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勝てる「間合い」に持ち込め!1vs1で勝つトレーニング@獨協大学 

投稿日:2019年9月18日 更新日:

1vs1では何を意識していますか?

1vs1で勝つには自分の『間合い』に持ち込むことが大事です。

こんにちは、Atsuyaです。

本日は2019年9月18日に獨協大学でGKトレーニングを行ったので、それについてブログでまとめていきたいと思います。

今回のトレーニングのテーマは 『1vs1』です。

1vs1の「間合い」についての結論から申し上げると、相手(ボール)との距離が0~3m、5m~以上なら1vs1で勝てる可能性があります。しかし相手との距離が4m前後だと1vs1で負ける可能性が高くなります。

具体的なトレーニング内容とともに詳しく解説していきたいと思います。

W-up

  • 正面キャッチ→フットセーブ
  • フロントダイブ

トレーニング

  • 1vs1(フロントダイブorブロッキング)
  • フットセーブ→1vs1
  • シュートストップorクロス対応、1vs1

では、具体的な内容とともに解説していきます。

W-up

正面キャッチ→フットセーブ

前回のトレーニングの続きで、W-upとしてフットセーブを行いました。膝立ちで正面キャッチを行い、左右にボールを蹴りフットセーブを行いました。フットセーブで意識することは、以下の4つです👇

  • インサイドでしっかり面を作る
  • 足は思いきり振らずに当てるだけ(野球でいうバントのイメージ)
  • 前傾姿勢になりすぎない
  • ボールを止めた後、体のバランスを崩しすぎないように意識する

こちらのブログから引用したので気になる方は是非ご覧ください!

フロントダイブ

続いて、W-upとしてフロントダイブを行いました。1vs1の状況で、フロントダイブを行う場面は多々あります。パスカットするためのフロントダイブ、ブロッキングの一つとしてのフロントダイブなど…

時にGKはフロントダイブで相手の足下へ飛び込まなければならない場面があります。怖いですね…ですが恐怖を和らげる方法があります!

それは「手根骨」を使うことです。

手根骨とは手のひらの下の方の固い部分です。以下のブログで解説しているので是非ご覧ください👇

トレーニング

1vs1(フロントダイブorブロッキング)

ここからメインのトレーニングに移っていきたいと思います。ボール左右どちらかに動かしたら1vs1が始まります。赤いコーンの間にシュートを決められないように対応します。

ブロッキング、フロントダイブの技術を発揮するときの距離感(自分がアプローチできる間合い)を確認しました。

これは理解できても感覚として体で覚えなければ試合でできません。 何度も反復トレーニングをしていきます。

フットセーブ→1vs1

フットセーブを行い、ブロッキングの対応を行いました。 コーンの前にいるFW役の選手はゴールポストと真ん中の赤いコーンの間にシュートを打ちます。

よくサイドをえぐられた時にポストより前に出てしまうGKがいます。そうすると相手選手に簡単にエリア内にクロスを上げる選択肢を与えてしまいます。

もしポストより1歩前に出てしまうと、エリア内にボールを出された時に1歩分遅れてしまいます。その一歩がGKにとって命とりです。

気づかないうちにポストより前に出てしまう癖があるので選手に伝えていきます。

シュートストップorクロス対応、1vs1

最後のトレーニングでは、角度のある所からのシュート対応、もしくは中の二人のFWにパスを出し1vs1を対応するトレーニングを行いました。

このトレーニングでは、「取れない間合い」に持ち込まないことを意識しました。

取れない間合いとは、物理的に反応もできないしシュートコースも消すことができない距離です。個人差はありますが、だいたい4mと言われています。いわゆる「捨てゾーン」です。

以下の2つ目のツイートをご覧ください👇

しかし、距離を詰め、身体を広げてシュートコースを消すことができるのであれば前に出るべきである。
どんなGKでも「取れない間合い」がある。僕は4mぐらいだと思う。
ゴールライン上から大股で一歩前に出て、ゴールキックラインからシュートを打たれるぐらいの距離。

ノイアー選手は並外れた身体能力、さらにシューターとの間合いの詰め方が卓抜としています。やはり世界的なGKは違いますね。身体能力はマネできないかもしれませんが、ポジショニングは参考に出来ます!

まとめ

1vs1はGKにとって一見不利な状況かもしれません。チームにとっても最大のピンチです。しかしGKが活躍でき、なおかつチームの流れを変えることができるプレーです。

1vs1では0~3m、もしくは5m以上距離を保つようにしましょう。決して4m前後に持ち込まないようにしましょう。

これは頭で理解していても感覚として体で覚えなければ試合では使えません。圧倒的な反復練習を繰り返しましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

YouTubeに練習動画を上げているので是非ご覧ください👇

https://www.youtube.com/channel/UCXCoS4OAiZkDbKC9FTYN7tA

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