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2人だけでゴール無しで出来るGKトレーニング20選!解説付きでまとめてみた

投稿日:2019年7月17日 更新日:

こんにちは、Atsuyaです。本日はゴール無しで出来るGKトレーニング20選ということでトレーニング動画を載せてみました。

気になるトレーニングだけでもいいので、もし参考になったらSNSなどで広めてもらったら嬉しいです。

一つでも日々のトレーニングの参考になれば幸いです。

W-up編

リアクションスピードを上げるW-up

このW-upのねらいは反応スピードを上げることです。

動画のような台や椅子があればこのW-upはできます。

あまり高いところからボールを落とすと、ボールのスピードが速くなりすぎてしまうので気をつけてください。

テニスボールとサッカーボール、この二つの種類のボールを使うことで難易度も変わります。テニスボールはしっかりボールを見ないと空ぶってしまいます。

テニスボールは持ち運びに便利なアイテムです。一人4個ぐらいずつ持っていけばトレーニングの幅が広がります。


歩幅を一定に保つW-up

続いてはラダーを使ったW-upです。

このW-upのねらいは歩幅を一定にしてステップを正確に踏むことです。

しかし足下を見てしまえば誰でも正確にステップを踏むことはできます。

そこで、このW-upではステップを踏みながらパートナーが手で表した数字を答えるということを行っています。

ラダーを使ったW-upと書きましたが、マーカーでも大丈夫です。なんならテニスボールでもオッケーです!

👇ステップ練習に関する記事も貼っておくのでもしよかったら読んでみてください!


ラダーとチューブを使ったトレーニング

メインのトレーニング前にこのW-upを行うと良いでしょう。

まずチューブを使ってお尻の筋肉に刺激を与えます。その後、歩幅を一定に保つことを意識してステップを行います。

連続5回やるだけでも充分に筋肉を刺激します。

寒い日のトレーニング前にやるといいかもしれませんね。


トレーニング編

浮き球のダイビング(膝立ち)

このトレーニングでは地面を強く蹴ることを意識します。

そして脚の幅を広くしすぎないようにしましょう。脚幅を広くしすぎてしますと、うまく体重を脚に乗せることが出来なくなるのでダイビングの形も崩れてしまいます。

そしてボールに最短距離で触ることを意識すると必然的に斜め前にアプローチすることが出来ます。その結果、ダイビングのスピードも上がります。


浮き球のダイビング(膝立ち)part2

ダイビングは進行方向の脚だけで飛ぶわけではないですよね?

進行方向の逆の脚から進行方向の脚へとしっかり体重移動させなければなりませんよね。

逆脚からの体重移動を意識しながらこのトレーニングを行いましょう。


浮き球のダイビング(スタンディング)

上の二つのトレーニングで意識したことを活かしましょう。

立った状態から、逆脚からの体重移動地面をしっかり蹴ることをほぼ同時に行うことは意外と難しいです。

そして常に構えはリラックスした状態で行いましょう。


フロントダイブ

このトレーニングでは動き出しの一歩目を意識して行いましょう。

スタートの一歩目の足が前に出ないと、その分ボールへのアプローチが遅くなります。そして失点する可能性が高くなります。

以下のブログで詳しく解説しています👇


浮き球のダイビング✙同一方向起き上がり

このトレーニングでは素早く起き上がることを意識するのはもちろん、起き上がり動作の2歩目で次のアクションを起こすことを意識してください。

ゴールキーパーは何のために起き上がりますか?

起き上がることが目的ではないです。

次のプレーに早く移るために起き上がります。

同一方向起き上がり✙フロントダイブ

このトレーニングのねらいは、起き上がり動作のスピードを上げて、そこからセカンドボールに最短距離でアタックすることです。

このトレーニングも起き上がった後にどれだけ早く次の動作に移行できるかが重要です。

逆方向への起き上がり✙フロントダイブ

反対方向に起き上がるとき、お尻を支点にして回り起き上がることが有効です。

時々、背中を支点にして回っているGKがいます。

背中を支点にして起き上がると次のアクションに対して力強くアプローチすることが出来ません。

したがって、このトレーニングではお尻を支点にして回ることを意識しましょう。

正面キャッチ✙ダイビング✙逆方向への起き上がり✙フロントダイブ

今までやったことを複合させたトレーニングです。

一日のトレーニングのまとめとして行ってもいいかもしれません。

ポイントは移動を早く行うことです。GKというポジションは一つひとつの動作を正確に速く、より力強く行わなければならないポジションです。

トレーニングは常に100%で、いや150%で行いましょう!

トレーニングとトレーニングの間は全力で休憩してかまいません。

コラプシング✙起き上がり✙ハイボール

起き上がってからのハイボールはかなり力を使います。

次の動作を力強くするためには起き上がり方が非常に重要です。

このトレーニングの2球目では、お尻を支点に回ることが出来なかったので、身体のバランスが崩れてしまいました。そのため飛ばしたい方向にパンチングをすることが出来ませんでした。

コラプシング✙ブロッキング✙フロントダイブ

ボールにアタックするかシュートストップするかドリブルに対して対応するかを判断するトレーニングです。

どの場面でアタックするかはGKによって異なります。ですので、このトレーニングでは自分がどの程度の距離ならアタックできるのかを知る必要があります。

相手との距離感を意識しながらやってみましょう。

上手(かみて)を使ったセービング(W-up )

最後までボールを目で追いかけること。

顎をあげることを意識すると上手くできます。

上手(かみて)を使うセービングでは空中でのボディーバランスが重要です。

上手(かみて)を使うダイビングのW-upとしてやってみてください!

台を用いて上手(かみて)を使ったセービング

これも人が乗れる台か椅子があればできるトレーニングです。

試合中に上手(かみて)だけを使ってセーブするシーンはあまりないです。

しかし、やって損はないと思います。

このトレーニングで意識してほしいことは、1回1回自分の持っているパワーを出し切ってください。

ステップ✙上手を使ったセービング

ここでは、テニスボールを使ったW-upで意識したことを思い出しながらやってみましょう。

最後まで目でボールを追いかけることを意識しましょう。

ブロッキング(W-up)

ブロッキングのトレーニングは怪我をする可能性が高いです。

テニスボールを使って充分にW-upをしましょう。

特に股関節が固いGKは怪我をしてします可能性が高いので、日々のトレーニングでこのW-upを取れ入れましょう。

脚でのセーブ(W-up)

このトレーニングで意識してほしいことはつま先を立てること、そしてインサイドでしっかり面を作ってボールを正確に弾くことです。

近年シュートスピードも格段に上がってきています。

脚でシュートを止めることもGKにとっては大切な技術です。

脚でのセーブ✙正面キャッチ

速いボールに対して正確にインサイドでボールをミートさせることを意識しましょう。

僕の場合、非利き足は上手く足が出せていないため、ボールを弾くことが出来ていません。

左右両方の脚を正確に使えるようにトレーニングしていきましょう!

脚でのセーブ✙反応✙正面キャッチ

脚でセーブした後にテニスボールでリアクションのスピードを鍛えます。そして最後に正面キャッチをします。

このトレーニングはサッカーボール⇒テニスボール⇒サッカーボールの順番でセービングを行います。

このトレーニングのねらいは、色々な種類のボールを使うことで脳に強い刺激を与えることが出来ます。

脳が退屈せずに強い刺激があると、成長スピードは速くなります。

いろんな種類のボールを使って練習してみたいですね。


まとめ

いかがだったでしょうか?参考になるトレーニングはありましたか?

皆様にとって一つでも参考になってもらったら幸いです。

これからもたくさんのGKトレーニングを解説付きで紹介できるようにしていきます。

今後ともよろしくお願いします!

-GK

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