「ゴールキーパーにとって準備が大切ということは理解できます。
しかし、具体的にどんな準備をすればいいかわかりません。」
本日のブログではこういった悩みを解決します。
記事の流れになります👇
・「いつ構えるの?」ゴールキーパーが構えるタイミング
・ゴールキーパーの基本、両足を地面に着ける
・筋力ではなく、ぶれない体づくりが重要
では、深堀していきます。
✅「いつ構えるの?」ゴールキーパーが構えるタイミング
☑軸足を踏む瞬間に構える
ゴールキーパは構える瞬間はシュートを打つ選手が「軸足を地面につける瞬間」です。
時々、軸足を踏み「シュートを打つ瞬間」に構えるGKがいます。
これだと反応が遅れてしまう場面があります。
もちろんゾーンによってはプレジャンプを用いて体が空中に浮いている間に進行方向を決定し、反応する場合もあります。
後ほど、その方法について書いていきます。
ゴールキーパーは原則、シューターが軸足を踏む直前にかまえるべきです。
選手がトレーニングで構えるタイミングを学習するために、
コーチがゴールキーパーの後ろにいて、構える瞬間に手を叩いて教えてあげるという方法もあります。
構えるタイミングは身体で理解しましょう。
またシュートを打たれる瞬間に構えてしまうと、イレギュラーなシュートに対応できなくなる可能性があります。
シュートはインサイドキックはインステップキックだけではありません。
つま先(トゥーキック)を使ったシュートを打ってくる選手もいます。
トゥーキックでのシュートはタイミングが早いため、シュートを打つ瞬間に構えていては反応が遅れてしまう可能性があります。
だからこそ、軸足を踏んだ瞬間に構えることがいいでしょう。
☑相手のシュートフォームもチェックしよう
また試合前、試合中に相手のキックフォームを観察することも重要です。
相手はどのようなシュートフォームで打ってくるのか?
それを知っているだけで、シュートに対して構えるタイミングが楽になります。
もし対戦する相手の試合を見る場面があれば、
相手のシュートフォームもチェックしましょう。
もちろん利き足をチェックすることも大切です。
✅ゴールキーパーの基本、両足を地面に着ける
☑ボールが何処に来るかわからない
ゴールキーパーは両足に体重を均等に乗せることが重要です。
なぜならば、シュートはどの方向に来るかわからないからです。
シュートは左、右に来るわけではありません。
シュートは前後左右上下にきます。
☑プレジャンプは距離に応じて判断する
プレジャンプをするかしないかの議論がありますが、僕はプレジャンプはした方がいいと思います。
理由はプレジャンプをすることで床反力や筋肉の伸張反射を利用できるからです。
しかし大きすぎるプレジャンプは構えを崩して、キャッチングのエラーにも繋がります。
ドイツ式GK技術革新 GK大国に学ぶ「技術」と「理論」によると
プレジャンプによって、セービングの距離が伸びるという優位的な差はありませんでした。(P53-P54)
なので、構えを崩しすぎない程度にジャンプし、床半力をもらうためのプレジャンプは必要だと思います。
☑両足が地面についていないこともある
以下のツイートをご覧ください。
【ゾーン2の対応】
ポジショニングが良ければ、ローリングダウンやコラプシング、インナーダイビングで守ることができる。
もちろん足でセーブすることも必要です。
「守れる」エリアを理解することが大切です。
いかに試合の中でポジション的に優位な場所に立てるか。
pic.twitter.com/d1qROIqJLw— Atsuya (@Atsuya_gk) September 26, 2020
【ゾーン2の対応】
ポジショニングが良ければ、ローリングダウンやコラプシング、インナーダイビングで守ることができる。
もちろん足でセーブすることも必要です。
「守れる」エリアを理解することが大切です。
いかに試合の中でポジション的に優位な場所に立てるか。
上記のツイートでは、シュートを打たれる瞬間、地面に足はついていません。
しかしシュートストップができています。
これはペナルティエリア内の中間距離のシュートの場合この構えは有効です。
ペナルティエリア内からの速いシュートの場合ステップを踏む、
もしくは足を一歩踏み出して重心移動をして反応することは難しいです。
そのためゴールキーパーは一歩でシュートに対して反応しなければなりません。
空中でセービングする方向を決定し、地面に足がついた瞬間に、床半力と体の伸長反射を利用してセービングを行います。
✅筋力ではなく、ぶれない体が重要
☑ポジションを修正する時に体がぶれやすい
サッカーの試合でゴールキーパーは動いているボールに対してポジションを取り、シュートを止めなければいけません。
パスやドリブルによってボールが動いたらゴールキーパーは「ポジション修正」を行いますが、
この時に気をつけなければいけないことがあります。
それは身体をブラさないことです。
僕の仕事仲間に、年代別代表に入ったフォワードの指導者がいます。
その選手曰く、シュートを打つ際にボールを少し横方向にずらして、
GKの重心がどちらに傾いているかを見てシュートを決断しているそうです。
つまり良いシューターはGKの身体のぶれを見ています。
☑体をブラさないようにするためのサイドステップ
体が移動するということは重心が移動するということです。
体が移動するとどうしても体はブレてしまいます。
少しでも体をブラさずに移動するためにはサイドステップを使うことが有効です。
しかし、ただサイドステップするわけではありません。
ツイートをご覧ください👇
【GKトレーニング:ステップワーク】
サイドステップで体をブラさないためには、進行方向と逆足で地面を押し、進行方向の足でブレーキをかけるイメージ。非常に参考になります。 https://t.co/d4RKmenmZ8
— Atsuya (@Atsuya_gk) May 24, 2021
【GKトレーニング:ステップワーク】
サイドステップで体をブラさないためには、進行方向と逆足で地面を押し、進行方向の足でブレーキをかけるイメージ。
非常に参考になります。
サイドステップで体をブラさないためには、
進行方向と逆足で地面を押し、進行方向の足でブレーキをかけることです。
☑GKにとって重心移動は「超重要」
最後に重心移動について、少し書いていきたいと思います。
ゴールキーパーがシュートストップをする際にダイビングという技術を使うと思います。
以下のような技術です。
ダイビングでは、重心移動が重要です。
ダイビングでの重心移動はさきほどのサイドステップと同じように、
進行方向と逆の足で重心移動を行い、飛びたい方向の足で踏み切ることが大切です。
技術の構造を理解することで、よりスムーズに技術を習得できるでしょう。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
こちらの記事は、筆者の個人的な意見であり、真偽を明確にするものではありません。