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GK技術

GKにしか理解できないオーバーハンドキャッチの極意

投稿日:2021年5月18日 更新日:

よくあのボールキャッチできるよな・・・

GKの技術はGKにしかわからないことがある。

 

ナイスキーパー」より「ナイスキャッチ」と言われたい。(笑)

 

こんにちは、Atsuyaです。

本日は「GKにしか理解できないオーバーハンドキャッチの極意」

というテーマでブログを書いていきたいと思います。

先日以下のようなツイートをしました👇

キャッチング
・手を前に置く(自然と前傾姿勢になる)
・足を肩幅に開く
・脇を開き過ぎない
・足は常に動くように
・お腹のあたりから手を出す(ボールを挟まない)
・ボールを手にはめるイメージ
・はまったら指でボールを掴む

上記のツイートはキャッチングの要素をまとめたものです。

👆に後4つほど加えます。

  • 指をしっかり開く
  • 両手を同時に出す、バラバラに出さない
  • 親指と人差し指を平行にする
  • キャッチした後ボールをクローズする

まとめるとこんな感じです👇

■オーバーハンドキャッチ
  • 手を前に置く
  • 足を肩幅に開く
  • ボールへアプローチする時、脇を開き過ぎない
  • 足は常に動くように構える
  • お腹のあたりから手を出す(ボールを挟まない)
  • 両手を同時に出す、バラバラに出さない
  • 親指と人差し指を平行にする
  • ボールを手にはめるイメージ
  • 指をしっかり開く
  • はまったら指でボールを掴む
  • キャッチした後ボールをクローズする

 

今回は、さらに深堀していき、2つのセクションで解説したいと思います。

本日の概要はこちらです👇

■GKにしか理解できないオーバーハンドキャッチの極意
  • キャッチング上半身編
  • キャッチング下半身編

 

では、上記のことを深堀していきます。

キャッチング 上半身編

キャッチングをするときに上半身で意識することは3つあります。

  • 構え方
  • 手の出し方
  • ボールのつかみ方

☑構え方

構え方はボールとの距離感シュートに対するアングル

さらにはGKコーチの考え方よって変わることがありますが、基本的には足は肩幅に開きます。

あまりに足を開きすぎると移動しずらくいです。

肩幅ぐらいが一番動きやすいです。

そして重心は前に持ってきた方がいいですが、無理やり前かがみにしなくても大丈夫です。

理由は以下のツイートで示しました👇

構えについて

構えの時に重心を前にしたほうがいいって言われるけど、

手を体の前に置いておけば自然と前傾姿勢になりボールに強くアプローチができる。

上記のツイートの通り、重心を前にしなくても、手を体の前に置いておけば自然と重心が前になります。

なので、手は前に置きましょう。

 

☑手の出し方

まず初めに、「ボールを挟みにいく」手の出し方は絶対にしてはいけません。

キャッチミスが起こります。

近年では、ボールスピードが格段に上がってきています。

正面から来たボールに対して、手をボールの側面からアプローチするのは危険です。

普通に考えてキャッチミスが起こります。

そんなこと言っても挟んでしまうよ……

 

そうならないために、構え方が大事になります。

キャッチングの型を作り、体の前に置いておくだけです。

そうすれば、自然とボールを正面から迎えにいけます。

両手を同時に出すことを意識しましょう。

左右の手をバラバラに出してはいけません。

 

手を横に置くとどうしても横からアプローチしてしまいます。

そのためキャッチミスが起こります。

 

✅ステップ時に手の位置は??

もちろん、GKは常にポジションを移動しなければなりません。

手を体の前に置いて移動すると速く動けません。

移動するときは手の位置を変えて構いません。

しかし、ボールは蹴られる直前に手を体の前に置く癖をつけましょう。

 

以下のツイートの動画が参考になります👇

プレジャンプの時に手を体の前に持ってくるイメージですね。

そして脇と肘が開きすぎないようにしましょう。

一直線のイメージでボールへアプローチしないと充分に力が伝わりません。

肩、肘、手首、指を使ってボールをキャッチしましょう。

☑ボールのつかみ方

キャッチングではボールを手にはめるようにキャッチングしろ!っていう人もいます。

僕の中では半分正解で半分間違っていると思います。

手にはめるようにしてボールをキャッチした後、ボールを指でしっかり掴むことが大切です。

手が小さいGKなら、なおさら指と指の間を大きく開いてボールをはめてから掴みましょう。

ボールを掴んだ瞬間に、親指と人差し指が平行になっているか確認しましょう。

さらに6以下のようなツイートをしました👇

キャッチングについて
手首や肘でボールを吸収するのはもちろん、最後のボールを「掴む」ことが重要。
ただ手首や肘だけで吸収してたら強いボールはキャッチできない。
キーパーグローブの指の部分が削れることが理想。

ちなみに、以下の写真が僕のグローブです。

 

僕はキャッチングの時に、親指、中指、小指でボールをつかむことを意識しているのでその部分のパームが削れてしまいます。

どの指に力を入れるかは個人差があると思うので、

キャッチングの練習をするときは指を意識して行いましょう。

そして指でボールをつかんだ後はボールを胸の位置まで持っていきましょう。

ちなみに、僕は写真でもわかる通り、リペアユーザーです。

リペアを使くことでグローブがかなり長持ちするので是非使ってみてください。

 

ウール(uhlsport) ウール GKグラブ リペア

まとめ

  • 重心はまっすぐで手を前に置く(自然と前傾になる)
  • 手にボールをはめてから掴む
  • 脇、肘は開きすぎない
  • キャッチした後、ボールを胸に持ってくる

 

キャッチング下半身編

キャッチングの時に、下半身で意識することは「構え方(つま先の向き)」です。

構え方(つま先の向き)

先ほども述べた通り、構えの時の足の幅は肩幅ぐらいです。

もう一つだけ意識してほしいことがあります。

それはつま先の向きです。

以下の動画をご覧ください。

つま先の方向を見てほしいのですが…少し外に開いてますよね。

つま先がボールの方向に向いてないので

勢いのあるボールに対して、適切にアプローチできていません。

ボールを受けるときに、踵がつま先より内側、

つまりガニ股の姿勢だとボールをキャッチする瞬間に

踵に重心がなってしまいます。

そのためキャッチミスが起こります。

膝とつま先は同じ方向を向け、ボールに対して正対することが大事です。

彼もその場で正面キャッチするときはできていました。

しかし、ステップを入れるとどうしても形が崩れてしまいます。

これは細かいところまで意識していないとできないです。

なので普段の練習からつま先の向きまで意識しましょう。

極論、構え方は普通にリラックスして立てばいいだけです。


まとめ

  • 足は肩幅
  • 膝とつま先の向きをそろえる
  • 踵重心にならない

 

まとめ

GKにとってキャッチングは当たり前の技術です。

ですが、それをどこまでこだわれるかか大事です。

どんなボールも平気な顔でキャッチしてしまうGKは本当に素晴らしいです。

まずは皆さんでキャッチングを極めてみませんか?

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

こちらの記事は、筆者の個人的な意見であり、真偽を明確にするものではありません。

YouTubeでも動画を載せているので是非ご覧ください!

皆が見ている動画

関連ブログ

 

GKのキックが上手くならないのはあなたのせいかも?

※こちらの記事は 2020年1月30日 に投稿した記事を2021年5月18日に新しく更新したものになります。

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  1. […] 引用:GKにしか理解できないオーバーハンドキャッチの極意 […]

  2. […] 引用:GKにしか理解できないオーバーハンドキャッチの極意 […]

  3. […] 少し前に【GKにしか理解できないオーバーハンドキャッチの極意】という記事を書きました。 […]

  4. […] GKにしか理解できないオーバーハンドキャッチの極意 […]

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