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GK分析

『GK分析』愛するカミンスキーの失点分析@明治安田J1第26節 ジュビロ磐田vs. 川崎フロンターレ

投稿日:2019年9月19日 更新日:

タイトル画像:【写真ギャラリー】2019.9.14 明治安田生命J1リーグ第26節 川崎フロンターレ 2-0 ジュビロ磐田 より引用

僕は小学5年生からジュビロ磐田ファンです。

静岡まで試合は見に行けていませんが、常に試合や結果はチェックしています。そんな僕が今回、先日の明治安田J1第26節 ジュビロ磐田vs. 川崎フロンターレのジュビロ磐田のGK視点での失点分析をしたいと思います。

ジュビロ磐田ファンでなおかつカミンスキー選手を尊敬している僕が失点分析をするのは心苦しいですが…とりあえずやっていきたいと思います。

現在(2019/9/17)J1リーグ最下位のため何としてでも残留できるように、勝手に分析したいと思います。よろしくお願いします。

概要はこちらです👇

  • 1失点目
  • 2失点目
  • まとめ

1失点目(前半22分 失点)

動画では1分37秒~です。

中盤でボールを奪われ、最終ラインで回収するも、再度ボールを失います。そして中央を崩され、ペナルティーエリア前で振り向きざまにシュートを打たれます。

失点に関わるGKの技術的なミス

  1. 比較的低いボールに対して上からアプローチしてしまったこと
  2. DFの外から巻いてくるシュートを予測できていたか

1.比較的低いボールに対して上からアプローチしてしまったことに関しては以下の画像をご覧ください👇

バウンドボールの処理は非常に難しいです。しかしこのシュートは比較的低いボールでした。上からアプローチして遮断器のようなセーブになってしまったので肘の下からボールが抜けたと思います。一度、体の状態を下げてからボールにアプローチすべきでした。

権田選手のサッカー GKの教科書 (PERFECT LESSON BOOK)によると、ゴロのボールは下から手を出す、そしてコースを消すイメージでボールへアプローチすると書いてありました。

以下の動画もとても参考になります👇


2.DFの外から巻いてくるシュートを予測できていたか、についてはポジショニングが微妙にずれているからです。2分15秒で動画を止めてもらえばわかりますが、カミンスキー選手はシュートを打たれる直前にほぼ真ん中にポジションをとっています。

GKのポジショニングの原則はゴールの中心とボールを結んだ直線上に立ちます。この時カミンスキー選手はシュートを打つ選手に対しては適切なポジショニングに立っていますが、半歩分横にずれたボールに対して適切なポジションに立っていません。ボールに合わせて半歩左に立っていればミスなくセーブできたと思います。

2失点目(前半33分 失点)

動画では2分22秒~です。

コーナーキックから一度はクリアーするものの、再び相手ボールになりサイドから簡単にクロスを上げられ、ヘディングで折り返されたボールを打たれて失点。

失点に関わるGKの技術的なミス

  1. クロスを上げられた時のエリア内の状況整理
  2. 手でアプローチするより足でアプローチすべき

1.クロスを上げられた時のエリア内の状況整理については、クロスを上げられた瞬間にエリア内が数的不利な状況です。最低でも数的同数で守れていたらDFも相手と迷いなく競り合って失点を防ぐことができたかもしれません。これはGKではなく、チームとしてのミスですがGKも関わっています。ですので分析対象として取り上げました。


2.手でアプローチするより足でアプローチすべきについては、以下の画像をご覧ください👇

カミンスキー選手はシュートを打たれる直前にしっかり止まれていると思います。しかしシュートに対してでアプローチしました。ほぼボールエリア内で打たれていることもあり、コラプシングを用いて手でアプローチすると時間がかかってしまいます。カミンスキー選手の足の長さならポストまで容易に届くと思います。

コラプシングをするために一度、カミンスキー選手の重心が右に移動しています。コラプシングでは倒れたい方向の足を抜くため、一瞬倒れたい方向とは逆の足に体重が乗ります。足でセーブするより時間がかかってしまうのはそのためですね。

しかし、足のセーブよりコラプシングの方が守備範囲は広いです。状況に応じて使い分けることが大事です。

まとめ

もし自分がGKコーチだったら次の日からのトレーニングでどうするか?

  • 対話を通して失点について話し合う
  • フリーキックでもない限り、DFの外を巻いてくるシュートを予測するのは難しいと共感する
  • ゴロのボールの対応の仕方、コラプシング、フットセーブの技術を確認する

この3つを軸にしながら次の試合に向けて、トレーニングや準備をしていきたいと思います。

GKの失点を分析すると何かしらのミスがあります。チームの一員としてのミスとGKの技術的なミスもあります。サッカーはミスのスポーツを言われていますが、GKは「完璧」という理想を実現するために日々トレーニングを行います。GKはそんな矛盾と戦うポジションです。でも、それが面白い。

僕はいつまでも、ジュビロ磐田、そしてカミンスキー選手を応援しています。

参考チャンネル

https://www.youtube.com/user/jubilochannel

https://www.youtube.com/channel/UC_7DLZ2f2BMpnwH1_zcskSA

参考書籍

関連ブログ

-GK分析

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