こんにちは、Atsuyaです。
今回は「サッカーにおける非利き足の練習方法」についてブログを書いていきたいと思います。
結論から申し上げると、非利き足を上達させるには静止しているボールを蹴る練習はやってもほぼ意味がないということです。
理由は単純ですが、サッカーの試合中、非利き足で止まっているボールを蹴ることがほとんどないからです。
そもそもサッカーで止まっているボールを蹴るときはどんな場面でしょうか?
FPの場合:コーナーキック、直接フリーキック、間接フリーキック、ペナルティーキックなど
GKの場合:ゴールキック、 直接フリーキック、間接フリーキック など
これらのシチュエーションの時に非利き足で蹴ることがありますか?
ほぼないですよね。たまに両足を同じように扱える選手がいて、コーナーキックを左足、右足で蹴り分けている選手はいます。
ほとんどの選手は利き足で止まっているボールを蹴りますよね。
非利き足では動いているボールしか蹴らないですよね。 _________________________________________________________________
小学生や中学生に多く見られるのですが、止まっているボールを非利き足で練習している選手が非常に多いです。
よくあるのは、対面で向かい合って20mぐらい距離を取って止まっているボールを蹴りあう練習をしている選手が多いです。
この練習では非利き足は上達しません!
これらについて調べた研究があるので、参考までにご覧ください。 _________________________________________________________________
僕自身も意味もなく、とりあえず非利き足で上手く蹴れるようになりたいと思い、ひたすら左足でゴールキックを蹴っていました。
しかし実際の試合では、右から相手がプレッシャーをかけてきて、左足にボールをコントロールして蹴る場面が多かったです。
しかし、実際に動いているボールを蹴る練習をしていなかったので、上手くボールを蹴ることができず、ハーフライン手前で失速し、失点してしまうことも多かったです。
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もし指導者が選手たちに非利き足の技術に課題を感じているのであれば、以下のような練習がおすすめです。
具体的な練習方法
1.実践的な練習で「非利き足だけ使用可能」という制限をつける
例えば、5vs5+1(フリーマン)のポゼッション練習で非利き足だけと制限します。
サッカーにおいて、非利き足だけしか使ってはいけないというルールはありませんが、非利き足を使えることでプレーの幅が広がることは理解しなくてはなりません。
4vs1などで非利き足だけというのが一番簡単にできるかもしれません。
2.この実践的なトレーニングの後に動いているボールを蹴る基礎的な練習を行ったほうが良い
この段階を踏むことによって、選手たちは自ら試合で起こりそうな場面を想像し非利き足の練習を行います。 _________________________________________________________________
僕自身も非利き足を上達させるのに悩みました。
どうやったら非利き足が上手くなるのかわかりませんでしたが、科学的な方法で非利き足が上達するとわかった時、自信をもって練習することができました。
効率の良い反復練習は上達スピードを速めてくれます。
試合で非利き足を使えるようになりましょう! _________________________________________________________________
参考文献
サッカープレーヤーの非利き足のトレーニングに関する実践的研究–中学1年生のキックについて
著者: 井上 和徳 佐藤 佑