『何のために起き上がるのか?』
それは『次のアクションを力強く行うため』である。
こんにちは、Atsuyaです。
本日は2019年9月11日に獨協大学でGKトレーニングを行ったので、それについてブログでまとめていきたいと思います。
今日はトレーニングの解説記事ですが、結論から書きます。
起き上がりの目的は、 『次のアクションを力強く行うため』です。
そのための、起き上がり方はこちらです👇
同一方向の起き上がり方法
- ダイビングした後、上の足をクロスさせる
- クロスしたほうの足と下の手を使って状態を少し上げる。
- 状態を少し上げたほうの足でも踏み切れるし、2歩目の足でも踏み切れるようにする
反対方向の起き上がり
- 伸ばし切った腕の肘を少し内側に曲げる
- 手の平で地面を押すと同時に、お尻を支点に両足を反対側に持ってくる
- 上の足をクロスさせる
- クロスしたほうの足と下の手を使って状態を少し上げる。
- 状態を少し上げたほうの足でも踏み切れるし、2歩目の足でも踏み切れるようにする
そして、今回のトレーニングのテーマは『起き上がり&フロントダイブ』です。
具体的なトレーニング内容はこちらです👇
W-up
- ボール腕立て伏せ
- 正面キャッチ
- ラテラルラン→グラウンダーのボールキャッチ
トレーニング
- ブロッキング基礎
- 同一方向の起き上がり
- 反対方向の起き上がり
- ダイビング→反対方向の起き上がり→ブロッキング
では、具体的な内容とともに起き上がりなどのGKの技術を解説していきます。
W-up
ボール腕立て伏せ
W-upとして、ボールを使って腕立て伏せを行いました。GKにとって胸の筋肉は大事です。そしてボールを使って行うと、肩の可動域を広げることができます。けが予防、筋力強化のためにこのW-upを行いました。
前進→正面キャッチ
SKLZのRECOIL360を使って前進し正面キャッチを行いました。今回はトレーニングは昨日に引き続きフロントダイブを行いました。フロントダイブでは『動き出し』が重要です。少しでも動き出しのスピードを意識するためにこの道具を使いました。
ゴールが倒れてしまわないように、安全管理には十分気をつけてください。
SKLZのRECOIL360 を使ってトレーニングをまとめたブログと動画があります。是非ご覧ください👇
ラテラルラン→グラウンダーのボールキャッチ
スマホを置く位置を間違えてしまったため上手く撮影できていませんが…
動画の左のほうでマーカーを置いてラテラルランからのグラウンダーのボールキャッチを行っています。
僕が自主練会で撮影した動画の方がわかりやすいので以下の動画を参考にしてください👇
ステップ練習の目的はアジリティースピードを高めるだけではありません。常に歩幅を一定に保つことが重要です。以下のブログで詳しく解説しているので是非ご覧ください!
トレーニング
ブロッキング基礎
以前ブロッキングのトレーニングを行ったのですが、まだまだ基本的なブロッキングの技術が定着していなかったので、ブロッキングの基礎を行いました。
- 股を閉じる
- やや前重心(背中は丸めない)
- 手の位置は体の横、さらに下に構える
- 地面についている方の足首は伸ばす
- 手だけではなく、肘も使って守る
👆の5つがブロッキングの基礎です。
中でも、地面についている方の足首を伸ばすことができていなかったので、今後も修正していきたいと思います。
同一方向の起き上がり
起き上がりで意識することは、『起き上がった際の1歩目、2歩目でしっかりアクションができるように起き上がる』ことです。
同一方向の起き上がり方法
- 上の足をクロスさせる
- クロスしたほうの足と下の手を使って状態を少し上げる。
- 状態を少し上げたほうの足でも踏み切れるし、2歩目の足でも踏み切れるようにする
前回、同一方向の起き上がりを行った後フロントダイブするトレーニングを行いました。
以下のようなトレーニングです👇
しかし、いくつかの場面で起き上がりの動作で改善点が見つかりました。
23秒ぐらいのプレーをご覧ください。
起き上がりの1歩目、2歩目アクションが起こせるのにも関わらず無駄なステップが入っていることです。そしてボールに対して横からアプローチしているので、最短距離でアタックできていません。その結果、ボールはゴールへ向かってしまいました。
1歩目2歩目では体の状態を低いままに保ちます。そしてボールの高さを踏み切り足で合わせます。
低い姿勢のままボールへアタックする理由は、 体が上から下へ移動するためには時間がかかるからです。
ゴロのダイビングが難しいのはこのためですね。
そのため、起き上がりで意識することは、1歩目2歩目でアクションが起こせるような足さばきで、なおかつ状態が上がりすぎないようにしましょう。
今後、ブログとYouTube動画で起き上がりについて詳しく解説していきたいと思います。
反対方向の起き上がり
奧の方で行っているトレーニングです。反対方向の起き上がりで意識することは『お尻を支点に回ること』です。
先日以下のようなツイートをしました👇
反対方向に起き上がる時はお尻を支点にして起き上がることが有効です。
時々、背中を支点にしているGKもいます。
背中を支点にして起き上がると次のボールに対して力強くアプローチすることができません。お尻を支点にして起き上がることを意識しましょう。
本当に参考になる選手です。
背中を支点に起き上がってしますと、1歩目、2歩目を低い姿勢を保つことはできません。状態が上がり、そこから低いボールに対して上からアタックすると時間がかかってしまいます。人間の体の構造上、下から上に力を加えることはスムーズにできるので、起き上がりでは低い姿勢のまま、1歩目2歩目でアクションを起こせることが理想です。
以下の動画をご覧ください👇
起き上がりについて解説した動画です。
基本的に起き上がりとは、セカンドアクションを起こすために起き上がります。したがって、ボールは弾くことを想定します。ゴロのボールを弾く場合、基本的に片手でボールを弾きます。そのため、起き上がる時も片手になります。
反対方向の起き上がり方法
- 伸ばし切った腕の肘を少し内側に曲げる
- 手の平で地面を押すと同時に、お尻を支点に両足を反対側に持ってくる
- 上の足をクロスさせる
- クロスしたほうの足と下の手を使って状態少しを上げる。
- 状態を少し上げたほうの足でも踏み切れるし、2歩目の足でも踏み切れるようにする
ダイビング→反対方向の起き上がり→ブロッキング
最後にダイビングの後に反対方向へ起き上がり、そしてフロントダイブでボールへアタックするトレーニングを行いました。
フロントダイブでブロッキングを行うときは手の平の固い部分(手根骨)を使ってアタックしましょう。
フロントダイブで斜め前へアプローチし、手根骨の辺りでボールへアタックすると相手の振りかぶったシュートに対して力強く勝負することができます。そして自分の顔が相手の振りかぶった足の近くに行かないため、怖くないです。
先ほど、起き上がりのトレーニングを行いましたが、まだまだ『無駄なステップ』があったので改善していきたいと思います。
まとめ
最後に起き上がりについてもう一度まとめたいと思います。
同一方向の起き上がり方法
- 上の足をクロスさせる
- クロスしたほうの足と下の手を使って状態を少し上げる。
- 状態を少し上げたほうの足でも踏み切れるし、2歩目の足でも踏み切れるようにする
反対方向の起き上がり
- 伸ばし切った腕の肘を少し内側に曲げる
- 手の平で地面を押すと同時に、お尻を支点に両足を反対側に持ってくる
- 上の足をクロスさせる
- クロスしたほうの足と下の手を使って状態を少し上げる。
- 状態を少し上げたほうの足でも踏み切れるし、2歩目の足でも踏み切れるようにする
そしてフロントダイブでブロッキングを行うときは手の平の固い部分(手根骨)を使ってアタックしましょう。
起き上がりは頭で理解できていても、体が動かなければ意味がありません。頭で理解出来たら圧倒的な反復練習をしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
YouTubeに練習動画を上げているので是非ご覧ください👇
https://www.youtube.com/channel/UCXCoS4OAiZkDbKC9FTYN7tA