「ついに、GKコーチを始めたんですね!」
「でも、週一回しか練習に参加していないし…チームになじめていないんだよな…」
「まぁ、それは仕方ないよ!」
「副業GKコーチでも、気をつけたほうがいいことはたくさんあるからね!」
こんにちは、Atsuyaです。
本日は「1週間に1度しか来ない副業GKコーチが気をつけること・・・」というテーマでブログを書いていきたいと思います。
本日の概要はこちらです👇
- 1週間のチームのスケジュールを確認した上でトレーニングを構成する
- GK以外の選手ともコミュニケーションを図ること
- 情報を共有すること
では、深堀していきます。
1週間のチームのスケジュールを確認した上でトレーニングを構成する
当たり前のことですが、まずは1週間のスケジュールを把握しましょう。
週何回トレーニングの日が設けられていて、何曜日にオフなのかはもちろん
フィールドプレーヤーの1週間のトレーニングの強度を把握するも必要です。
そして副業GKコーチが、何曜日にくるのかによって
トレーニングの内容を考えなければなりません。
例えば高校生、大学生のクラブを例にして
以下のような1週間のスケジュールだとしましょう👇
- 月曜日:オフ
- 火曜日:フィールドプレーヤーはフィジカルトレーニング
- 水曜日:フィールドプレーヤーにとって強度の高いトレーニング
- 木曜日:紅白戦中心
- 金曜日:シュート練習中心→ゲーム形式
- 土曜日:調整(セットプレー)
- 日曜日:試合
このようなスケジュールの場合、
副業GKコーチとして、どのタイミングでGKトレーニングに訪れるかを理解してトレーニングを構成しましょう。
これから、日に応じたトレーニング内容の具体例を書きます。
火曜日にトレーニングを行う場合
基本的に週の一番初めのトレーニングなのでパワーを回復するようなトレーニングを行います。
パワーを回復するトレーニングを行いながら、試合での反省を改善できるようなメニューをトレーニングの中に組み込みましょう。
かなり高めの強度でトレーニングしても大丈夫だと思います。
水曜日にトレーニングを行う場合
水曜日は前日の疲労感も残っている可能性があるため、
技術的な説明や試合での反省点を解決しながらトレーニングを行うのが良いでしょう。
例えば、1vs1で失点し、「アプローチの仕方」に改善点があった場合、
解決策を提示、一緒に考えながらトレーニングをしていきましょう。
木曜日にトレーニングを行う場合
木曜日は紅白戦を行うチームが多いです。
そのため、必然的にGKのトレーニングの強度は落ちてしまいます。
フィールドプレーヤーの強度はやや高くなりますが…
したがって、意図的にGKトレーニングでは強度を上げる必要があります。
しかし、土日に試合があるため筋肉に直接負荷のかかるようなトレーニングは避けましょう。
金曜日にトレーニングを行う場合
金曜日はフィールドプレーヤーがシュート練習を行うことが多いため、
木曜日とは逆でGKの強度は高くなります。
そのため、金曜日にトレーニングを行うのであれば、
前日の紅白戦の反省点を改善する、もしくはクロスボールを中心に行うのが良いでしょう。
クロスボールを行う理由は、試合中のプレー頻度が多く、
日本人GKがクロスボールに対して苦手としているからです。
元日本代表GK松永氏のゴールキーパー専門講座にも書いてありますが、
個人的には、今の選手はこの空間認知能力が昔の選手より落ちているように感じる。GKとしての全般的な能力は上がっているのにも関わらず、である。
ゴールキーパー専門講座 p92
日本人GKがクロスボール(ハイボール)が弱いと言われているのは
そもそも空間認知の練習量が足りないからです。
クロスボールの処理は非常に難しい技術です。
なので、試合の二日前ぐらいからのトレーニングでクロスボールの処理を行いましょう。
土日しか来ることができない人の場合
土日は試合が多いです。そのため、試合を観察することが多くなるでしょう。
試合を観察し、選手にポジティブなフィードバックを与えてあげましょう。
そして、次の週のトレーニングのテーマを一緒に決め、
具体的なトレーニングを提供してあげましょう。
GK以外の選手ともコミュニケーションを図ること
週に1度しかトレーニングに来れない場合、
積極的にGK選手以外のフィールドプレーヤーと関わることが必要です。
やはりGKはあの大きなゴールを守るためには、
フィールドプレーヤーとコミュニケーションを取らなければなりません。
GKコーチも同じで、失点を減らすためにはフィールドプレーヤー、
特にDFの選手と積極的にコミュニケーションを図りチームでゴールを守ることができるように工夫しましょう。
「自分はGKコーチだから、特に伝えられることなんてないよ…」
と思い人もいるかもしれません。
そんな人に質問したいのですが、
「あなたがGK選手だったら味方に指示を出さないってことですか?」
そんなことはないですよね。
そんな姿をGK選手に見せていたら、GK選手達もフィールドプレーヤーに指示を出すことをためらってしまいます。
GKやGKコーチ、フィールドプレーヤーも失点を防ぎ、ゴールを奪うために練習することは変わりません。
まずはGKコーチが手本になるようにフィールドプレーヤーともコミュニケーションを取りましょう。
GKは特別なポジションと言われていますが、
サッカーの中の11分の1ということは変わりません。
そしてチームによってGKに求められる能力も異なります。
以下のブログでGKの孤独を少しでも和らげる方法を解説しています👇
情報を共有すること
1週間に1度しかトレーニングにいけないのであれば情報を共有しましょう。
今はラインなどを通じてこまめに連絡が取ることができ、
Googleフォームなどを使えば簡単にアンケートを取ることはできます。
以下のことはラインやアンケートを使うことによって情報を共有することができるでしょう。
- 怪我の有無
- トレーニングの理解度・疲労度チェック
- GKの強み・弱み
- 試合の結果
- 試合での良かった点・改善点
もちろん、毎日選手の表情や言動を観察していれば
いちいち確認する必要はないと思います。
ですが、週に1、2回しかチームに訪れないのであればこまめにチェックするべきでしょう。
まとめ
今回のブログでは
『1週間に1度しか来ない副業GKコーチが気をつけること・・・』
についてブログを書いていきました。
本業のGKコーチとは異なり、副業GKコーチは毎回の練習に参加することはできません。
ですが、毎日いけないことは決してデメリットだけではありません。
先ほども書いたように、今の時代ラインやGoogleフォームでアンケートを取れば選手の状態はある程度把握できます。
したがって、週に1度しか来ない副業GKコーチだからと言って
悲観的になる必要はありません。
まずはできることからやっていきましょう。
以下のブログでは「GKコーチは副業から始めたほうが良い?!理由」
について解説しています👇
最後までご覧いただきありがとうございました。