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自主練会

反応する時間を稼げ!あえてポジショニング下げる技術をマスターしよう!@自主練会

投稿日:

『相手との距離を詰め、シュートコースを消すことでシュートを止めることができる!』

本当に相手との距離を詰めるだけでシュートを止めることができるのか…

こんにちは、Atusyaです。

先日以下のようなツイートをしました👇

GKはポジションをあえて下げる場面があります。
その理由はシュートに反応するための時間を稼ぐためです。

今日の結論から申し上げますと、『GKはシュートに反応するためにあえてシューターとの距離をとり、シュートに対して反応する時間を稼ぐこともある』ということです。今回の自主練会では「ポジション修正からの反応」をテーマとしてトレーニングを行いました。

今回のトレーニング内容はこちらです👇

W-up

  • ハイボールキャッチ
  • 正面キャッチ
  • ワンステップダイビング

トレーニング

  • ポジショニング修正→ダイビング
  • ゴロのダイビング→セカンドアクション
  • リアクション→ポジション修正→コラプシング
  • クロスボール→シュートストップ

では、トレーニングの内容を具体的に解説しています。

W-up

ハイボールキャッチ

まず初めに、W-upとして両足ジャンプハイボールキャッチ、片足ジャンプハイボールキャッチを行いました。

GKトレーニングでは、片足ジャンプのハイボールは良く行われます。しかし、試合中は両足でジャンプしてハイボールを処理することもあります。したがって、両足ジャンプ、片足ジャンプ両方のハイボールキャッチを行いました。

正面キャッチ

そしていつも通り、キャッチングのトレーニングを2種類行いました。

初めはドロップキックで正面キャッチを行いました。ドロップキックで正面キャッチを蹴る理由はバックスピンや無回転のような実践に近いボールを蹴ることができるからです。さらにしっかりとボールにミートさせることで力がなくても速いボールを蹴ることができるのでお勧めです!

2つ目のキャッチングのトレーニングでは地面に置いてあるボールを蹴りました。これも実践に近いボールでトレーニングするためです。

以下のブログでキャッチングについて解説しているので是非ご覧ください👇

ワンステップダイビング

続いて、ワンステップダイビングを行いました。ブログの冒頭で書いた通り、ダイビングは斜め前にアプローチすることでシュートコースを狭くすることができます。そのためダイビングでは、基本的に斜め前へアプローチします。

ダイビングで意識することは主に下の5つになります!

  • 進行方向の足でしっかり踏み切る
  • 進行方向と逆の足からの体重移動を意識する
  • 大股で踏み切りすぎない
  • 手、肘、肩など身体全体を伸ばし切る
  • できるだけ早くボールに触るために、前へアプローチする

さらに、以下のブログでダイビングに特化したトレーニングを解説しています!

現在一番読まれているブログです👇

トレーニング

ポジショニング修正→ダイビング

最初のメインのトレーニングはポジション修正(下がる)→ダイビングです。

ボールスピードを確認し、十分間に合うスピードであれば斜め前にステップ(ポジティブステップ)を踏みボールへアプローチします。

ボールスピードが速く、斜め前にアプローチできない場合、両足で踏み切るもしくは足を内側にしまい(ネガティブステップ)ボールへアプローチするべきです。

以下のサイトでポジティブステップとネガティブステップについて解説しています👇

Goalkeeper Manual

ゴロのダイビング→セカンドアクション

続いては、リズムを意識しながらジャンプ動作を加えてダイビングのトレーニングを行いました。GKが素早いリアクションをするためには、適切な準備が必要です。GKはボールの位置と自分の位置を常に把握し、適切なポジションをとります。そしてポジション修正の時に意識することは、歩幅をできる限り変えないことです。

このトレーニングでは、2回ほどジャンプ動作を入れていますが着地したときに歩幅を一定に保つことを意識しました。

そしてボールを弾いた後の状況(相手との距離)に応じてセカンドアクションの対応を変えていきました。

実践と同じように、最初のシュートストップでキャッチ出来たら終わりというルールで行いました。

リアクション→ポジション修正→コラプシング

続いては、テニスボールで手の反応の速さを高めた後、ポジション修正を行いシュートストップを行いました。ゴールの幅はラダーの範囲(約5m)です。なのでコラプシング、もしくはフットセーブを用いてシュートストップを行います。

シューターとの間合いは、テニスボールを反応する時は約5mです。したがって膝立ちの状態で手を下に構えることを意識しました。

至近距離の場合、手を下に構える理由は、手を上から下に下ろす動作より下から上にあげる動作の方が速いからです。至近距離では基本的にキャッチングができないため手の平の固い部分をボールに当てるようなイメージでアプローチします。

そうすることで防げるはずのシュートを防ぎそこなうことはなくなるでしょう。

クロスボール→シュートストップ

最後にクロスボール(ハイボール)を処理し、アンダースローでパスを出しポジション修正を行いシュートストップをしました。

クロスボールをキャッチした後、左右両方の手を使ってアンダースローでパスを出しました。可能な限りバウンドさせずに、速いボールでパスを出しました。

先ほどのトレーニングと同様にセカンドボールまでボール状況に応じて行いました。

まとめ

今回は「ポジション修正からのシュートストップ」をテーマにトレーニングを行っていきました。

そして、シュートストップではあえて相手との距離を詰めない場合もあります。それは反応する時間を稼ぐためにです。

GKは相手と1vs1に持ち込むのか、距離をとりシュートストップに専念するのか…

適切な判断をしなければなりません。そして相手との「間合い」を知らなければなりません。

以下のブログで1vs1で相手に勝てる間合いについて解説しています!是非ご覧ください👇

前回に引き続き、今回も3人でトレーニングを行いました。

GKトレーニングはゴールがなくてもある程度はできます。

ですが…

GKの仲間がいなければできません。

僕は土曜日に東京都リーグに所属する選手と一緒に都内の公園でトレーニングを行っています。今のところ月2、3ぐらいのペースで行っています。

参加条件は特にありませんが、、、強いて上げるなら

  • SNSに投稿しても問題ない
  • GK仲間と円滑にコミュニケーションがとれる

ぐらいですかね!

もし一緒にトレーニングしたい方がいましたら以下のtwitterからDMください👇

Atsuyaのtwitter

参加費等はありません。サッカーボールを持ってきて貰えば大丈夫です。

あとトレーニングに使えそうなマーカーなど持ってきていただければ有難いです。

こちらのブログでもトレーニングの風景など載せてあるので是非ご覧ください👇

お知らせ!GKトレーニングがしたい社会人GKへ @GK自主練会

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

参考書籍

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