ゴールキーパーの皆さん
プレジャンプをする派ですか?しない派ですか?
最近シュートストップが苦手になったな~と思う選手は
ダイビングや1vs1の技術ではなく、「プレジャンプ」を意識すればよいかもしれません。
こんにちは、Atsuyaです。
今回は先日行ったGKのマンツーマントレーニングについてブログを書いていきます。
トレーニングのテーマは『プレジャンプ』です!
プレジャンプとは、GKがシュートを打たれる直前に少しジャンプすることです。
ジャンプすることによって体が一瞬、縮みます。
体が縮むことによって、その反発を利用して大きくジャンプすることができます。
ですが、そのプレジャンプを大きくすればするほど、遠くに跳べるわけではありません。
今回のトレーニングでは、プレジャンプの質を高めるために選手と対話しながら、
動画で自分自身のプレーを振り返りながら、納得するまでトレーニングを行いました。
具体的なトレーニング内容はこちらです👇
W-up
- ステップワーク
トレーニング
- プレジャンプありとプレジャンプなしを意識したキャッチング
- 反転してからのキャッチング
- ポジション移動→キャッチング
- テニスボール反応→キャッチング
- テニスボール反応→キャッチング or フロントダイブ
では、解説していきます。
W-up
ステップワーク
初めにW-upとして、ステップワークを行いました。
テニスボール6つとマーカーを8枚準備します。
ルール
- 二人一組で対面になる
- 片方の選手がテニスボールを動かす
- もう片方の選手は真似をする
- サイドステップしかできない
これだけです。
W-upなので、楽しくかつ体が温まるように行いました。
皆さん、「スリーアップ」って知っていますか?
スリーアップとは、
- ウォームアップ・・・怪我予防のために体を温めるW-up
- モチベーションアップ・・・グループ、コミュニケーションなどを通してモチベーションを上げるW-up
- スキルアップ・・・ メインの活動(サッカーであれば練習)で身につけたい技術のために準備するW-up
トレーニングの前のW-upで☝のような要素を加えることができたら、
トレーニングの質が上がります!!!
以下のブログでスリーアップについて詳しく解説しています👇
是非ご覧ください!
トレーニング
プレジャンプありとプレジャンプなしを意識したキャッチング
今回のトレーニングのテーマはプレジャンプです。
プレジャンプをするかしないかは個人差があります。
まず初めに何も意識せずにキャッチングを行いました。
次に17秒からの動画をご覧ください。
「プレジャンプ無しの意識」でキャッチングを行いました。
選手曰く、「キャッチングが安定した!」と言っていました。
プレジャンプ無しの意識でおこないましたが、少しジャンプしています。
ですが、ミドルレンジからのシュートの場合は、このくらいのジャンプが理想です。
自分自身の動作を動画で確認しながらトレーニングを進めていきました。
反転してからのキャッチング
続いて、反転してからのキャッチングを行いました。
ここでは、身体を回転させたときに通常の構えに戻すためにプレジャンプすることを意識しました。
そしてボールが蹴られる直前にはしっかり止まることを意識しました。
ポジション移動→キャッチング
続いては、ポジション移動からのキャッチングです。
先ほどと同じように、
- ボールが蹴られる瞬間には地面に足を接地させる
- プレジャンプで基本の構えに戻す
ことを意識しました。
マーカーの上にボールを置いて、スピードのあるボールを蹴っていきました。
構えが安定していたため、キャッチングも安定してきました。
テニスボール反応→キャッチング
次にテニスボールを反応した後に、シュートストップを行いました。
このトレーニングでは、距離に応じた構えの修正をテーマに行いました。
至近距離でテニスボールを反応する際は、基本的に手を下に構え、重心も少し下がります。
さらにプレジャンプも少し大きめにします。
そのためシュートストップの際は、ミドルシュート時の構えに戻さなければなりません。
プレジャンプも今回トレーニングで行ったように、大きく飛ばないことを意識しました。
テニスボール反応→キャッチング or フロントダイブ
最後のトレーニングです。
先ほどのトレーニングに、「動き出し」の要素を加えました。
テニスボールを反応した後、シュートを打つか、青のマーカーの間にボールを転がします。
ゴールキーパーはボールがマーカーを通過しないようにパスカットします。
これはスペースを守るブレイクアウェイを意識して行いました。
まとめ
今回のトレーニングのテーマは「プレジャンプ」でした。
ミドルレンジに置いてのプレジャンプの役割をまとめます。
- ボールが蹴られる瞬間には地面に足を接地させる
- プレジャンプで基本の構えに戻す
今後も☝の2点を軸にトレーニングを行っていきます。
今回はサッカーボールだけでなく、テニスボールも使ってトレーニングを行いました。
サッカーボール以外のボールを使うことでボールフィーリングの質を向上させることもできます。
また球速をあげたり(テニスボール)、ボールを不規則に変化させる(リフレクションボール)ことで反応スピードを高めることができます。
また通常より少し重たいボールを使うことでキック力を向上させることもできます。
以下のブログでは、サッカーボール以外を使ったトレーニングの解説もしています👇
是非ご覧ください!
マンツーマンGKトレーニングは、主に選手のGKへの理解の手助けと技術向上を目的に行っています。
今後も一人でも多くのGKの悩みを解決していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
※この記事は、選手の了解のもと公開しています。