こんにちは、Atsuyaです。
本日は「GKが毎回、同じトレーニングを行う必要があるのか?」についてブログを書いていきたいと思います。
先日、以下のようなツイートをしました。
結論から申し上げると、
「GKが毎回、同じ練習を全員で行う必要はない」です。
本日の概要
- 毎回、同じ練習を全員で行う必要がない理由
- 現実的ではないと考える指導者の方へ
- まず初めにやるべきこと
- 例外もある
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毎回同じ練習を全員で行う必要がない理由
では、初めになぜそのように思ったか書いていきたいと思います。
そもそも、GKによって身長やパワー、得意なプレー、苦手なプレーは異なります。
背の高いGKもいれば、背の低いGKもいます。クロスボールの処理が得意なGKもいればシュートストップが得意なGKもいます。ビルドアップが苦手なGKもいれば裏のボールの処理が苦手なGKもいます。
GKは一人ひとり異なった特徴があります。
まずはGK一人ひとりの長所を伸ばし短所を補うことがGKにとって必要なのではないかと思います。
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現実的ではないと考える指導者の方へ
しかし、一人ひとりに対応した練習を行うのは現実的ではないと思う指導者も多いと思います。さらに選手が2人~3人ならまだしも、GKコーチが一人で6人とか見ている人は難しいと思うかもしれません。
もし基本技術が身についているGKならば、2つのグループに分けてそれぞれやりたい練習をするのは可能だと思います。
たとえ、一日で全員がやりたいトレーニングを行えなくても良いです。1か月スパンで考えてもらっても構いません。
1週間に1度でいいので、GKコーチは、選手たちが自分自身の長所を伸ばすため、短所を補うために練習を考えるプロセスを与えてほしいです。
さらに、自分がやりたい練習を相手に説明する能力は、指導者だけでなく選手も必要です。
GKはフィールドプレイヤーに的確に指示を出さなければなりません。
日頃から説明することは習慣にしたほうが良いと思います。
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まず初めにやるべきこと
まずは小さいことから変えてみることが良いと思います。
W-upから選手一人ひとりに合わせてみるのはいかがですか?
試合前にGK全員に同じW-upをさせていませんか?
練習試合や公式戦で、毎回同じキーパーが先発で出るとは限らないですよね?
きっとGKコーチがいなくて、選手同士でW-upをしているチームでは、各々がやりたいW-upを行っていると思います。
逆にGKコーチがいるチームでは選手全員が同じW-upをしているチームが多い気がします。
GKコーチの皆さんへ。まずは、W-upから選手一人ひとりに合わせてみてはいかがでしょうか。
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例外もある
かと言って、すべてのトレーニングを選手に任せてはいけません。
全員が行わなければならないトレーニングもあります。
それは
- 基本的な技術の向上のため
- チームの失点を減らすため
です。
基本的な技術の向上のため
基本的な技術がないのに、選手に練習を任せることは危険です。
正しい技術を理解していないまま練習することは、選手にとって意味のない時間を与えるのと一緒です。
車の免許を持っていない人に車をプレゼントするぐらい無駄です。
基本技術を向上させるために、全員で同じ練習をする必要があります。
チームの失点を減らすため
いくらGKが特別だからと言って、チームにおいて11分の1であることには変わりません。
チームでクロスボールからの失点が多ければ、チームで解決しなければなりません。GKもその失点を減らすためにトレーニングをしなければなりません。
チームの失点を減らすために、GKが全員で練習しなければならないときもあります。
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まとめ
今日ブログに書いたことは簡単にできるとは思っていません。
しかし、GKトレーニングを考えるうえで一人ひとりに対応した練習を考えることは重要です。
僕自身も、一人ひとりに適したトレーニングを考えていきたいと思います。