たかが1歩、されど1歩。
『動き出し』はGKにとって非常に重要。
この1歩をこだわれるか、こだわれないかで失点する確率が変わります。
あなたの『動き出し』は完璧ですか?
こんにちは、Atsuyaです。
今回は先日行ったGKのマンツーマントレーニングを行ったのでブログを書いていきます。
トレーニングのテーマは『フロントダイブ(動き出し)』です!
具体的なトレーニング内容はこちらです👇
W-up
- ボールフィーリング
- ステッピング&ボールフィーリング
- 動き出しW-up
トレーニング
- ローリングダウン
- 両膝立ちダイビング
- フロントダイブ基礎
- 同一方向の起き上がり→フロントダイブ
- 反対方向の起き上がり→フロントダイブ
- ゴロのダイビング
では、解説していきます。
W-up
ボールフィーリング
初めにボールフィーリングを行いました。
フロントランジ、サイドランジを行いながらボールフィーリングを高めていきました。
ランジを行うことによって下半身を温めることができます。
そこまで強度が高くないため、W-upには最適です。
ステッピング&ボールフィーリング
続いて、ステップを含めたボールフィーリングを行いました。
サイドステップを踏みながら、ボールをキャッチしたり
クロスステップを踏みながら、バウンドボールをキャッチしていきました。
このW-upでは、体を温めるためにスピードを求めてステップを行いましたが、
ステップで意識してほしいことは「歩幅を一定に保つこと」です!
え?どういうこと?
って思い人もいると思います。
以下のブログで詳しく解説しているので是非ご覧ください👇
動き出しW-up
W-upの最後に、GKにとって大事な『動き出し』を行いました。
以下のツイートをご覧ください👇
『早いアプローチ』
ブレイクアウェイでの飛び出しなどで、一歩目が
「後ろ」
方向になっていませんか?
より早くアプローチするために、1歩目から前に前進できるような準備、予測、構えなどを意識することが大事だと考えています。#gk#goalkeeper pic.twitter.com/J2HsFnNXeY— だいすけ GK (@Sekidai_gk) November 7, 2019
『早いアプローチ』
ブレイクアウェイでの飛び出しなどで、一歩目が
「後ろ」
方向になっていませんか?
より早くアプローチするために、1歩目から前に前進できるような準備、予測、構えなどを意識することが大事だと考えています。#gk#goalkeeper
ゴールキーパーだけでなく、コンマ1秒を争うアスリートにとっては動き出しは非常に重要です。
動き出すときに、1歩目の足が前に出るのか、後ろに出るのか
細かい部分も意識しながら行いました。
1歩目が後ろに下がってしまったと確認できるように、
踵の近くにマーカーに載せたボールを置きました。
トレーニング
ローリングダウン
トレーニングの初めにローリングダウンを行いました。
ローリングダウンはダイビングを行うためのW-upとして行われます。
ダイビングで基本的に意識することは、
- 進行方向の足でしっかり踏み切る
- 進行方向と逆の足からの体重移動を意識する
- 大股で踏み切りすぎない
- 手、肘、肩など身体全体を伸ばし切る
- できるだけ早くボールに触るために、前へアプローチする
です。
ローリングダウンでは、できるだけ早くボールに触るために、前へアプローチすること
を意識して行いました。
両膝立ちダイビング
続いて、両膝立ちダイビングを行いました。
ダイビングでは歩くように足を出すことを意識しました。
ダイビングは進行方向の足だけで飛ぶわけではないです。
進行方向と逆の足から進行方向の足へとしっかり体重移動させなければなりません。
逆足からの体重移動を意識しながら、このトレーニングを行いましょう。
フロントダイブ基礎
続いて、フロントダイブの基礎を行いました。
動画が長くなってしまったので、2つに分けました。
初めに片膝立ちの状態からフロントダイブを行いました。
片膝立ちのフロントダイブで意識したことは、「重心を前に移動させること」です。
そのために踏み切る方の膝をつま先より前に出すことを意識しました。
次に、スタンディングの状態からフロントダイブを行いました(53秒~)。
先ほどのW-upと同様、踵の後ろにボールを置き
1歩目の足が後ろへ下がらないように意識しました。
そしてフロントダイブで一番意識してほしいことは、
「ボールに対して素早く、そして力強くアタックすること」です。
初めは通常のダイビングを行い、人形の前で触ることを意識しました。
この人形はフリーキックの練習やGKのクロスボールの練習の時に使えます!
気になる方は以下のリンクから見てみてください👇
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2つ目のトレーニング(27秒~)では、ボールを隠した状態から、
ボールが動いた方向にフロントダイブでボールを奪いに行くことを行いました。
相手のシュートとほぼ同時にボールに触ることができるのであれば、
フロントダイブでブロックすることもあります。
その場合、『手の平の下の丈夫な部分(手根骨)』でボールへアプローチしましょう。
その理由は以下のブログで解説しています👇
同一方向の起き上がり→フロントダイブ
続いては、起き上がりからフロントダイブを行いました。
同一方向の起き上がり方は
- ダイビングした後、上の足をクロスさせる
- クロスしたほうの足と下の手を使って状態を少し上げる。
- 状態を少し上げたほうの足でも踏み切れるし、2歩目の足でも踏み切れるようにする
です!
引用:何のために起き上がる?起き上がりの1歩目、2歩目で勝負が決まる!@獨協大学 2019/9/11
起き上がりで意識することは、起き上がった際の1歩目、2歩目でしっかりアクションができるように起き上がることです。
反対方向の起き上がり→フロントダイブ
次は反対方向の起き上がり方です👇
- 伸ばし切った腕の肘を少し内側に曲げる
- 手の平で地面を押すと同時に、お尻を支点に両足を反対側に持ってくる
- 上の足をクロスさせる
- クロスしたほうの足と下の手を使って状態少しを上げる。
- 状態を少し上げたほうの足でも踏み切れるし、2歩目の足でも踏み切れるようにする
引用:何のために起き上がる?起き上がりの1歩目、2歩目で勝負が決まる!@獨協大学 2019/9/11
以下の動画でも解説しています👇
ゴロのダイビング
最後にゴロのダイビングを行いました。
選手がゴロのダイビングに課題を感じていたため、何度も反復しました。
ゴロのダイビングで意識することは以下の5つです。
- ボールに触れるポイントを『点』で見極める
- 体の状態を一度下げてから、可能な限り低空飛行(マーカー1枚分ぐらい)でボールへアプローチする
- 脇でブレーキをかけないように着地する
- 上の手でブレーキをかけないようにする
- 最後までボールを目で追いかける
最後までボールを目で追いかけることは、ゴロのダイビングに関わらず、GKのすべてのプレーに共通して言えることです。
まとめ
今回は『フロントダイブ(動き出し)』をテーマにトレーニングを行いました。
ゴールキーパーの動き出しは1歩目が重要です。
しかし、トレーニングで意識したところで実際の試合ではできません。
圧倒的な反復を繰り返し、意識しなくてもできることが重要です。
今回は雨が振っており、泥だらけになりながらも集中してトレーニングを行いました。
マンツーマントレーニングでは、GKの技術の向上と本人の悩みを解決することに重点を置いています。
今後も一人でも多くのGKの悩みを解決していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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