GKは一度のみならず、二度三度シュートを止めなければならない場面が試合中に多々あります。
皆さんは状況に応じて適切なアクションを起こせていますか?
こんにちは、Atsuyaです。
本日は2019年9月13日に獨協大学でGKトレーニングを行ったので、それについてブログでまとめていきたいと思います。
今日はトレーニングのテーマは 『セカンドアクションと1vs1』です。
具体的なトレーニング内容はこちらです👇
W-up
- 正面キャッチ
- グラウンダーのボール→ブロッキング
- 反対方向の起き上がり
トレーニング
- 膝立ちダイビング→フロントダイブ(ブロッキング)
- コラプシング or 1vs1
- シュートストップ→セカンドアクション
では、具体的な内容とともに解説していきます。
W-up
正面キャッチ
いつも通り、正面キャッチから行っていきました。毎回ブログで正面キャッチについて解説しているので今回は割愛させていただきます。
以下のブログで正面キャッチの極意について解説しているのでご覧ください👇
グラウンダーのボール→ブロッキング
ラテラルランを行いグラウンダーのボールキャッチ、再びラテラルランを行いブロッキングのW-upを行いました。
ブロッキングでは5つの基本的な要素があります。
- 股を閉じる
- やや前重心(背中は丸めない)
- 手の位置は体の横、さらに下に構える
- 地面についている方の足首は伸ばす
- 手だけではなく、肘も使って守る
ブロッキングについて、以下のブログで詳しく解説しています👇
中村航輔選手のようなセーブをしたい君へ!スターセーブの基礎 @獨協大学 2019/8/30
この後、ブロッキングの要素を含むトレーニングを行うので、このW-upを取れ入れました。
反対方向の起き上がり
左のゴールで行っているトレーニングをご覧ください☝
以前のトレーニングでは、「起き上がり」についてトレーニングを行いました。
同一方向の起き上がり方、反対方向の起き上がり方、以下のブログで詳しくまとめてあります👇
何のために起き上がる?起き上がりの1歩目、2歩目で勝負が決まる!@獨協大学 2019/9/11
多くの選手が、反対方向の起き上がり方に改善点が見られたのでこのトレーニングを行いました。連続でゴロのダイビングを6本行いました。
さらに、前日オフのカテゴリーがあったので、フィジカル要素も取り入れました。
個人的な考えですが、連続ダイビングのようなGKのフィジカルトレーニングは基礎が充分できてから行うべきだと思います。
頭で技術を理解できていないまま行うと、悪癖がついてしまうので…
個人的な意見なので、参考までに。
トレーニング
膝立ちダイビング→フロントダイブ(ブロッキング)
続いては、ダイビングを行った後、同一方向に起き上がり、フロントダイブ(ブロッキング)を行いました。このトレーニングで意識したことは、セカンドボールに対して最短距離でボールにアタックすることです。
フロントダイブでブロッキングする時のポイントは、斜め前へアプローチし、手根骨の辺りでボールへアタックすることです。
手根骨とは、このあたりの部分です。
この部分でアタックすれば、自分の顔が相手の振りかぶった足の近くに行かないため、怖くないです。
コラプシング or 1vs1
以前まで「コラプシング」、「フロントダイブ」、「ブロッキング」、「起き上がり」の技術を分解してトレーニングしていました。 それらの要素を複合させてトレーニングを行いました。
ルールはとてもシンプルで、GKが真ん中の選手にボールを投げます。ボールを受けた選手は黄色のコーンの間にシュートを打つか、左右のFW役の選手にパスを出します。シュートを打たれた場合、GKはコラプシングかインナーダイビングを使ってシュートを止めます。もし左右のFWにパスが出てたら、パスをカットするかブロッキングなどを用いて1vs1の対応をします。
弾いたボールに対しても、適切なセカンドアクションで対応できるようにしていきました。
シュートストップ→セカンドアクション
最後に2つのゴールを使ってシュートストップからのセカンドアクションを行いました。
ブルーシートに水をまき、シュートスピードを上げました。そして弾いたボールに対してキャッチしに行くのかブロックするのか、状況に合わせて正しい判断するトレーニングを行いました。
一方のゴールでトレーニングしている時は、もう一方のゴールにいるGKはFW役です。
GKが5人だったため上手くローテーションできるようにしました。
ブルーシートは500円ほどで購入できるので、購入しても損はないと思います。
まとめ
先ほども書きましたが、今回は 「コラプシング」、「フロントダイブ」、「ブロッキング」、「起き上がり」の技術を複合してトレーニングしていました。
一つひとつの技術を理解、定着しないまま複合したトレーニングを行うと悪い癖がついてしまうかもしれません。
複合トレーニングを行うときは、まずGKの技術を要素分解してみると良いでしょう。
そして、今回のトレーニングではスムーズに進行できるようにゴールをL字に置いて行いました。
GKトレーニングを考える時に一番悩むのは、『トレーニングどうやって回すか』を考えることです。スクールではないので、チームとの合流があります。GKトレーニングに使える時間は限られています。多い時は35分、少ない時は20分ぐらいでフィールドプレーヤーと合流します。
トレーニング前に「どこに何を配置して」、トレーニング中に「何を配置するのか」、「このトレーニングでは選手に配球を任せる」など、、、
これができれば、少ない時間でも効率よくトレーニングができると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
YouTubeに練習動画を上げているので是非ご覧ください👇
https://www.youtube.com/channel/UCXCoS4OAiZkDbKC9FTYN7tA