今まで、【GKコーチとしての気づき】シリーズについて書いていきました。
今回もその続きになります。
【GKコーチとしての気づき】ティーチング&コーチング&トレーニングを使い分けろ!
【GKコーチとしての気づき】「気持ち」と「技術」をリンクさせる
【GKコーチとしての気付き】配球しながらGKの動作を見るのは難しい
【GKコーチとしての気づき】他人のGKトレーニングの意図を考える
こんにちは、Atusyaです。
【GKコーチとしての気づき】~「プラン」を立てることが大切~というテーマでブログを書いていきたいと思います。
先日、以下のようなツイートをしました👇
GKトレーニングについて
プランニングをすることが大切
ただ何となく日々のルーティントレーニングを行うのではなく、「今日のトレーニングで何を習得させたいのか?」を明確にする。また指導者もプランニングすることでトレーニングが成功したのか?失敗したのかが理解できる。— Atsuya (@Atsuya_gk) July 10, 2022
GKトレーニングについて
プランニングをすることが大切
ただ何となく日々のルーティントレーニングを行うのではなく、「今日のトレーニングで何を習得させたいのか?」を明確にする。
また指導者もプランニングすることでトレーニングが成功したのか?失敗したのかが理解できる。
個人的な感覚ですが、育成年代のGKトレーニングでは毎回トレーニングで同じことをやっているチームをよく見ます。
決してルーティンのトレーニングが悪いわけではありません。
私自身もキャッチングやクロスボールのトレーニングはルーティンのように行う場合もあります。
ですが、なんとなくトレーニングするのではなく「今日のトレーニングで何を習得させたいのか?」を明確にしながらトレーニングすることが大切です。
なので指導者はトレーニングをプランニングしなければいけません。
なんとなくトレーニングをして、成功しても、失敗しても指導者としては成長しません。
・何が原因で成功したのか?失敗したのか?
・その原因を突き止めてまたトレーニングを行う
・目的は選手が上達すること
指導者としてまず上記の三つを意識してトレーニングを行うければいけません。
本日の概要はこちらです👇
・このトレーニングは成功しているのか?失敗しているのか?は素人でもわかる
・プランを立てるためには前提を深く知る必要がある
・プランしたトレーニングを突然変えても良い
では、深堀していきます。
このトレーニングは成功しているのか?失敗しているのか?は素人でもわかる
トレーニングをしていると、「このトレーニングあまりうまくいっていないな~」と思うことがあります。
僕自身もトレーニングをしていて、うまくいった日とうまくいかなかった日があります。
自分自身でトレーニングがうまくいったと思って、他の指導者に聞いてみると、他の指導者も「今日のトレーニングよかったね!」と言ってくれる場合があります。
逆に言うとトレーニングで失敗した時は、自分自身でも失敗したことわかるし、他の指導者からも「もうちょっと○○したほうがよかったね」と言われたりします。
この事に関しては、全員が指導者なので指導の良し悪しが理解できます。
しかし、トレーニングで成功しているか?失敗しているか?は、選手はもちろんその保護者も理解することができます。
つまり指導経験がない人でもわかるということです。
僕の例ですが、
基本的にトレーニングがうまくいかなかった時に、選手に「今日の練習楽しかった?」と聞くと、「なんかよくわからなかった」と言われます。
よく分からないということはあまり面白くないということですね。
なのでトレーニングで成功したか?失敗したか?は「選手の表情」を観察することで理解することができます。
選手の表情が良くなかった時、なぜ良くなかったのか?を考える必要があります。
そして、表情が良くなかったのはどのトレーニングなのか?
などをしっかりとフィードバッして、次のトレーニング に向けて準備することが大切です。
なので指導者がトレーニングをする際にはプランを立てる必要があります。
GKコーチ用の、年間のプランニング、月ごとのプランニング、週ごとのプランニング、その日のプランニングについては以下のブログで解説しているのでご確認ください。
プランを立てるためには前提を深く知る必要がある
先ほどまで、なんとなくトレーニングを行うのではなくしっかりとプランを立てることが大切ということを書いていきました。
ですが、プランを立てる前には前提にあるものを考えなければいけません。
✅前提にあるものとは?
・選手の人数
・使える動画
・気温
・ピッチの大きさ
・ピッチの状態
上記の5つについて考慮しながらトレーニングプランする必要があります。
選手の人数
まずは選手の人数を正確に把握する必要があります。
自分が担当するチームは今何人いるのか?を指導者は絶対に理解しなければいけません。
また怪我人や育成年代で有ればテスト休みなどでトレーニングに参加できない選手もいます。
トレーニング当日にバタバタしないように人数は正確に把握しましょう。
また当日突然欠席する選手もいるので、人数が変更してもトレーニングができるように考えなければいけません。
使える道具
トレーニングでは、サッカーボール以外に様々な道具を使います。
・山のマーカー
・フラットマーカー
・コーン
・ビブス
・ゴール
など自チームで使える道具はなんなのか?を知りましょう。
もしトレーニングで必要なのにないので有ればチームで購入することを検討しましょう。
気温
トレーニングする時は気温も考慮しなければいけません。
日本の7月8月はとても暑く、トレーニングの時間も考えなければいけません。
7月、8月で有れば2時間のトレーニング時間でも長いくらいです。
また冬で有れば体を温めるためのウォーミングアップの時間も長めに取る必要があります。
このように季節やそれに伴う気温に合わせてトレーニングを考える必要があります。
ピッチの大きさ
トレーニング ができる広さも考える必要があります。
トレーニングのテーマによっては、スペースが必要なのに場合があります。
例えば、裏に抜ける動きを身につけてもらいたいので有れば、「ビルドアップしながら裏に抜けるスペース」がなければいけません。
このようにトレーニングのテーマによってどのくらいのスペースが必要なのかプランを立てる必要があります。
ピッチの状態
最後にピッチの状態です。
単純に天然芝でトレーニングを行うのか?人工芝でトレーニングを行うのか?土でトレーニングを行うのか?などピッチの状態を把握することが大切です。
僕は人工芝と土のグラウンドでトレーニングを行います。
人工芝のグラウンドでは積極的にダイビングのトレーニングを行います。
土でもやれよ!って思うかもしれませんが、土だとどうしても痛みが出てしまい、ダイビングで変な癖がついてしまうからです。
一応理由があります。
このようにピッチの状態によって最適なトレーニングを選択していきましょう!
プランしたトレーニングを突然変えても良い
ここまでプランニングしたトレーニングが大切だ!ということを書いていきましたが、トレーニングの当日にプランを変更しても構いません。
当日の気温やピッチコンディションによってはトレーニング 変更をしなければいけない状況などもあります。
しかし、それだけではなくトレーニングしながら、今日の選手にはこっちのトレーニング の方があってそうだな〜というものが有れば変更しても良いでしょう。
選手もやはり、生き物なのでその日の状態によってうまくいくトレーニングとうまくいかないトレーニングがあります。
もし、プランニングしたトレーニングが上手く行かなかった時はトレーニングを変更する決断も大切です!
まとめ
いかがだっでしょうか。
本日は、【GKコーチとしての気づき】~「プラン」を立てることが大切~というテーマでブログを書いていきました。
指導者として、トレーニングを行うときはなんとなくそのトレーニングをしてはいけません。しっかりとプランニングをする必要があります。またプランニングすることで、なぜそのトレーニングが成功したのか?失敗したのか?を客観的に理解することができます。トレーニングの成功と失敗の要因を分析し、次のトレーニングに繋がることで指導者として成長できるでしょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。