弾く方向が決まっていれば、起き上がる方法も決まってくる
こんにちは、Atsuyaです。
本日は『【GKは「どこへ」ボールを弾き、「どうやって」起き上がるのか?】』というテーマでブログを書いていきたいと思います。
今までTwitterやブログでは起き上がりの方法について書いていきました。
しかし、起き上がりの方法だけを身につけたところで試合では使えません。
起き上がるということは、意図的にボールを決まった方向へ弾かなければいけません。
今日のブログでは
- ボールを意図的に弾く(ボールの軌道を変える)方法
- その弾いたボールに対してどのように起き上がるのか
この二つを解説していきたいと思います。
ボールの軌道を変えるとは、簡単に説明すると
ゴールに向かってくるボールの軌道を前方向もしくは横方向に弾くことです。
スペイン語、もしくはカタルーニャ語で”Despeje”というらしいです。
Despeje será la acción que realiza el portero de fútbol para alejar el balón de la portería siempre en dirección frontal y/o lateral. Los desvíos son acciones más límites donde buscamos cambiar la trayectoria del balón que se dirige a gol, sin tener tan en cuenta la dirección del balón y más centrándose en evitar el gol.
詳しく知りたい方は上記の👆のスペイン語を訳してみてください。
では、どこに弾けばいいのか?
前か横方向に弾くということは、コーナーキック(アウト・オブ・プレー)にならないようにするということですね。
ですが、相手がいるところに弾いてしますと、
セカンドボールを拾われて、シュートを打たれてしまう可能性がありますね。
なので、
をする必要があります。
以下のTwitterの動画が参考になります👇
オブラク選手
二つのボールの弾き方のうちの一つ
「ボールの方向を変える」
そのためには「相手がいない場所」を認知する必要がある。僕自身がGK練習する時も、「ボールの高さを変える弾き方」と混同しないようにしていきたいと思います。
pic.twitter.com/lrQmC7PTve— Atsuya (@Atsuya_gk) April 21, 2020
オブラク選手
二つのボールの弾き方のうちの一つ
「ボールの方向を変える」
そのためには「相手がいない場所」を認知する必要がある。僕自身がGK練習する時も、「ボールの高さを変える弾き方」と混同しないようにしていきたいと思います。
つまりシュートが来る前に、どこに相手がいないかを「認知」する必要がありますね。
では、具体的に手のどの部分で弾けばいいのか・・・
手のひらの少し凹んでいる部分ですね。
👇この黒い部分にボールをのせるイメージでボールを弾きます。
手のひらの固い部分(手根骨)と豆のできるところの丁度間らへんです。
先ほどのオブラク選手のように、ペナルティエリア内からのヘディングシュートや
以下のようなミドルシュートを弾くときに有効です。
【デヘア:シュートストップ】
デヘアグラウンダーのダイビングの伸びがすごいですね!
セカンドアクションも素晴らしい。
踏切方とそれまでの準備注目!
ボールへのアプローチはローリングダウンだけではない!!
練習あるのみ!! pic.twitter.com/NwPcEApt1N— ゴールキーパー哲学 (@startGKamigo) March 8, 2018
ファーストプレーでキャッチはできていませんが、セカンドボールを見事にマイボールにしています。
このようなトレーニングが効果的かもしれません
ナポリのGKトレーニング
切り返す前になんでボール弾いてるんだろうー❓
pic.twitter.com/xUv8oUjWEk— チェル/GKコーチ (@GK_solution) February 3, 2020
センターゾーンからのシュートを想定します。
センターゾーンからのシュートは基本的に地面を踏み切るワンステップダイビングの技術が必要です。
ダイビングの技術を使う場合、通常のセービングよりキャッチできない可能性は高いです。
そのため、意図的にボールの軌道を変えるトレーニングを入れてもいいかもしれませんね。
しかしキャッチできるボールはキャッチしましょう。
それがゴールキーパーで一番大切です。
とはいっても、適切に弾けない場合もあります。
遠くに弾くことができずに、相手ボールになってしまう可能性もあります。
その時は、適切な方法で起き上がらなくてはいけません。
つまり、セカンドアクションを行わなければいけないということです。
これから、セカンドアクションに必要な起き上がりを解説します。
ボールの軌道を意図的に変えるということは、
基本的にゴールキーパーがセービング(ダイビング)した方向にボールが転がります。
そのためゴールキーパーは同一方向に適切な起き上がりをしなければいけません。
同一方向の起き上がりはこちらです👇
- ダイビングした後、上の足をクロスさせる
- クロスしたほうの足と下の手を使って状態を少し上げる。
- 状態を少し上げたほうの足でも踏み切れるし、2歩目の足でも踏み切れるようにする
実際の動画で見たほうがわかりやすいかもしれません👇
【同一方向の起き上がり】
起き上がりの目的は「起き上がりの1歩目から力強くボールにアプローチすること」です。
起き上がりの1歩目でアクションを起こせない起き上がり方は意味がないです。
1月ごろの自主練会の映像です。
自主練したいな…
YouTubeのリンクです⏬
pic.twitter.com/0G0jI2Y4zt— Atsuya (@Atsuya_gk) April 10, 2020
こちらのブログでも詳しく解説しています👇
先ほども述べましたが、本来であれば
- 相手がいないとこ
- 遠くに弾くこと
が大切ですが、できない場合があります。
そのために適切な起き上がりが必要なのです。
最後に実際の試合のセーブを見て、ブログを終えさせていただきます。
https://twitter.com/startGKamigo/status/1252155243984347137?s=20
突然シュートコースが変わっても、エデルソン選手は見事に対応し
横方向へボールの軌道を変えています。
そして起き上がり方も素晴らしいです。
これは試合中にいきなりできる技術ではありません。
きっと試合中は無意識のうちにこの技術を発揮しています。
無意識のうちに技術を発揮するためには、意識してトレーニングを行う必要があります。
僕がGKトレーニングの中で大事だと思うことの一つは、
正しい技術を圧倒的に反復することだと思います。
あ、あとキャッチできるボールはキャッチしましょうね。
最後までご覧いただきありがとうございました。