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GKトレーニング

「学習」と「訓練」~GKトレーニングは2種類ある~

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「GKのトレーニングで考えなければいけないことってなんだ?」

「やっぱり、GKってフィジカルが大切だよな?」

「やっぱり、バーを何回も飛んだりくぐったりしたほうがいいのかな?」

こんにちは、Atsuyaです。

本日は、「学習」と「訓練」~GKトレーニングは2種類ある~というテーマについてブログを書いていきたいと思います。

ゴールキーパーのトレーニングには、学習と訓練の2種類があります。

学習とは技術や体の使い方を学び、頭で理解し、ある程度のスピードならその技術を発揮出来るようにすることです。

そして訓練とは試合中いかなる状況でも技術を発揮できるように、フィジカル的な能力を向上させるための準備です。

例えるならば、学校の数学のテストのようなものです。

数学のテストでは、まず公式を理解する必要があります。

しかし公式を理解するだけではテストで高い点数を取ることができません。

テストにはどんな問題が出るか分からないので、問題集などを使って多くの問題に触れ、応用問題もう解けるように訓練していきます。

なので、ゴールキーパーも同じことが言えると僕は思っています。

まずは技術的な最適解を見つけ、それを訓練によって試合で発揮できるようにすることがゴールキーパートレーニングだと思っています。

本日の概要はこちらです👇

1.ゴールキーパーの学習とは?

2.ゴールキーパーの訓練とは?

3.休み方を学ぶのも大切

では深掘りしていきます。

ゴールキーパーの学習とは?

ゴールキーパーの学習について、

・理論を現場で学ぶ

・対話で納得しよう!

・自分のプレーを分析する

と言うテーマで書いていきたいと思います。

✅理論を現場で学ぶ

まず初めにゴールキーパーは、キャッチングやステッピング、ポジショニング、ダイビングやハイボール(クロスボール)、1対1などゴールキーパーの技術や戦術について理解する必要があります。

それは、指導者の言葉や講義などを通して学ぶ必要があります。

さらに現場(グランド)でも学ぶ必要があります。

そして自分が実践し、どういった技術が理にかなっているのか?と言うことを理解しなければなりません。

例えば、キャッチング(ボールをつかむ)に関して言えば、

・基本姿勢(どうやって構えるか?)

・手をどこに置くか?

・重心をどうするのか?

・手をどうやってボールにアプローチするのか?

・手の形はどうするのか?

・指の開き方はどうするべきか?

と言うことを選手自身が納得する必要があります。

たとえGKコーチのやり方と異なっていても僕は構わないと思います。

むしろGKコーチと選手で理想のキャッチングのやり方を見つけることができればそれで良いと思います。

大切な事は自分で納得して、その技術を身に付けていくことが大切です。

✅対話で納得しよう!

先ほども書きましたが、GKコーチと選手の対話を通してゴールキーパーの技術を習得する必要があります。

そして習得する前には必ず選手自身が納得する必要があります。

なのでGKコーチが納得しているキャッチングの仕方を、そのまま選手に伝えても納得してもらえない可能性があります。

なぜならば選手の手の形とGKコーチの手の形が異なるからです。

もちろん、GKコーチのやり方を納得し実行する選手も中にはいます。

しかし大切な事は、何度も書きますが納得することです。

なので選手と対話を通してどういった技術を自分が習得すべきなのかを理解させる必要があります。

例えば、キャッチングに関して「僕は手をお腹の位置に起き、ボールが来た瞬間に、早くボールの軌道に両腕を持っていき、腕と腕の間からボールを見たほうがいいよ!」と伝えます。

しかしゴールキーパーが納得をせず、そのトレーニングをしてしまってもあまり意味がありません。

大人なら分かると思いますが、納得してないことを何度もやるほど辛いものはありません。

なので、GKコーチはまず選手にどういった技術が必要なのかを納得させる必要があります。

そして納得させて、その技術を実行できるようにすることがゴールキーパートレーニングにおける学習の段階です。

✅自分のプレーを分析する

そして、自分自身がプレーした後に自分の自分のプレーを分析することがとても大切です。

分析する方法は主に、

・指導者からのフィードバック

・自己フィードバック

・ビデオによるフィードバック

があります。

これは説明しなくてもわかると思うので、割愛させていただきますが、上記のフィードバックを行うことでゴールキーパーは客観的に自分の動作や技術を分析することができます。

そして次のトレーニング時にどうやって改善するか?につながります。

GKコーチがいなくても『撮影』と『分析』で小学生ゴールキーパーは上達する!

僕自身もGKコーチをやっているので、選手たちには撮影したトレーニングの映像などを見せています。

実際の指導の時はGKコーチの僕や仲間からフィードバックをしていますが、動画の場合は基本的に選手に任せています。

ゴールキーパーの訓練とは?

ゴールキーパーの訓練については、

・フィジカル的な能力を向上させる

・もう一度学習のサイクルへ

・成長実感できるのは試合

のテーマで書いていきたいと思います。

✅フィジカル的な能力を向上させる

技術やゴールキーパーの戦術を学ぶことができた。

その次にやるべき事は、その技術や戦術を実行するにあたって必要なフィジカル的な能力を訓練によって高めることです。

例えば、ダイビングでいくらフォームを理解しても、筋力がなければ体を空中に投げ出すことができません。

空中にいる時も姿勢を保ち続けるために、筋力が必要です。

そして空中にいながらボールをキャッチする、またはボールをそらすための体の使い方を身に付けなければなりません。

また1対1のシチュエーションでは、ブロッキング(フェンス)をすることがあります。

その時に柔軟性に欠けているとうまく技術を発揮することができません。

最悪の場合、怪我につながってしまう場合もあります。

なのでそれぞれの技術をある程度理解し実行することができた場合は、フィジカル的な能力を向上させる必要があります。

これを僕はトレーニングの中の「訓練」と呼んでいます。

✅もう一度学習のサイクルへ

フィジカル的な能力を向上させることができたら、もう一度技術を再確認する必要があります。

なぜならば、最初に技術を学んだ時から身体的な能力が向上しています。

つまり以前の体ではないので、もう一度自分の技術について確認する必要があります。

例えばポジショニングでは、身体能力がそこまで高くなかったため少し低い位置で構えることがベースになっている場合があります。

しかし後ろに下がりながらプレーできるようになり、また下がるスピードも以前より格段に速くなれば、ポジションを積極的に前に取ることができます。

このように、自分の身体能力を知ることで、ポジション等は変更していきます。

なので、身体能力を一定のレベルに向上させることができれば、もう一度学習のサイクルへ入る必要があります。

✅成長実感できるのは試合

そして、ゴールキーパーはトレーニングで上手くなることができます。

しかし成長実感できるのは、試合です。

ゴールキーパーはいくら練習で良いシュートを止めたり、1対1のシチュエーションを止めていても、成長することができません。

試合で練習した成果が出なければ、意味がありません。

さらに試合で、良いセーブをすることで「自信」につながります。

なのでゴールキーパーはより試合に近いシチュエーションでトレーニングしなければなりません。

練習ではできるのに、試合ではできないと言う事はあってはいけません。

GKトレーニングでも『認知/判断/実行』のプロセスが必要

上記のブログで、試合でゴールキーパーが最高のパフォーマンスを発揮できるトレーニングの作り方について解説しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

休み方を学ぶのも大切

最後に休み方について下記の3つのテーマで書いていきたいと思います。

・食事、睡眠は当たり前の様に大切にする

・サッカーやゴールキーパーについての勉強しよう

・サッカーをしない日を意図的に作る

では、深掘りしていきます。

✅食事、睡眠は当たり前の様に大切にする

これはゴールキーパーにかかわらずすべてのスポーツ選手に言えることです。

スポーツでは、自分自身の体を使います。なので体を常に万全な状態にしていなければなりません。

そのためには、食事と睡眠は大切にしなければなりません。

しかし、今は食事や睡眠について様々な事がインターネットなので公開されているのでどの情報を信用していいかわからないと思います。

なので食事や睡眠の場合は、「やったほうがいいこと」ではなくて「やるべきではないこと」に焦点を当てて、

どのような睡眠をするべきか?、どのような食事を取るべきか?を考えた方がいいと思います。

例えば睡眠の場合は、やってはいけない事はいくつかあります。

・6時間未満の睡眠

・寝る前にスマホやテレビなどのブルーライトを浴びない

・寝る前にお酒を飲まない

食事では、

・加工肉を食べない

・白い砂糖を多く食べない

・一度にたくさん食べない

などがあります。これは本屋に行けば食事や睡眠に関する本が売っています。僕はアスリート用の書籍でなくてもいいと思います。

参考図書

スタンフォード式 疲れない体

👆は個人の意見ではなく多くの研究から証明された睡眠方法や食事方法が載っています

まずはやってはいけない事をやらないように心がけることが良いでしょう。

睡眠の場合、

「この枕を使うから睡眠の質が上がる」

「寝る前にこういうサプリを飲むべきだ!」

みたいなのがあると思いますが、それを気にしすぎると余計上手く寝ることができないと思います。

食事も同様に

「このプロテインが良い!!」

「3時間おきに〇〇を食べよう!」

のように細くやることを決めすぎる、それがストレスになって逆にコンディションを悪くしてしまいます。

なのでまずはやらないことを決めましょう。

✅サッカーやゴールキーパーについての勉強しよう

そして、体を休んでいる間、サッカーに関する勉強をする必要があります。

身体休めても良いですが、頭はサッカーについて考える必要があります。

単純なことですが、サッカーを常に学習している人の方が、上手くなります。

これは相対的にサッカーをしている時間が長いからです。

しかしサッカーをするときに常に体を使って24時間練習することができません。

集中してトレーニングした場合、最高でも2時間しか体動かすことができないと思っています。

しかし、頭を動かすことができます。

なのでサッカーをしてない時にサッカーについて考えることができます。

休んでいるときには、自分の動画を見たり、サッカーの試合を見たりしてサッカー脳を上達させましょう。

もちろんサッカーノートを書くことも効果的です。

下記のnoteではサッカーノートの書き方、継続の仕方について書いているので気になる方はぜひご覧ください。

学校の授業ではノートを取るのに仕事やサッカーではなぜノートを取らない?

 

✅サッカーをしない日を意図的に作る

先ほどは休みの日にも、サッカーについて考えるということを書きましたが、1日中考える必要もありません。

また1週間すべてサッカー漬けにしてしまうと、サッカーが嫌いになってしまう可能性があるので、意図的に「サッカーをしない日」という日を作ったほうが良いでしょう。

多くのプロチームの場合は、月曜日にオフを入れるところが多いでしょう。

それは土曜日に試合をして、日曜日にアクティブレスト行うからです。プロでも1日休みはあるとこあるので、育成年代では休養を取り、サッカー以外のことを考えるようにするべきです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

本日のブログでは、「学習」と「訓練」~GKトレーニングは2種類ある~というテーマについて書いていきました。

ゴールキーパーのトレーニングには、学習と訓練の2種類があります。

学習とは技術や体の使い方を学び、頭で理解し、ある程度のスピードならその技術を発揮出来るようにすることです。

そして訓練とは試合中いかなる状況でも技術を発揮できるように、フィジカル的な能力を向上させるための準備です。

ゴールキーパーは今、どんな種類のGKトレーニングを行っているかを理解しなければいけません。

最後までご覧いただきありがとうございました。

こちらの記事は、筆者の個人的な意見であり、真偽を明確にするものではありません。

-GKトレーニング

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