中学3年生にです。
ゴールキーパーをやっているのですが、上手く声を出すことができません。
というか、何をコーチングすればいいかわかりません。
どうすればいいでしょうか?
こういった、悩み解決します。
こんにちは、Atsuyaです。
本日は【GK:コーチング】ゴールキーパーに必要な3つの声
というテーマでブログを書いていきたいと思います。
「声を出したくないゴールキーパーなんていない!!!」
僕はそう思っています。
なぜならば、僕自身も声が小さく、チームの監督から
「キーパー、声出してくれよっ!!!」とさんざん言われてきたからです。
だから声を出せないゴールキーパーの気持ちがよくわかります。
本日の概要はこちらです👇
・ゴールキーパーの声はチームを鼓舞する
・声を使ってゴールキーパーがプレーすることを伝える
・ゴールキーパーの具体的な戦術の声がチームを救う
では、深堀していきます。
✅ゴールキーパーの声はチームを鼓舞する
☑なんて声をかけていいかわからない時はこの言葉から
ゴールキーパーをやっていてなんて声をかけていいかわからない時は、以下の3つの言葉から選んで使ってみてください。
・「集中していこう!!!」
・「しゃー!いこう!!!」
・「切り替えろ!!!」
そうすれば、自分が試合に出ている感覚を掴めるので、集中力を切らさずにプレーすることができます。
ゴールキーパーで1番危ないことは、試合中に集中力が切れてしまうことです。
そうならないためにも「声を出す」ということは重要です。
「ボーっと生きてんじゃねーーーー」って5歳児の女の子に怒られてしまうかもしれませんね。
声の出し方がわからないゴールキーパーは上記の3つからでいいので声を出してみてください。
声が出せるようになれば、次のステップに進めます。
☑話している内容よりも声の大きさが大切
また具体的な具体的な指示でなくても、ゴールキーパーが声を出してくれるだけでもチームに安心感を与えることができます。
味方がいいプレーをしたら褒める、集中力の欠いたプレーをしたら怒る、非常に単純なことですが大切です。
これはフィールドプレーヤーに聞いた話ですが、
基本的にフィールドプレーヤーは試合中何度もスプリントを繰り返し、最適なポジションを取らなければいけないので、味方選手にコーチングする余裕はありません。
したがってゴールキーパーが味方に声かけするだけでも安心感を与えられるそうです。
チームを鼓舞する声は具体的な内容よりも、声の大きさの方が大切です。
また大きな声を出し続けるには体力も必要なのでトレーニングが必要です。
練習中や試合中の苦しい場面で大きな声でチームを鼓舞してくれる人はチームから信頼されます。
これは僕の経験ですが、苦しい走り込みのトレーニングの時チームメイトで「頑張ろう!」や「まだまだ行けるぞ!」と言ってくれる選手がいました。
僕はその選手を信頼していました。
僕自身も高校生の時キャプテンだったので、厳しい練習の時は自発的に声をかけるようにしていました。
そのおかげでチームメイトからある程度信頼を得ることができたと思います。
※走り込みのトレーニングが意味あるのかはここでは触れません。
また複数人でGKトレーニングをするとき、選手同士またはコーチも含めて雰囲気を作ることが非常に大切です。
☑まずゴールキーパーはチームから信頼を得よう
ここから具体的なコーチング方法について解説していきますが、チームメイトから信頼されていないと声を聞いてもらうことができません。
信頼を得るためには日頃の言動が極めて重要です。
以下のブログで解説しています。
✅声を使ってゴールキーパーがプレーすることを伝える
声を出すことで味方にGKがプレーする意図を伝えることができ、また相手を牽制させることができます。
またここでのコーチング方法は、声の大きさだけでなく「はっきり伝える」ことが必要です。
☑ゴールキーパーがプレーすることをアピールをしなければならない
声を出すことでゴールキーパーがプレーすることをアピールし、味方との接触を避けることができます。
例えば「キーパー!」と声を出しプレーすることで味方はゴールキーパーがプレーすると判断し、相手をブロックしてくれる可能性もあります。
✔言葉の意味を伝えておく
日ごろの練習中や試合前などにゴールキーパーの声の意味についても話しておきましょう。
例えば、
「キーパー」:自分がボールにチャレンジするからゴールカバーを頼む
フィールドプレーヤーの原則と同じで、GKもチャレンジアンドカバーが原則です。
例えば、GKがクロスボールをキャッチしに行ったら他の選手がゴールカバーに入るなど。
ある程度、約束事が有れば試合中のコミュニケーションを優位に進めることができます。
ゴールキーパーが「オッケー」と言ってもDFがプレーできるので有ればDFにプレーさせるなど
☑相手を牽制することができる
また1対1の場面でゴールキーパーが相手の足元にあるボールをフロントダイブでボールを奪う場面があります。
✔フロントダイブって何?
簡単にいうと相手からボールを奪うプレーですが、この時に大きな声を出すことで、
相手を牽制させることができます。
☑声の大きさと「はっきり」伝えることが大切
またここでのコーチングは声の大きさだけでなく、「はっきり」伝えることが大切です。
これは昔の僕もそうでしたが、「キーパー!!!」と「クリア!!!」の声がわかりにくいとチームメイトに指摘されました。
なので、今は「キーパー!!!」の代わりに「オッケー!!!」を使っています。
いくつかの海外の国では、プレーする時は自分の名前を言うそうです。
✅ゴールキーパーの具体的な戦術の声がチームを救う
ゴールキーパーが具体的な戦術のコーチングをするのは、非常に難しいです。
なぜならば、チームの戦術、サッカーを理解していなければならないからです。
☑相手がいるのかいないのかを伝える
サッカーをプレーするにあたって相手がいるのかいないのかを判断できるかは非常に重要です。
単純に相手がいなければボールを失うことはありません。
また相手がいればその状況に応じてプレーを変えなければいけません。
なのでゴールキーパーが具体的なコーチングをする場合、
「相手が来ているのか?」「フリーなのか?」を教えてあげてください。
これだけでもフィールドプレーヤーを助けることができます。
☑どこにどんなスペースがあるのか?
先ほどの話の続きになってしまいますが、サッカーでは相手がどこにいるのかを認知することが大事です。
そのためゴールキーパーは相手がいるのかいないのかを情報として味方に伝える必要があります。
次にやることは相手がいないスペースを見つけ出しそこから前進する必要があります。
ゴールキーパーはどこに前進するスペースがあるのかを後ろから伝える必要があります。
自分たちから見て右にスペースがあるのか?、
それとも相手の背後にスペースがあるのか?、
スペースを作るためにボールを循環させる必要があるのかなど、
これからを的確に伝えることができればコーチングの優れたゴールキーパーと認めてもらえるでしょう。
☑ピッチ内で優位性がある場所はどこか?
最後ですが、サッカーの試合では有利な場所から攻めることが効果的です。
代表的な3つの優位性があります。
1.数的優位
2.位置的優位
3.質的優位
ここでは難しいことは考えず、シンプルに考えてみましょう。
皆さんのチームにメッシ選手がいたら、どうやって攻めますか?
もちろんメッシにボールを預けてゴールに向かってもらうのが手っ取り早いです。
ここでは簡単な例を挙げましたが、サッカーの試合でもどこからさらに優位な状況は出てくると思います。
もちろん不利な局面も出てきます。
ゴールキーパーは優位な場所を見極めて味方選手に簡潔に説明することができればよりスムーズに試合を進めることができるでしょう。
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ジュニアからシニアまでサッカーが楽しくなる攻撃的GK論―Soccer clinic+α (B・B MOOK 912 Soccer clinic+α)