ゴールキーパーにとって「気持ち」は大切。
そんなことはわかっている。
というか、「気持ち」とは何なのか?
「気合い入れて練習すればいいの?」
「試合前に緊張しなければいいの?」
失点しないぞ!って意気込みが大事なの?
こんにちは、Atsuyaです。
本日は、ゴールキーパーに必要な3つの気持ち~GKのメンタル強化~
というテーマでブログを書いていきたいと思います。
先日以下のようなツイートをしました👇
GKのメンタル
・試合前の緊張や不安の気持ちをコントロールする
・試合中、失点しても切り替える
・注意力をコントロールして集中力を維持する— Atsuya (@Atsuya_gk) July 6, 2021
GKのメンタル
・試合前の緊張や不安の気持ちをコントロールする
・試合中、失点しても切り替える
・注意力をコントロールして集中力を維持する
ゴールキーパーに必要なメンタル(気持ち)
✅試合前の緊張を「力」に変える
試合前に緊張してしますゴールキーパーは少なくないと思います。
しかし、適度な緊張は試合でのパフォーマンスを高めてくれるでしょう。
緊張やストレスを悪者扱いしてしまう人がいますが、自分がどのようにとらえるかで変わっていきます。
クラムの研究によって、「ストレスにはよい効果がある」と思っている人たちは、「ストレスは害になる」と思っている人たちにくらべて、うつ状態になりにくく、人生に対する満足度が高いことがわかっているのです。
緊張には「良い緊張」と「悪い緊張」があります。
これまで、一生懸命練習をしてきて、大切な試合で緊張するのは当たり前です。
緊張やストレスを感じてもポジティブにとらえることで、試合で満足いくパフォーマンスができるでしょう。
✅失点した後にどのようにふるまうか?
ゴールキーパーは「絶対に失点しないぞ!」というというメンタルで試合に臨んでも、失点をしてしまうことがあります。
これはもう仕方ないことです。
僕は失点した後、以下のようなことを考えて失点した気持ちを整理しています。
-(マイナス)に1本線を入れれば∔
失点した後にどのようにすれば+になるのか?
改善できることはたくさんある
・失点後の振る舞い
・試合後の自己フィードバック
・翌日のトレーニング僕の好きな言葉のうちの一つ
— Atsuya (@Atsuya_gk) June 24, 2021
-(マイナス)に1本線を入れれば∔
失点した後にどのようにすれば+になるのか?
改善できることはたくさんある
・失点後の振る舞い
・試合後の自己フィードバック
・翌日のトレーニング
僕の好きな言葉のうちの一つ
失点しても、そのマイナスをポジティブにとらえることが重要です。
あくまでもゴールキーパーの目的は「無失点」ではなく、「チームを勝利へ導くこと」です。
また「無失点」を目標にしてしまうと、試合中のやる気が一気に低下する可能性があります。
ゴールキーパーが目標を立てる時は「最小失点」という表現の方が良いでしょう。
その理由については以下のブログで解説しているので是非ご覧ください👇
✅ゴールキーパーは集中力をコントロールしろ!
ゴールキーパーにとって集中力は必須能力です。
ゴールキーパーはゴールの前で唯一手が使えるポジションです。
相手のシュートを止め、広大なスペースを守り、攻撃の起点になるポジションです。
そのゴールキーパーがミスをしてしまうと即失点につながってしまいます。
そのため、1回のミスが勝敗を分けます。
したがって、試合中ゴールキーパーは常に集中していなければなりません。
✓日常生活からできる集中力を維持する方法!
ここでは、集中力を維持するための方法を解説していきます。
これから説明する一つのことだけをやってください。
一つだけでいいです。
それは、
マルチタスクをやめる
ことです。
マルチタスクとは、簡単に言うと2つの作業を同時に行うことです。
例えば、
・映画を見ながら、メールに返信する
・勉強しながら、ラインをチェックする
・ZOOMミーティングしながら、別の作業をする
などなど、つまり「ながら作業」ですね。
このマルチタスクの習慣があると集中力がどんどん低下していきます。
なので、シングルタスクに切り替えましょう。
以下のブログでも詳しく解説しているので、是非ご覧ください👇
ゴールキーパーとって「経験」が安定したメンタルにつながる
「メンタルを強化しよう!!!」って思って、簡単にメンタルを強化できるわけではないですよね。
また、厳しいトレーニングを重ねたからと言って、強靭なメンタルになるわけではありません。
長期的に見て、ゴールキーパーのメンタルを強化するならば、「試合経験」が重要です。
以下のツイートをご覧ください👇
すごく当たり前のことだけど、選手が成長するのは「試合経験」だと思う。
しかも、それは紅白戦や練習試合ではなく公式戦が望ましい。
毎週末公式戦があり、それに向けて準備する能力が必要。
公式戦に向けてどのような準備をするかも、練習のうちの一つ。— Atsuya (@Atsuya_gk) June 21, 2021
すごく当たり前のことだけど、選手が成長するのは「試合経験」だと思う。
しかも、それは紅白戦や練習試合ではなく公式戦が望ましい。
毎週末公式戦があり、それに向けて準備する能力が必要。
公式戦に向けてどのような準備をするかも、練習のうちの一つ。
若いうちから週末の試合に向けて準備を行い、その試合で良いプレーをすることができればゴールキーパーの自信にも繋がります!
GKは練習で成功することでそのプレーの技術、そのプレーで発揮されるフィジカル的な能力は高くなります。
しかし、『試合で練習の成果が発揮された時』にGKにとって大きな自信につながります。
そして自信があり、メンタル的に安定しているGKはプレッシャーのかかった試合で活躍できるでしょう。— Atsuya (@Atsuya_gk) June 12, 2021
GKは練習で成功することでそのプレーの技術、そのプレーで発揮されるフィジカル的な能力は高くなります。
しかし、『試合で練習の成果が発揮された時』にGKにとって大きな自信につながります。
そして自信があり、メンタル的に安定しているGKはプレッシャーのかかった試合で活躍できるでしょう。
僕の中で、GKコーチに求めていること、自分に言い聞かせていることは、
・試合のためのトレーニングをする
・ゴールキーパーに自信をもってゴール前に立ってもらう
ことです。
上記の2つをできるようにするために、育成年代でも週末の試合を意識し、
適度なプレッシャーを感じながら試合をできるような環境を作っていきたいと思います。
もちろん僕自身の指導力も向上させていきたいます。
ゴールキーパーの性格を変えるのは難しい?
ゴールキーパーのメンタルを強化することは可能ですが、ゴールキーパーの性格を変えることは難しいでしょう。
ゴールキーパーの皆さんならわかると思いますが、GKには本当に細かい技術がたくさんあります。
例えば、ポジショニングです。
ポジショニングはキャッチングやダイビングと同じくらい大切な技術のうちの一つです。
しかし、ポジショニングの概念は本当に細かく突き詰めていかなければないません。
またボールを怖がってしまうゴールキーパーはゴール前に立つことはできません。
当たり前のことですが「ボールが顔に飛んできたら嫌だな~」と思っていたらゴールキーパーは務まりません。
そんなゴールキーパーにゴール前を任すことはできません。
「ボールを怖がらない性格」、「細かい技術を修正できるか」は生まれてからの環境から影響を受けます。
10歳を過ぎてしまうと性格を変えるのは難しいですが、メンタルは強化できます。
以下のブログで、【ゴールキーパーに向いている性格】について解説しています。
興味がある方は是非ご覧ください👇
✅ゴールキーパーは能動的にプレーしろ!
ゴールキーパーは能動的、つまり自分からアクションを起こしてプレーしなければいけません。
そのためにゴールキーパーのマインドを変えなければいけません。
「シュートを受ける」マインドから「ボールを奪う」マインドに変えていかなければいけません。
ボールを奪うマインドに変わることで、ゴールキーパーのプレー自体が力強くなります。
「考え方を変えるだけでプレーが変わる?そんなわけないだろ!」
と思う人もいるかもしれませんが、、、実際に「ボールを奪う」というマインドになるとプレー方向が前になります。
例えば、ダイビングの技術では、プレー方向を前にすることで力強くアプローチができます。
「練習ではななめ前方向に足を出し、ボールにアプローチができるけど、実際の試合ではできなくない?」
という意見をよく聞きますが。
確かに実際の試合中のシュートストップの場面では斜め前にアプローチするわけではないです。
物理的にプレー方向を前にする(斜め前に足を出す)のではなく、ボールに対して力を直線で伝えることです。
イメージはボールに対して「点」で合わせるイメージですね。
そして「点」で合わせるためには「ボールを奪いに行くメンタル」が必要です。
下記のブログでも「ボールを奪うプレー」について解説しているので是非ご覧ください👇
まとめ
いかがだったでしょうか。
本日はゴールキーパーに必要な3つの気持ち~GKのメンタル強化~というテーマでブログを書いていきました。
ゴールキーパーにとってメンタル(気持ち)は大切です。
試合前の緊張を楽しみ、試合中失点してもポジティブに考え、その試合に対して集中力を発揮することです。
この能力はトレーニングや普段の生活で改善することができます。
しかし、細かい技術を突き詰めることやボールを怖がらない性格を変えるのは難しいです。
成長するためには、できることから少しずつやっていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
こちらの記事は、筆者の個人的な意見であり、真偽を明確にするものではありません。