こんにちは、Atsuyaです。
今回は2012年6月25日に発売された
世界最強のゴールキーパー論: GK王国イタリアの技術・戦術・哲学
by 斎藤健仁氏の本を読んだので感想をブログで書いていきたいと思います。
結論から申し上げると、どれだけゴール前で効率よくゴールを守れるかについて詳しく書いていました。
さらになぜ僕がこの本をお勧めしたいのかの理由について、以下の3つの観点からブログを書いていきたいと思います。
- この本を読んで新しく学んだこと
- どんな方にお勧めなのか
- 感想
1.この本を読んで新しく学んだこと
以前このようなツイートをしました。
ついつい、Amazonで…
ドイツのGK本に引き続き、イタリアのGK本!
実はこの本、大学の図書館にあって当時3回ぐらい読みました。
ドイツのGK本よりシュートをどれだけ効率良く止めれるかについて書いてありました。
国によってもGKの「色」があるんだなと実感しました。
twitterにも書いたのですが、この本で新しく学んだことは
『いかにゴール前でシュートを効率よく止めることが出来るか』です。
現代サッカーでは、ポゼッションやビルドアップ、裏のボールの処理など
GKに任される役割が増えてきました。
しかし、本来のGKの仕事は『ゴールを守る』ことです。
ゴールを守るために、どんな準備ができるか。
僕が一番印象に残ったのはステップトレーニングに関することです。
日本ではステップ練習をする際、ステップのスピードを速くすることを求められがちです。
しかし、ステップのトレーニングで大事なのは
”歩幅を一定に保つ”ことです。
なぜ歩幅を一定に保つことが大事なのか・・・
それは、常にシュートに対応できるようにするためです。
シュートを打たれる直前、基本的に地面に足を接地し、構えの姿勢をとります。
構えの時の足幅は、基本的に肩幅です。
ボールとの距離、シュートコースの角度に応じて構え方は変わりますが…
基本的には肩幅です。
そしてGKはシュートを打たれる前に構えの姿勢をとります。
理由は、移動しいる時(足が空中に浮いている時)は体が反応できないからです。
試合中ゴール前では、ボールは止まることなく動き続け、
それに伴いGKもポジションを移動しなければなりません。
このポジション移動の際に、
ステップにスピードを求めすぎて足幅がばらばらになってしまうと
シュートに対する適切な構えができなくなります。
適切な構えができなくなると、GKはシュートに反応するスピードが落ちてしまいます。
詳しくは本にわかりやすく書いてあるので読んでみてください!
2.どんな方にお勧めなのか
GKコーチにはもちろんお勧めしたいのですが、
フィールドプレーヤーの指導者にもお勧めしたいです。
なぜならば「GKで勝つ」と言うイタリアの常識を知ってほしいからです。
僕は日本でもこの考え方を広めたいです。
育成年代からGKで勝つという認識があれば、
もっと日本人GKが世界で活躍できるはずです。
そしてGKコーチにお勧めする点が2つあります。
1つ目はイタリアのGK選手の育成方法を参考にできます。
例えば、幼少期はGKの技術よりも調整力を高めて、
技術的な指導は12歳からでも大丈夫など、
日本ではGKを教える際の基準が明確になっていないと思うので
参考になると思います。
2つ目は構えに関することです。
イタリアでは構える時に手を下にするそうです。
それは手を上げる動作よりも手を下に下げる動作の方が時間がかかるからです。
本では科学的なデータを基にして解説してあります。
3.感想
ブログの冒頭の方でも書きましたが、
現代のGKはポゼッションやビルドアップへの積極的な参加、裏のボールの処理など多くの役割をこなさなければなりません。
しかしゴールキーパーにとって一番大事な仕事は「ゴールを守る」ことです。
そして「GKで勝つ」という認識を日本に広めたいと思いました。
さらに、この本のように科学的な論文を参考に
GKの技術をわかりやすく解説している本がもっと読みたいなと思いました。
僕自身もGKに関する論文をいくつか読んでいますが、
これからはこのブログでわかりやすく解説していけるようにしたいです。
※こちらの記事は 2019年7月12日 に投稿した記事を2019年11月5日に新しく更新したものになります。
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