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【ネガティブな表現をやめよう!】~GK好きを増やすために私たちができる7つの活動~

投稿日:

ゴールキーパーは好きですか?

かっこいいと思いますか?

自分の子どもにゴールキーパーをやってほしいと思いますか?

 

日本で素晴らしいゴールキーパーを育成するためには、「GK好き」を増やすことが大切です。

 

 

こんにちは、Atsuyaです。

本日は、【ネガティブな表現をやめよう!】~GK好きを増やすために私たちができる7つの活動~というテーマでブログを書いていきたいと思います。

僕はGKコーチや育成年代のコーチの皆さんと「GKの育成」について話す時があります。

その時によく出る話題が、「どうやったらGK好きを増やせるか?」です。

多くの指導者仲間とディスカッションを行い、少しでもゴールキーパーのレベルを向上できるようにしています。

👇こちらが僕がこれまで多くのコーチと学び、考えたGK好きを増やす行動7選です。

  • GKを経験する機会を増やす
  • 指導者がかっこいい姿を見せる
  • ネガティブな表現を避ける
  • GKのかっこいい写真を撮る
  • GKの役割を意識させる
  • ドキュメンタリーを作る
  • 隣でプロ選手が練習している環境を提供する

 

では、深堀していきます。

 

GKを経験する機会を増やす

 

まず初めにゴールキーパーを経験する機会を増やすことが大切です。

サッカーというスポーツはゴールキーパーがいなければできません。

プロの試合を見ている人なら分かると思いますが、ゴールキーパーがいなければ試合はできません。

 

私自身も気をつけているのですが、練習の最後にミニゲーム(試合形式のトレーニング)をするときに、

ゴールキーパーを必ず入れます。

誰もゴールキーパーをやる子がいないのであれば、試合はできません。

 

このような環境を作ることでフィールド選手にもゴールキーパーの重要性

経験する機会を増やすことができると思います。

 

試合をするためにゴールキーパーは必要不可欠なのです。

そして指導者が「ゴールキーパーがいなければ試合ができない!」という状況を作ることで、選手たちはGKの重要性を理解することができます。

また低学年では、8対8のゲームではなく、GKを含めた4対4のミニゲームが望ましいです。

4対4の試合ですと、シュート機会も多くなりGKのシュートストップの機会が増えます。またボール保持時には、サポートの機会も増えるため、ビルドアップも同時に学ぶことができます。

 

指導者がかっこいい姿を見せる

 

GKコーチがチームにいる場合、そのコーチがゴールキーパーのかっこいい姿を見せることが、

GK好きを増やすきっかけになると思います。

 

きっとGKコーチがカッコよくダイビングしている姿を見せれば、

「ゴールキーパーをやってみたい!!!」という選手も出てくるかもしれません。

 

また「ダイビング以外にGKのかっこいいところは?」と選手に聞くと、「低弾道のサイドボレーキック!!!」もあります。

もし、GKコーチが蹴ることができるのであれば、どこかのタイミングでサイドボレーキックを披露してはいかがでしょうか?

ネガティブな表現を避ける

 

ゴールキーパーは「シュートを受ける」など受け身の姿勢が多いです。

あまりポジティブな表現ではありません。

 

シュートを受けているように見えても、実はゴールキーパーは積極的なアクションを起こしています。

 

例えば、相手FWとの1vs1では、駆け引きをし、積極的なアクションをして

シュートを止めています。

 

また、今では少しなくなったと思いますが、『GKは3K』と呼ばれる時代がありました。

「きつい」、「汚い」、「危険」です。

このような表現は非常にネガティブです。

 

僕の中での『3K』は、

「華麗」、「堅忍」、「賢人」です。

つまり明るく華やかで、我慢強く、賢くなければできないポジションということです。

 

まぁ、あまりハードルを上げないようにしないとですね。(笑)

GKのかっこいい写真を撮る

 

実際にゴールキーパーをやってみたいという選手を見つけたら、

是非かっこいい写真を撮ってあげてください。

 

ダイビングキャッチをしている姿や競り合ってクロスボールをキャッチしている姿、ボールを蹴る瞬間など…

たかが写真1枚で・・・と思っている人もいるかもしれませんが、

サッカーで写真を撮られる瞬間は基本的にボールを持っている時です。

 

 

ただでさえ、ゴールキーパーはボールを触る時間がフィールドプレーヤに比べて少ないです。

これは僕自身の経験もありますが、セーブした瞬間の写真は自分でいうのもおかしいですが、

結構カッコ良いです。(笑)

 

 

今でも高校時代のセーブシーンの写真だけは残しています。

練習の時でもいいので、是非記念の1枚を撮影してみてください。

GKの役割を意識させる

人間は失うのが怖い動物です。

何より、損失を恐れます。

例えを出しましょう。

 

ここにコインがあります。

コインを投げて表が出たら10万円もらえます。

コインを投げて裏が出たら5万円失います。

 

あなたはこのゲームに参加しますか?

 

きっとほとんどの人がこの賭けに参加しないと思います。

僕も参加したくないです。

なぜならば、自分の物を失うリスクがあるからです。

 

これはサッカーでも同じことが言えると思います。

ほとんどのチームは公式戦で

「まずは守備から入ろう!」ということが多いです。

なぜならば、先に失点をするということが嫌だし、

先に点を取られるという損失をした場合に、メンタル的にやられてしまうからです。

 

ゴールキーパーの役割はチームの「大切なもの(ゴール)を守るポジション」です。

つまりゴールキーパーはチームの中で責任感が1番強い選手です。

 

ドキュメンタリーを作る

 

前述した、「GKのかっこいい写真を撮ること」と似ていますが、

短い時間でもいいのでドキュメンタリー映像を作ることも、

ゴールキーパー好きを増やすことなのではないかと思います。

以下のツイートをご覧ください👇

【カシージャス選手】

クラブやナショナルチームで数多くのタイトルを手に入れたGK。
彼に苦しめられたFWは何人いたのか…

なんだかんだ若い頃のカシージャス選手を見たことなかった…
ただただ、この4分43秒の映像はカッコいい。

彼は間違いなくチームを勝利に導くGK

ツイートにも書きましたが、この4分43秒の映像は非常にかっこいいです。

 

海外ではこのようなゴールキーパーのドキュメンタリー映像は当たり前のようにあるのかな?

と思いました。

 

僕でもできるかもしれないので、挑戦していきたいと思ます。

 

隣でプロ選手が練習している環境を提供する

 

これは少し難しいですが、隣でプロ選手が練習している姿を見せることができれば、

指導者が何も言わなくいても選手たちはモチベーションを上げてくれると思います。

プロ選手でなくても、一つ上のカテゴリー

例えばジュニアユースだったらユース選手のトレーニングを見ることができる機会を作るなど。

 

ちょっとした環境の工夫でゴールキーパー好きを増やせるかもしれません。

 

時々、Jリーグのチームのトレーニングを見に行くことも良いかもしれませんね。

まとめ

今回は『GK好きを増やすために私たちができる7つの活動

というテーマでブログを書いていきました。

もう一度、7つの活動をまとめましょう👇

  • GKを経験する機会を増やす
  • 指導者がかっこいい姿を見せる
  • ネガティブな表現を避ける
  • GKのかっこいい写真を撮る
  • GKの役割を意識させる
  • ドキュメンタリーを作る
  • 隣でプロ選手が練習している環境を提供する

 

ゴールキーパーというポジション、日本で素晴らしいゴールキーパーを輩出するためにも

皆さんでゴールキーパーを好きになる環境を作っていきましょう!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

こちらの記事は、筆者の個人的な意見であり、真偽を明確にするものではありません。

この記事は2020年5月27日に投稿した記事を加筆、修正した記事になります。

参考書籍

新GK論 10人の証言から読み解く日本型守護神の未来

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