フロントダイブでボールを奪うために、一番大切なことは…
「動き出し」
こんにちは、Atsuya です。
今回は2020年2月1日に行ったGK自主練会のトレーニング内容についてブログを書いていきます。
トレーニングのテーマは「フロントダイブ」です。
フロントダイブの目的は「ボール奪取」です。
相手からボールを奪うためには、素早いアプローチが必要です。
そしてボールに素早くアプローチするためには、「動き出しの無駄」をなくさなければいけません。
こちらがトレーニングの概要です。👇
では、トレーニングの内容を具体的に解説しています。
W-up
動き出し
初めに動き出しのW-upを行いました。
フロントダイブは相手からボールを奪う技術です。
そのため、少しでも速くボールへアプローチしなければいけません。
以下のツイートをご覧ください👇
https://twitter.com/Sekidai_gk/status/1192356027854999553?s=20
『早いアプローチ』
ブレイクアウェイでの飛び出しなどで、一歩目が
「後ろ」
方向になっていませんか?
より早くアプローチするために、1歩目から前に前進できるような準備、予測、構えなどを意識することが大事だと考えています。#gk#goalkeeper
動き出しの1歩目が後ろへいってしまうと速くボールにアプローチできません。
GKは細かいところにも注意してトレーニングを行いましょう。
トレーニング
膝立ちダイビング(Tr 1)
最初のトレーニングでは膝立ちダイビングを行いました。
フロントダイブでは低い姿勢からダイビングをする必要があります。
低い姿勢からダイビングをするためには、股関節をしっかりと曲げなければいけません。
以下のツイートをご覧ください👇
GKの動きの質を上げるために、股関節を良く曲げたいと思いませんか?
股関節の可動域を出しやすくするために、股関節を開排(屈曲・外転・外旋)さると良いです。
また小指側(第5列)に荷重させることは上記の股関節の運動を促すことが出来るのでこの身体の使い方は非常に理に適っています。#西川周作 pic.twitter.com/D8QT0MMLz2
— 望月哲平@埼玉でサッカーの動作を分析してます。 (@deshi_football) January 5, 2020
GKの動きの質を上げるために、股関節を良く曲げたいと思いませんか?
股関節の可動域を出しやすくするために、股関節を開排(屈曲・外転・外旋)さると良いです。
また小指側(第5列)に荷重させることは上記の股関節の運動を促すことが出来るのでこの身体の使い方は非常に理に適っています。#西川周作
GKの技術だけではなく、自分の体を思い通りに動かせるようにしていきましょう!
膝立ちからフロントダイビング(Tr 1-②)
先ほどの膝立ちの姿勢からステップを踏み、フロントダイブを行いました。
基本的にフロントダイブはグラウンダーのボールに対して発揮する技術です。
先ほども書いたように、低い姿勢からダイビングをするためには
ボールにアプローチしている段階から低い姿勢になる必要があります。
そのため状態を下げてフロントダイブできるように、このトレーニングを行いました。
フロントダイビング基礎(Tr 2)
初めのW-upの動き出しとフロントダイブの基礎を理解し、スタンディングの状態からフロントダイブを行いました。
フロントダイブと呼ばれるぐらいなので、しっかり地面を踏み切りましょう。
ボールの近くまで行き、倒れてボールをキャッチするのは個人的にフロントダイブとは呼びません。
フロントローリングダウンと呼んでます。
まとめると、以下がフロントダイブで意識することです👇
- 動き出しの1歩目の足を前に出す
- 低い姿勢になりながらボールへアプローチする
- 股関節をしっかり曲げて踏み切り、ボールを奪いにいく
まずは3つのことを意識してフロントダイブをマスターしていきたいと思います。
フロントダイブでブロッキング(Tr 2-②)
次にフロントダイブの応用技術としてフロントダイブでブロッキングを行いました。
フロントダイブでブロッキングを行う際に、理解しなければならないことがあります。
それは「取れない間合い」に持ち込まないことです。
取れない間合いとは、GKとシューターの距離が約3~4.5mの距離です。
相手との距離が3m以下の場合はブロッキングを使うことでシュートコースを消すことができます。
またシューターとの距離が5m以上あればシュートに対してギリギリ反応することができます。
もしGKが3~4mの間合いに持ち込まれたら失点する確率も上がります。
したがって3~4mの間合いになりそうになったらフロントダイブでボールを奪いに行くべきです。
時には相手の足下に飛び込む場面も出てくるかもしれません。
顔を蹴られる可能性もあり、GKとしたらかなり怖いと思います。
しかし手根骨(手の平の下の固い部分)でボールにアプローチすることで、ボールに対して素早く、そして力強くアタックできます。
さらに今回のトレーニングでは、ボールへの恐怖心を無くすためにゴムボールを使ってトレーニングを行いました。
1vs1(Main Tr)
メインのトレーニングとして1vs1のトレーニングを行いました。
このトレーニングでは、相手との間合いに応じてブロッキングをするのか、
フロントダイブをするのか、ステイしてボールに反応するのか、
その「判断」を高めていきました。
今回はフロントダイブがテーマだったので、積極的にボールを奪いに行きました。
補強トレーニング
オーバーハンドキャッチ
補強トレーニングとしてオーバーハンドキャッチを行いました。
オーバーハンドキャッチでは以下のことを意識します👇
- 手を前に置く(自然と前傾姿勢になる)
- 足を肩幅に開く
- 脇を開き過ぎない
- 足は常に動くように
- お腹のあたりから手を出す(ボールを挟まない)
- 両手を同時に出す、バラバラに出さない
- 親指と人差し指を平行にする
- ボールを手にはめるイメージ
- 指をしっかり開く
- はまったら指でボールを掴む
親指と人差し指を平行にしてボールにアプローチすることができなかったのでキャッチミスが起こりました。
ポジション修正→シュートストップ
最後にポジション修正からのシュートストップを行いました。
ポジション修正する時の、足の運び方を意識しました。
サイドをえぐられてマイナスのクロスボールが出たときのポジション修正を想定しました。
サイドから中央にポジション修正を行うときは、ボールに向かう足から動かすべきです。
1歩目を反対側の脚から動かしてしまうと、その1歩が無駄になります。
ステップの”ムダ”を削ぎ落す
たかが1歩、時間にしたら1秒もない、距離にしたら10cmぐらいかもしれないがその1歩が命取りになります。
いきなりやってできることではないので、毎回のトレーニングで意識していきたいと思います。
まとめ
今回は「フロントダイブ」をテーマに自主練を行いました。
フロントダイブは相手からボールを奪う技術です。
相手からボールを奪うためには、素早いアプローチが必要です。
ボールに素早くアプローチするためには、動き出しの無駄をなくし
しっかりと地面を踏切、体を直線にしてボールを奪いにいきます。
GKは一つひとつの技術に対して細かいところまで突き詰めていきましょう。
GK練習はボールやマーカーなどのトレーニング用具が必要ですが、
GKの仲間も必要です。
自主練会に参加したい!GKのレベルをもっと向上させたいという選手がいましたら
僕のTwitterからDMください👇
基本的に土曜日に都内の公園で行っています!!!
最後までご覧いただきありがとうございました。
参考書籍
サッカー GKの教科書 (PERFECT LESSON BOOK)
僕はkindle unlimitedで読みました!
サッカー関連の書籍もたくさんあります👇
皆が見ている動画
関連ブログ
私たちにできることはGKを知り、GKへの”恐怖心”を無くすこと~『ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座』を読んでみた~