ブロッキングでは技術も必要だが『勇気』も必要である。
その『勇気』がチームを救う。
こんにちは、Atsuyaです。
今回は2020年1月18日に行ったGK自主練会のトレーニング内容についてブログを書いていきます。
トレーニングのテーマは「ブロッキング」です。
ブロッキングでは技術も必要ですが、勇気も必要です。
恐怖心を持ったままではブロッキングはできません。
今回は100円ショップで売っていた、ゴムボールとクッションボールを使い
ボールへの恐怖心を無くしてトレーニングを行いました。
僕はアマゾンでは買っていませんが、それっぽいボールを紹介しておきます👇
【宝ショッピングモール 大阪本店】 ふわふわ やわらかサッカーボール ぬいぐるみ クッション (ブラック)
どちらも値段が高いので100円ショップで探した方が良いです!
こちらがトレーニングの概要です。👇
では、トレーニングの内容を具体的に解説しています。
W-up
Xブロック(スターセーブ)ストレッチ
初めにW-upとしてストレッチングを行いました。
二人一組になり、一人が動画のようにXブロックの姿勢になります。
そしてお互いに手を繋ぎます。
右、左、右の順番でブロッキングの姿勢を変えてストレッチングを行っていきます。
ポイントはリズミカルに行うことです。
Xブロック(スターセーブ)ストレッチ その2
次のストレッチングでは、ボールを使って行いました。
ブロッキングでは、手と足をめいいっぱい広げてシュートコースを消します。
GKはブロッキングの技術を発揮するためには、柔軟性が絶対必要です。
トレーニング
ブロッキング
ブロッキングで意識することは以下の5つです👇
- 股を横からを閉じる
- やや前重心(背中は丸めない)
- 手の位置は体の横、さらに下に構える
- 地面についている方の足首は伸ばす
- 反応する時は手だけではなく、肘も使って守る
そして今回はブロッキングの距離感も意識しました。
ブロッキングでは相手との距離が1~2mの時に使います。
*相手との間合いが1m以下ならブロッキングではなく足でも手でもボールを奪いに行くべきです。
具体的にどんな場面で使うのか・・・
例えば、サイドをえぐられた時です。
相手選手がサイドからえぐってきた時、GKはゴールポストより前には出ません。
理由は相手にクロスの選択肢を容易に与えてしまうからです。
しかしゴールエリアの中までえぐられた時はボールに向かうべきです。
ゴールポストからボールキックのラインは5.5mです。
相手がゴールエリア内に侵入してきて(約1.5~2m)、GKが前に出て(1.5~2m)ブロッキングの姿勢を作れば、相手との間合いを2m以下にすることができます。
そうすれば、相手にとってのシュートコースとクロスボールのコースを消すことができます。
Xブロック
Xブロックで意識することは、先ほどのブロッキング(片膝立ちのブロッキング)の姿勢から、立てている膝の足を伸ばすだけです。
しかしXブロックで注意するべきポイントは、体の向きです。
足を開いてしまうため、体がボールに正対しなくなります。
ボールに正対しなくなると、たとえ胸にボールが当たってもゴール方向にボールが行ってしまいます。
怖いですがボールに正対する必要があります。
反応からのブロッキング
初めに2つのミニサッカーボールに反応します。
右、左と方向を指定し2つのボールに反応した後、
すぐに立ち上がりブロッキングを行いました。
ブロッキング&Xブロック(スターセーブ)
最後に4球連続でブロッキング、Xブロックを行いました。
横移動してブロッキングをするときに、手が体の後ろへいってしまいました。
手が後ろにいってしまってはボールにアタックすることができません。
ボールに正対しつつ、手を前に持っていくことができるように今後もトレーニングをしていきます。
補強トレーニング
ゴロのダイビング
補強トレーニングとしてダイビングのトレーニングを3つ行いました。
1つ目は、ゴロのダイビングです。
ゴロのダイビングで意識することは以下の5つです👇
- ボールに触れるポイントを『点』で見極める
- 体の状態を一度下げてから、可能な限り低空飛行(マーカ1枚分)でボールへアプローチする
- 脇でブレーキをかけないように着地する
- 上の手でブレーキをかけないようにする
- 最後までボールを目で追いかける
ゴロのダイビングもしっかりと進行方向の足で踏み切ります。
しかし上からボールへアプローチしてしまうと脇からボールが抜けてしまいます。
そうならないように、身体も手を地面と平行にして低空飛行でボールへアプローチします。
ジャンプ→ダイビング
続いて、ジャンプ→ダイビングを行いました。
ダイビングでは地面の反発を使うことで高く遠くに飛ぶことができます。
試合中、このトレーニングのように大きくジャンプすることはありません。
以下のツイートをご覧ください👇
シュートに対して、タイミングを合わせるのが上手い!
小刻みなステップで合わせるのか、大胆にプレジャンプするのか…
GKによってそれぞれ違うけど。
参考にしたい。ゴール裏から、GKの動作がはっきり見ることができるのはありがたい。
pic.twitter.com/8GZRhdDqpM— Atsuya (@Atsuya_gk) October 27, 2019
シュートに対して、タイミングを合わせるのが上手い!
小刻みなステップで合わせるのか、大胆にプレジャンプするのか…
GKによってそれぞれ違うけど。
参考にしたい。ゴール裏から、GKの動作がはっきり見ることができるのはありがたい。
このツイートの動画のようにプレジャンプの接地のタイミングでGKは力強いダイビングができます。
しかしプレジャンプが大きければ大きいほど、遠くに跳べるわけではありません。
ドイツ式GK技術革新 GK大国に学ぶ「技術」と「理論」によると、
プレジャンプによってセービングの距離が伸びるという、優位的な差はありませんでした。
引用:ドイツ式GK技術革新 GK大国に学ぶ「技術」と「理論」 p53
大きなプレジャンプは反応が遅れる原因になるので気を付けてください。
コーディネーションを含んだダイビング
最後にコーディネーションを含むダイビングを行いました。
やり方は、膝ぐらいのダイビングの紐を飛びます。
その後、紐の下を回りながら潜ります。
潜った後、起き上がってダイビングを行います。
ジャンプして紐を潜る動作を含みますが
どんな状況でも、 ダイビングするときは進行方向と逆足で重心移動を行い、
進行方向の足でしっかり踏み切ります。
まとめ
今回のトレーニングのテーマは「ブロッキング」でした。
初めにゴムボールやクッションボールを使ったので、ボールに恐怖心を持たずにブロッキングのトレーニングを行うことができました。
さらにブロッキングの技術だけでなく、その技術を発揮する場面を意識してトレーニングを行うことができました。
ほとんどのゴールキーパーはブロッキングの技術を知らず知らずのうちに使っています。
知らなくてもシュートを止めることはできますが、知っていればもっとシュートを止めることができます。
ゴールキーパーの基本技術を頭で理解し、身体に染み込ませていきましょう。
GK練習はボールやマーカーなどのトレーニング用具が必要ですが、
GKの仲間も必要です。
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基本的に土曜日に都内の公園で行っています!!!
最後までご覧いただきありがとうございました。
参考書籍
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