ここまで素人に理解できるようなGK本はあっただろうか・・・
こんにちは、Atsuyaです。今日は 2019年6月3日に発売された『ゴールキーパー「超」専門講座』by 松永成立+澤村公康の本を読んだので感想をブログで書いていきたいと思います。
結論から申し上げると、ど素人でもわかるGK本でした。GKの技術や心理的な部分など、非常にわかりやすく書いてありました。僕もわかりやすくGKやスポーツに関する情報を発信していければと思っています。
以下の3つの観点でブログを書いていきたいと思います。
- 前作との違い
- この本を読んで新しく学んだこと
- 感想
1.前作との違い
前作の『ゴールキーパー専門講座』2010年出版の本にはGKの根本的な技術のことについて書いてありました。
今作はGKの戦術、つまり技術と技術の組み合わせによって、日本人GKをどのようにして上達していくか!について詳しく書いてありました。
またチームの一員としてGKがどのような役割が必要なのかも詳しく書いてありました。
例えば、コーチングに関しても「クリア」、「キーパー」、「寄せろ!」などの具体的なコーチングの種類が書いてあるだけではなく、「なぜ今そのコーチングしたの?」「なぜ今、その場面でコーチングしなかったの?」など、
なぜその技術を使うのかという本質的な部分を丁寧に解説してあります。
もちろん、キャッチングやハイボールの技術も詳しく書いてあります!
2.この本を読んで新しく学んだこと
作者はGK練習において「考える」ことをテーマにしていると感じました。トレーニングをどのように構成するかはなんとなく理解していましたが、GKトレーニングで選手たちに「なぜ」を考えさせることが重要だと学びました。
例えば、ダイビングでは斜め前にアプローチした方がいいのはGKなら誰でも理解できます。シュートコースをを狭くできるからです。しかし試合中に斜め前に飛ぶケースはそこまで多くありません。むしろ真横に飛ぶことが多いです。にもかかわらず、「なぜ」基本動作では斜め前と教えるのか。
GKコーチは仲間とプレーについてディスカッションしながら考え、選手に対しても選手同士でディスカッションすることを促すことが時には必要だということを学びました。
3.感想
GKコーチだけではなく、指導者にも必要な考え方が書かれています。さらにGKに必要な技術だけではなく心構えも書いてありました。ですので、指導者が試合に出場させるGKを選ぶときにも参考になります。
さらにはGK特有の心理、スタメンキーパーと控えキーパーのメンタルのコントロールの仕方など、GKコーチや監督にとってとても参考になることが書いてありました。GKというポジションで試合に出るための椅子は1つしかありません。
より良いGKを試合で起用ためにはセカンドキーパーの役割が重要です。セカンドキーパーのメンタルコントロールがGKコーチには求められます。その方法を知りたいからは是非買って読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。