こんにちは、Atsuyaです。
本日は【ゴールキーパー:技術】練習でできるのに試合でキャッチができない理由
というテーマでブログを書いていきたいと思います。
先日以下のような質問を受けました👇
「練習では、キャッチング特にオーバーハンドキャッチが上手くできるのに試合形式のトレーニングやゲーム形式のトレーニングでは上手くキャッチすることができません。
どうすれば良いでしょうか?」
結論から申し上げると、
w-upや練習でやっているキャッチングのトレーニングにリアリティを持たせることが大切です。
先日以下のようなツイートをしました👇
オーバーハンドキャッチの練習について
・置いてあるボールを蹴るか
・ドロップキックでボールを蹴るか
・手から離したボールを地面に落とさずに蹴るか蹴り方を変えるだけで球種も変えることができる。
毎回同じ蹴り方にならないように注意したい
— Atsuya (@Atsuya_gk) April 7, 2021
オーバーハンドキャッチの練習について
・置いてあるボールを蹴るか
・ドロップキックでボールを蹴るか
・手から離したボールを地面に落とさずに蹴るか蹴り方を変えるだけで球種も変えることができる。
毎回同じ蹴り方にならないように注意したい
よく見る光景として、毎回毎回
「手から離したボールを地面に落とさずに蹴る」
トレーニングをしているGKが多いです。
下の動画のようなトレーニングですね。
✅キャッチング 地面に落とさずにキックする
別にこのトレーニングは悪いのではありません。
オーバーハンドキャッチのトレーニングをこれしかやっていないのが悪いのです。
では、どのようなトレーニングをすれば総合的な(試合で使える)キャッチングの能力が向上するのか?
本日のブログでは、キャッチング能力を向上させるための詳しいトレーニング方法を書いていきます。
本日の概要はこちらです👇
- 持ち蹴り正面キックだけではキャッチングは上手くならない
- 同じ正面キャッチでもリアリティのあるボールを蹴らなければキャッチングは上手くならない
- キャッチングの練習ではドロップキックと置いてあるボールも蹴ろう
では、深掘りしていきます。
持ち蹴り正面キックだけではキャッチングは上手くならない
これは言葉の通り、持ったボールを地面に落とさずにそのまま蹴ったボールをキャッチしても、
キャッチングは上手くなりません。
正確に言うと、試合で使えるキャッチング動作は上達しません。
理由は簡単で、試合でくるボールの球種と異なるからです。
持ったボールを地面に落とさずにそのまま蹴ったボールは、
キッカーからみて前方向の縦回転がかかります。
試合中、縦回転のかかったボールをキャッチする場面は多くありません。
試合中に来るボールは横回転、もしくはキッカーから見てバックスピンのボールが多いです。
そのため、ドライブ回転(キッカーから見て前方向)のボールをたくさん練習したからと言って
試合中のキャッチングは上手くなりません。
ドライブ回転のボールをキャッチしたからドライブ回転のボールのキャッチングは上手くなります。
しかし、それは練習のための練習になってしまいます。
もちろん、地面に落とさずに縦回転をかけない蹴り方もできます。
GKコーチとしてかなり技術が必要ですが。。。
同じ正面キャッチでもリアリティのあるボールを蹴らなければキャッチングは上手くならない
そのためボールを蹴る際にどのような注意点が必要か?
それは実際の試合で起こるシチュエーション(試合でくる球種)でトレーニングしなくてはいけません。
では、どんなシュチュエーションでボールが来るのか?
これはYouTubeなどのゴール集集を見ればわかりますが、例として載せておきます。
この動画を見てしまうと「キャッチできないだろ」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、
着目すべきポイントはそこではありません。
シュートの球種です。
際ほども書いたように縦回転のボールはほとんどありません。
味方にボールが当たった時に縦方向の回転がかかるぐらいです。
それ以外はほとんど横回転か無回転です。
つまり、練習の時も横回転や無回転のようなボールをキャッチするトレーニングをしなければいけません。
キャッチングの練習ではドロップキックと置いてあるボールも蹴ろう
では、実際の試合でくるボールとはどのようなボールでしょうか?
それは地面に置いてあるボールです。
つまりキャッチングのトレーニングをする際は地面に置いてボールを蹴ることが、
試合でのキャッチング能力を高めます。
✅キャッチング 置いてあるボール
また無回転を蹴るためには、本田圭佑選手のようなキックを練習する必要はありません。
ドロップキックで代用できます。
✅キャッチング ドロップキック
ドロップキックのメリットは力を入れなくても当てるポイントさえ意識すれば強いボールを蹴れることです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本日は【ゴールキーパー:技術】練習でできるのに試合でキャッチングができない理由
と言うテーマでブログを書いていきました。
キャッチングを上手くなるためのトレーニングはシンプルです。
ゴールキーパーのキャッチングの練習では、リアリティを持たせることが大切です。
実際、試合中にありそうなパターンを想定しゴールキーパーはキャッチングの練習をするべきです。
GKコーチが手から離して地面に落とさずに蹴ったボールをキャッチしても、試合でミスする可能性があります。
球種を意識してキャッチングの練習をしましょう。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
こちらの記事は、筆者の個人的な意見であり、真偽を明確にするものではありません。