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【GKトレーニングでは頭の引き出しを増やす作業が必要】

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こんにちは、Atsuyaです。

本日は【GKトレーニングでは頭の引き出しを増やす作業が必要】というテーマでブログを書いていきたいと思います。

一般的には、GKのトレーニングはキャッチングの技術を向上させたり、ジャンプなどをしてフィジカルの能力を高めること、反応スピードを高めることなどを行います。

ですが、僕が考えるGKトレーニングの一番意識してほしいことは頭の引き出しを増やすことです。

頭の引き出しを増やすということは、

試合の中でのシチュエーションを理解しどのような技術を発揮するのかを理解することです。

そうすることで、GKは同じ失点を繰り返すことがなくなるでしょう。

GKで大切なことは、「無失点」ではなく、「最小失点」です。

では、本題に戻っていきましょう。

本日の概要はこちらです👇

  1. 技術を理解すること
  2. どんなシチュエーションでその技術を使うのか?
  3. トレーニングをする

では、深堀してきます。

 

 

技術を理解すること

技術をとは、簡単に言うと、

キャッチングなどのトレーニングをするときに

どんな構え方で、どこに手を置き、どのようにアプローチするのか、そしてキャッチングするときはどのように手の平を広げるのか?

などの、キャッチング自体の構造を理解することが大切です。

ほとんどの指導者がGKの技術についてほとんど理解いています。

しかし、選手自身が理解していなければなりません。

なぜならば、選手がミスを犯したとき選手自身がなぜミスをしたのかがわからないからです。

例えば、どのようにキャッチングするのかもわからずに、キャッチミスを犯した場合に選手自身が技術の修正をできません。

たまたまキャッチできなかったと解釈してしまいます。

しかし、キャッチングの構造を選手が理解していれば、ミスを犯したときに修正できます。

例えば、「本来であれば、お腹のあたりからボールへアプローチするべきなのに、横から出してしまった。だから挟み込むような形になってしまいキャッチミスを犯してしまった。」

選手自身が自立するためにもGKの技術についての頭の引き出しも増やしたほうがいいですね。

GKの技術を理解し向上させるだけならパーソナルトレーニングもおすすめです。

パーソナルトレーニングではGKトレーニングに必要なシチュエーションを理解することが難しいですが、技術を理解することができます。

僕も時々依頼を受けてパーソナルトレーニングを行っています。

以下のツイートをご覧ください↓

【GKマンツーマントレーニング 】

0からゴールキーパーを学ぶということで、初めにGKの基本であるキャッチングを行いました。

まずは「GKとボールの関係」から。

久しぶりのマンツーマンでしたが、GKとしてより良くなるように指導していきます。

パーソナルトレーニングでは技術を理解することができます。興味がある方は僕のツイッターのDMよりご連絡ください。

どんなシュチュエーションでその技術を使うのか?

まじ初めにシチュエーションを理解しましょう。

どんなシチュエーションでその技術を使うか。

シチュエーションを理解すると言う事は、現在どんな状況の場面をトレーニングをしているのかを理解することです。

例えば、シュートストップの練習をしていて、そのために必要な技術的要素として、

キャッチングやポジショニング、ダイビング(グラウンダーのボールなのか浮き球ボール)を理解する必要があります。

GKコーチがトレーニングを選手と共有することでその練習が成り立ちます。

可能であれば、ゴール前でトレーニングすることを意識しましょう。

ゴール前でトレーニングすべき理由ついては以下のブログで解説しています👇

GKはゴール前でトレーニングを行うべき

そしてどんな技術が必要なのかを頭の中で理解しましょう。

例えば、先ほども述べたように、シュートストップ(ミドルシュート)の場合は主な技術として

ローリングダウン、ダイビング、ポジショニングなどが挙げられます。

1vs1の局面であれば、フロントダイブやブロッキングの技術が必要です。

シチュエーション理解しその中で必要な技術をトレーニングすることが重要です。

指導者の観点 どこの技術で躓いているの?

これは指導者の視点ですが、試合やシチュエーションのトレーニングしていく上で、選手達が何かしらの技術ミスを犯しています。

技術ミスの結果、試合で失点しているわけです。

なぜ失点しているのか、そしてどこで技術的エラーが起きているのかを見極めることが指導者の役割です。

例えば、クロスボールに出ることができずに失点してしまっている場合は、

ただ単純にクロスボールの練習をすれば良いだけではありません。

クロスボールに必要な要素として

主に落下地点の予測、落下地点まで足の運び方、ジャンプ動作、ジャンプ動作中のキャッチング、着地などがあります。

もちろん他にも様々な動作があります。

それは以下のブログで解説しているのでこちらをご覧ください。

意識さえ変えればクロスボールは楽勝!「最高到達点」ではなく「相手より先に触ること」を意識しよう!

このように指導者としてシチュエーションを理解し、その上で必要な技術をトレーニングすることが大切です

トレーニングをする

では実際にトレーニングとはどういうことなのかを解説していきます。

まず初めにGKトレーニングするということは正しい技術を頭で理解し、その後繰り返すことです。

例えば、キャッチングという技術がわからないまま、正面キャッチを繰り返していても、うまくはなりません。

たまたまキャッチすることができますが・・・

ですが、それはまぐれです。

したがって、まずどのような構造でキャッチングの動作が成り立っているのかを頭を理解し、それを繰り返すことが重要です。

 

その次は動きの中で繰り繰り返しトレーニングすることが重要です。

オススメはMPSトレーニングです。

MPSトレーニングとは何なのか?

以下のツイートをご覧ください👇

【GKトレーニング:4vs1】

GKがボールを奪いに行くのか、ステイするのか… その判断を高めるトレーニング MPSも高まる

【MPSとは?】

M:move(移動) P:position(正しいポジションに立つ) S:set(構える)

さらに、GKがボールを前進させるトレーニングにもなる 個人的に好きなトレーニング

MPSとは、GKの基本です。

 

 

最後は連続プレーを行うことです。

ある程度技術を理解しMPSを通して実践できるようになったら、GKの技術を組み合わせる必要があります。

例えば、ダイビングでシュートストップした場合、キャッチできる場合と弾いてしまう場合があります。

弾いてしまった場合は次の動作をするために正しく起き上がり動作をしなければいけません。

そしても一度シュートを止めるためにダイビングまたは正しいポジションにいち早くセットしなければいけません。

連続プレートレーニングの具体例👇

これはとても応用的なトレーニングなので、しっかりと頭で技術を理解した上でトレーニングしていきましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

本日は【GKトレーニングでは頭の引き出しを増やす作業が必要】というテーマでブログを書いていきました。

GKトレーニングではただ単純ジャンプしてフィジカルを高めてシュートを止めたり、フィードの練習をするだけではありません。

もちろんゴールキーパーとしてフィジカルを鍛えることも重要です。

しかし、筋力に期待するだけではより良いGKになることができません。

より良いGKになるためには必要な技術を頭で理解し、どのシチュエーションでその技術を発揮できるのかを理解することが大切です。

そのシチュエーション中で最大限筋力を発揮できるように、フィジカルトレーニングをすることが理想です。

最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。

こちらの記事は、筆者の個人的な意見であり、真偽を明確にするものではありません。

参考書籍


ジョアン・ミレッ 世界レベルのGK講座

ドイツ式GK技術革新 GK大国に学ぶ「技術」と「理論」

ゴールキーパー「超」専門講座

-GK, GK分析

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