「最高!よし今日は良いトレーニングができたぞ!選手の表情もいきいきしてたし、トレーニングの意図も理解してくれたと思うし!」
皆さんに質問です!
良いトレーニングができた!
選手の表情が良かった!
トレーニングの意図を理解してくれた!
「なぜあなたは良いトレーニングができたのですか?」
きっと、トレーニングを行う前の準備が素晴らしかったのでしょう。
「w-upするか〜」
「キャッチボール、正面キャッチ、ゴロのボール、ハイボール、ローリングダウン。そしてメインのトレーニングへ…」
「いつもと同じだ…」
たしかに正面キャッチなどGKだけでなくスポーツ選手にとって基本は大事です。
毎日やるべきです。しかし人間は習慣化されるとモチベーションが下がります。
逆に言えば、習慣化されたトレーニングはモチベーションが下がっても行うことができます。
しかしメインのトレーニング前にモチベーションを下げるのは良くないですね…
こんにちは、Atsuyaです。
本日は「ウォーミングアップ」についてブログを書いていきたいと思います。
先日以下のようなツイートをしました👇
https://twitter.com/Atsuya_gk/status/1555811987942424577?s=20&t=cGACAbzw1TfETHKRVOCt-A
【トレーニングの意図を探ろう!】
ウォーミングアップで必要なこと
・体を温める:ウォーミングアップ
・ボールフィーリング、ステップワークの技術を高める:スキルアップ
・仲間との協働:モチベーションアップ
このツイートの通り、W-upは体を温めるだけではなくトレーニングに向けたスキルの獲得の準備やモチベーションを高める動作を行わなければいけません。
本日のテーマはこちはです⏬
『体育学から学ぶW-upで意識すべき3つのこと』です。
結論から申し上げると、「ウォーミングアップではなくスリーアップをしよう!」です。
本日の概要はこちらです👇
- スリーアップとは?
- スリーアップを考える方法
- まとめ
では、深掘りしていきます。
✅スリーアップとは?
スリーアップとはこちらの論文から引用したものです。
体育授業における「準備運動」を再考し、「主体的な学びへ向かう導入」へと変えていく試み―ウォームアップから3アップへ、自立・協働・創造に向けた主体的な学びとしての導入10 分間へ―
スリーアップとは?
ウォームアップ:怪我の予防、その種目の特徴的な空間や用具を体感しその種目を動きやすい体を探求する。
モチベーションアップ:グループの仲間と楽しみつつ、協働で運動の原理・原則を学び合う。
スキルアップ:その種目で中核となる技能の感覚を耕すアナロゴンを積み重ねていく。
http://www.ssf.or.jp/Portals/0/resources/encourage/grant/pdf/2016/2016rs_15.pdf
簡単にまとめると
- ウォームアップ・・・怪我予防のために体を温めるW-up。
- モチベーションアップ・・・グループ、コミュニケーションなどを通してモチベーションを上げるW-up。
- スキルアップ・・・ メインの活動(サッカーであれば練習)で身につけたい技術のために準備するW-up。
この研究では、授業の開始10分間にスリーアップを導入すると、授業全体を考え直す取り組みになることが示唆された。
一概に体育の授業とサッカーを比べることはできませんが、サッカーやGKの練習でスリーアップを導入すると、トレーニングの質が良い方向に変わるかもしれません。
いきなり、上記の3つの要素を1つのW-upですべて取り入れることはできないと思います。一つひとつの要素を順番に取り入れていくことをお勧めします。したがってW-upはだいたい3つぐらいでそれぞれに、「ウォームアップ」「モチベーションアップ」「スキルアップ」の要素を取り入れればいいと思います。
ここで一つだけGKトレーニングの「スリーアップ」を紹介します。
以下の動画をご覧ください👇
こちらは「クロスボール」のトレーニングしたときのW-upの映像です。落下地点に入り、膝立ちになってコーンでテニスボールをキャッチします。
スリーアップの要素
- ウォームアップ・・・テニスボールを思いっきり投げたり、落下地点に走る。
- モチベーションアップ・・・「それは取れないよ~(笑)」などのコミュニケーション活動を行うことでモチベーションをアップさせる。
- スキルアップ・・・クロスボールに必要な要素「落下地点を正しく予測する」技術を獲得するために準備。
僕もすべてのW-upでスリーアップの要素を取り入れることはできていません!なにか良いスリーアップがあればTwitterからDMください!
✅スリーアップを考える方法
ここでは、スリーアップを考えるための3つの具体的な方法について解説していきます。
- 日頃からW-upになりそうな材料を探す
- 散歩する
- 仲間と話し合う
これも深堀していきます。
日頃からW-upになりそうな材料を探す
指導者の皆様なら練習内容を常に考えていると思います。ここであえて言う必要もないですが、日常生活から常に情報収集をしとくのが大事です。
YouTubeはもちろん、TwitterやInstagramなどSNSを使えば、簡単にトレーニングの情報を得ることができます。
以下のツイートをご覧ください👇
https://twitter.com/goalkeepdevelop/status/1165585918620831744?s=20
このようにtwitterではトレーニング動画をたくさん上げている人がいるのでとても参考になりますね。得に外国人のツイートは本当に参考になるものばかりなのでぜひ探してみてください!英語ができると少し得しますね。
一つだけ気をつけてほしいのは、そのトレーニングやW-upを面白いからと言ってなんとなくやることです。SNS上のW-upやトレーニング動画を参考にするのは良いですが、そのトレーニングの意図を読み取ることが大事です。
散歩する
散歩すると新しいアイデアが出やすいです。これは僕の持論ではないです。
W-upやトレーニングを考える、すなわち新しいことを思いつくためには散歩が重要であると以下の動画で示唆させれています。
散歩しながら考えるだけで新しいアイデアの数が2倍以上出てくる場合もあります。
気になる方は以下の動画をご覧ください👇5分ほどの動画です。
仲間と話し合う
最後、これが一番大事なのですが…
YouTubeやツイッター、インスタグラムなどでw-upやトレーニングの情報を集め、自分自身でも新しいアイディアが思いついたら、仲間とディスカッションをしてください。ディスカッションをするメリットは3つほどあります。
- 仲間に自分のアイディアを説明することで説明する能力が上がる
- 仲間のアイディアを参考にできる
- 客観的なフィードバックが得られる
これは説明するまでもないですね。
仲間とディスカッションをすることでよりトレーニングに深みが出てきます。
仲間と考えることで自分では気づくことができなかったところを気づくことができます。
是非、仲間と話し合ってみてください!
まとめ
体育の授業では主体的な学びが求められています。スポーツにおける練習も主体性を育むことが必要なのではないでしょうか。
本日は体育学の研究をもとに、サッカーやゴールキーパーのw-upについて書いていきました。最後にもう一度意識すべきw-upをまとめます。
- ウォームアップ・・・怪我予防のために体を温めるW-up。
- モチベーションアップ・・・グループ、コミュニケーションなどを通してモチベーションを上げるW-up。
- スキルアップ・・・ メインの活動(サッカーであれば練習)で身につけたい技術のために準備するW-up。
これら3つの要素を取り入れたw-upはできないと思います。
まずは1つのw-upに一つの要素を入れてw-upを考えてみてください。
そして沢山のウォーミングアップのストックを持っておくことが必要です!
以下のブログでウォーミングアップを紹介しています。是非ご覧ください👇
参考文献
体育授業における「準備運動」を再考し、「主体的な学びへ向かう導入」へと変えていく試み―ウォームアップから3アップへ、自立・協働・創造に向けた主体的な学びとしての導入10 分間へ―
[…] 10分間の「スリーアップ」が練習を変える!体育学から学ぶW-upで意識すべき3つのこと […]
[…] 10分間の「スリーアップ」が練習を変える!体育学から学ぶW-upで意識すべき3つのこと […]
[…] 10分間の「スリーアップ」が練習を変える!体育学から学ぶW-upで意識すべき3つのこと […]