『準備とは100%の能力を100%発揮することである』
こんにちは、Atsuyaです。
8月31日に獨協大学でGKトレーニングを行ったので、具体的な内容をブログに書いていきたいと思います。
今回のトレーニングは試合の前日だったため、特に新しいGKトレーニングをしたわけではありません。
今日のブログでは「試合前日のトレーニングで意識すべき4つのこと」について解説していきたいと思います。
👇 のブログでも、「まとめ」の部分で少し解説しました。
試合に向けた前日トレーニング @獨協大学 2019/8/27
結論から申し上げると、
- 筋肉に強い負荷をかけるトレーニングはしない
- 新しい知識は頭に入れないようにする
- 試合を想定する
- 良い形でトレーニングを終える
本日のトレーニングの流れはこちらです👇
W-up
- ステップキャッチ
- 正面キャッチ
- グラウンダーのボールキャッチ(サイドステップ&クロスステップ)
トレーニング
- ローリングダウン→ワンステップダイビング
- リアクション(テニスボール)→ゴロのダイビング
- コーンを置いて(相手を想定して)クロスボール
では、4つのポイントを意識するとともに今回行ったトレーニングの解説していきます。
W-up
ステップキャッチ
今回はツーステップをしてボールをキャッチするW-upからトレーニングを行いました。左右にツーステップしながら正面のボールキャッチ、クロスステップをしてバウンドボールをキャッチ、上下にツーステップを踏みながら両足ジャンプでボールキャッチしました。さらにボールを二つ使ってハイボールの処理を行いました。
このW-upでは「筋肉に強い負荷をかけるトレーニングはしない」ことを意識しました。何度も何度も同じ動きを繰り返すというよりかは、サイドステップやクロスステップの動きなどを確認することを意識しました。
フィールドプレーヤーとの合流までに時間がなかったため、リズミカルにW-upをすることを意識しました。
GKにとって、ステップワークは非常に重要です。そんなこと言われなくてもわかってるよ!と思われてしまいますが…
ステップワークに関するブログを以前書いたのでもし良ければご覧ください👇
ステップ練習はスピードアップだけではない!歩幅を一定にするためだ!
ちなみに…
皆さんはW-upでどのようなステップワークを取り入れていますか?
もし良ければ、以下のtwitterからDMください!
正面キャッチ
次にキャッチボールを行った後に、正面キャッチを行いました。最初の5本は普通のボール、2回目はとにかく早いボールを蹴ることを意識しました。
ここでは「良い形でトレーニングを終える」ことを意識しました。最後しっかりキャッチしたら次のトレーニングに移るようにしました。普段は正面キャッチを10本と決めたら10本しか蹴りません。もちろん、僕のキックミスで取れなかった場合は除きます。
GKは試合中一回のミスが命取りになります。したがって、限られた回数を集中してこなすことが重要です。
ですが試合の前日は選手に合わせ、良い形でトレーニングを終えれるようにしています。
すべてドロップボールで蹴っています。なぜドロップボールで蹴っているのか?
その理由は以下のブログで解説しています👇
グラウンダーのボールキャッチ(サイドステップ&クロスステップ)
先日以下のようなツイートをしました👇
午前中は大学トレーニング(前日調整)
グラウンダーのボール
近年、シュートスピードが上がっているので移動してから重心を落としてキャッチするとミスが起こってしまう。そのため移動しながら重心を落とすことを意識しました。
選手には意図的に先に動いてもらいました。
ツイートの通り、グラウンダーのボールをキャッチするときは移動してから重心を下げるのではなく、重心を下げながら移動することを意識しました。最後、大股でボールに合わせると、横から膝を使って「壁」を作ることができるので股を抜かれる心配はないです。
トレーニング
ローリングダウン→ワンステップダイビング
最初にW-upとして、ローリングダウンを行い、そのあとワンステップダイビングを行いました。
斜め前にアプローチするためにコーンを置いてその前でキャッチするように仕向けました。この時「コーンの前でキャッチして!」とは言っていません。何も言わなくても選手たちが自然にできるようにマーカーやコーンの置き方も工夫したいと思います。
リアクション(テニスボール)→ゴロのダイビング
こちらのトレーニングは「試合を想定する」ことを意識しました。ゴールライン上に立ちセーブすることを想定しました。クロスボールに対して出られなかった時などゴールライン上に立ってセーブします。
リアクションスピードを高めるためにテニスボールを使い、その後コーンを回ってゴールライン上でセーブするトレーニングを行いました。
コーンを置いて(相手を想定して)クロスボール
こちらのトレーニングも「試合を想定する」ことを意識しました。クロスボールでは常に相手を想定しなければなりません。そのためにニアサイド、ミドルゾーン、フォアサイドにそれぞれコーンを置いてクロスボールの処理を行いました。
巻いてくるボールに対して苦手意識があったので、常にインサイドで巻くようなボールを蹴りました。左利きの選手がいたので左サイドから蹴ってもらいました。
左利きの選手がGKをするときは僕が左足で蹴りました。
選手にも配球の役割を与えていますが、GKコーチも左右両方の足でボールを蹴ることができなければならないと思いました。
まとめ
今回行ったすべてのトレーニングでは「新しい知識は頭に入れないようにする」ことを意識しました。今まで伝えてきたことを再確認する程度のことはしました。今まで伝えたことがない知識を伝えることはあえて避けました。
最後にもう一度、試合前日のトレーニングで意識することをまとめます。
- 筋肉に強い負荷をかけるトレーニングはしない
- 新しい知識は頭に入れないようにする
- 試合を想定する
- 良い形でトレーニングを終える
まずは、試合に向けて自分の持っている力を100%出すことに集中しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
YouTubeに練習動画を上げているので是非ご覧ください👇
https://www.youtube.com/channel/UCXCoS4OAiZkDbKC9FTYN7tA