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強いシュートに負けない!~体を伸ばし切るダイビング~@獨協大学

投稿日:

強いシュートに対して肘を伸ばしてボールに触ると、肘が持っていかれます。

つまり怪我をします。

しかし体全体(肩、肘、手、胴体)を一直線にしてボールに触ることができれば強いシュートにも負けません。

こんにちは、Atsuyaです。

本日は2020年2月25日に獨協大学でGKトレーニングを行ったので、それについてブログでまとめていきたいと思います。

今回のテーマは、『ダイビング(体を伸ばし切る)』です。

ダイビングで体を一直線に伸ばすことによって、より遠くのボールに触ることができます。

また体を伸ばし切る時に肩、肘、手首からボールにパワーを伝えることができます。

以下のツイートの動画をご覧ください👇

中村航輔選手のセーブです。

中村航輔選手

数年前のセーブ集だけど、反応の速さが日本人離れしてる。
体をめいいっぱい伸ばし切るダイビングは練習の賜物だと思う。

もう一度、J1の舞台で見たい!

日本代表でも頑張って欲しい!

中村航輔選手のように体をめいいっぱい伸ばし切ってボールを触ることができれば、力強くボールにアプローチすることができます。

今回はトレーニングでは、「ダイビングで体を伸ばし切ること」を意識して行いました。

前回はダイビングの「重心移動」をテーマにGKトレーニングを行いました。

体を伸ばし切る前に、ダイビングでは重心移動が大切です。

合わせてご覧ください👇

逆足を意識したダイビング@獨協大学

では、具体的なトレーニング内容とともに詳しく解説していきます。

本日のトレーニングの流れはこちらです👇

W-up

  • 全身を使ったボール投げ

トレーニング

  • サイドステップ→キャッチング
  • 片膝立ちダイビング
  • ワンステップダイビング
  • 重心移動と体を伸ばし切ることを意識したダイビング

 

では、具体的な内容とともに解説していきます。

W-up

全身を使ったボール投げ

W-upとして体全身を使ってボールをクロスバーに当てることを行いました。

座った状態からボールを遠くに飛ばすには体全体を使ってボールを投げなければいけません。

肩、肘を一直線にして、足の反動を使って投げます。

体全身を連動させることが今回のトレーニングで意識することだったので、

このW-upを取り入れました。

トレーニング

サイドステップ→キャッチング

サイドステップを行い、キャッチングを行いました。

サイドステップでは歩幅を狭く一定に保ち、なるべく地面から足を離さず行うことを意識しました。

ステップの練習をするときは、スピードも大事ですが歩幅を一定に保つことを意識しましょう。

その理由は以下のブログで解説しています👇

ステップ練習はスピードアップだけではない!歩幅を一定にするためだ!

片膝立ちダイビング

「踏み切ること」と「体を伸ばし切ること」を習得するために膝立ちダイビングを行いました。

地面を踏み切る際に意識することは以下の4つです。

  • 頭をボールの高さに合わせる
  • 踵の上にお尻をのせる
  • 膝をつま先よりも前に出す(低いボールにアプローチする時)
  • 踏み切る

落としたボールに対してダイビングを行うので、地面を踏み切ることができれば体を伸ばし切ることができます。

ワンステップダイビング

次にスタンディングの状態で行いました。

このトレーンングでも以下の4つを意識します👇

  • 頭をボールの高さに合わせる
  • 踵の上にお尻をのせる
  • 膝をつま先よりも前に出す(低いボールにアプローチする時)
  • 踏み切る

配球者はバウンドの高さを変えることでGKのアプローチの仕方を調節することができます。

重心移動と体を伸ばし切ることを意識したダイビング

ダイビングでは進行方向の足だけで飛ぶわけではありません。

進行方向と逆の足で重心移動を行います。

このトレーニングでは重心移動と肩、肘、手を一直線にしてボールを奪いに行くことを意識しました。

先ほどのトレーニングまでは、その場でバウンドしたボールに対してアプローチしていたため、上手く体を伸ばし切ることができました。

投げられた、または蹴られたボールに対してアプローチするためには、GKがどのポイントでボールを触りたいかを意識しなければいけません。

もしボールスピードが遅ければ体を伸ばし切り、前にアプローチする必要があります。

ボールに早く触るという意識があれば、体を伸ばし切ることができるでしょう。

まとめ

今回は『体を伸ばし切るダイビング』をテーマにトレーニングを行いました。

体を一直線に伸ばし切ることによって、より早く、より遠くのボールに触ることができます。

また肩、肘、手首がほぼ一直線になるため力強くアプローチできます。

力強いシュートに対して、指先だけでアプローチすると負けてしまいます。

したがって、体を一本の棒のように直線にしてボールにアプローチしていきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

参考書籍

皆が見ている動画

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-大学トレーニング

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